春奈るなインタビュー! ポニーテールとツインテール、キミはどっちが好き? ニューアルバム「Candy Lips」で感じられる春奈るなの新しさ

ポップでキュート、そしてちょっぴりセクシーに。3月25日にリリースされる2ndアルバム「Candy Lips」のジャケットで、ポニーテールに挑戦した春奈るな。アルバムの新曲には、等身大の女の子の姿を歌ったカラフルな楽曲が並んだ。もちろん、彼女のもともとの魅力であるファンタジックで二次元LOVEな世界観も健在。表現の幅を広げた、現在進行形の春奈るなに迫る!


ポップでカラフルニューアルバム。より等身大の自分へ


──前作「OVERSKY」から約1年半ぶりとなる2ndアルバムのリリースですね。
春奈 はい、ようやく完成して、みなさんにお届けできるのは嬉しいです。この1年半、シングルのリリースはコンスタントにあったんですけど、アルバムは、ようやくという印象です。

──「snowdrop」、「Startear」、「君色シグナル」と配信限定の「るなティックワード」のシングル4曲が「Candy Lips」には収録されています。でも、各シングルのカップリング曲は収録されていないんですよね。シングルを買ったファンの方々への配慮を感じました。

春奈 「OVERSKY」の時もそうだったんですけど、アルバムには新曲をたくさん入れたいので、カップリング曲は基本的に収録しないんです。今回はアルバムリリース後の5月にツアーが決まっているので、なおさら、新曲をたくさんお届けしたいという気持ちがありました。

──新曲は7曲もあって、シングルを追いかけてきたファンにとっても新鮮なアルバムになっていると思います。全体的に、どういう作品にしたいと思いましたか?
春奈 「Candy Lips」というアルバムタイトルからも感じていただけると思うんですけど、今回はポップでキュートな曲を多めに入れようと思いました。その中に、春奈るなのイメージとのギャップとして、ちょっとセクシーな曲やバラードも入っていて、盛りだくさんの内容になりました。


──今回のアルバムに先駆けて、今年1月にリリースされた最新シングル「君色シグナル」から、春奈さんのポップ路線を感じていました。アーティストとしての方向性がちょっと変わったのかなと。
春奈 前回のアルバムと比べると、色合いがガラリと変わったという感じですね。ワンマンライブ(2014年12月12日、渋谷公会堂での「春奈るなLIVE2014-WINTER-」)から自分の中で、その方向性が決まったんじゃないかなという気がしています。


──デビュー当初はゴシックでロリータな雰囲気でしたよね。
春奈 はい、以前は衣装も黒と白が多めでしたが、最近は色を取り入れるようになりました。今のようなカラフルな服を着て、ポップな曲を歌っているほうが、等身大の自分でいられるのかなと思うようになって。ライブをしていても楽しさが増したように感じています。

──新曲「乙女の願い事」の中に、「ポニーテール ツインテール キミはどっちが好きなのかな?」という歌詞がありますよね。この言葉が、春奈さんのイメージチェンジを、もっとも的確に表しているのかなと。
春奈 デートの前に、どっちの髪型にしようか迷っている詞ですね(笑)。


──ツインテールは、どちらかというと以前のゴシックな春奈さんで、ポニーテールにしたことで、アーティストとしてのイメージをより広げることができたのが、今回のアルバムなんだと解釈しました。
春奈 そう言ってもいいかもしれないですね。ライブで感じたことなのですが、ポップな曲を歌っている時にみんなが見せてくれる笑顔が、すごく楽しそうだったんです。私が表現すべきことは、これなのかなという気がして、ポップな自分を意識するようになりました。

──ライブで感じたことというのは、お客さんのダイレクトな反応のことだったんですね。
春奈 はい。もちろん、デビューシングルの「空は高く風は歌う」のようなドラマチックな曲を歌う私も、もうひとつの持ち味として、ずっと見せていきたいなと思っているんですけど、みんなといっしょに明るく盛り上がれるということを大事にしたいなと、ワンマンライブを通して強く感じました。

アルバムのリード曲「みんな絶対キミが好き」は、直球のラブソング!


──アルバムの1曲目は「Prologue ~Candy Lips~」。短いインストで、最後にアルバムの始まりを告げる春奈さんのボイスが入っています。

春奈 ポップな世界観が広がっていくことを、まずはサウンドでお伝えしたいなと。私のボイスもポップでキュートな感じで、そこから2曲目の「君色シグナル」に繋がっていくのですが、ライブでもこの流れを再現したいなと思うくらい気に入っています。

──ドキドキさせてくれる流れで、まさにライブ向きだと思いました。「君色シグナル」はすごくポップな曲で、今回のアルバムへの流れを作ったシングルでもありますよね。

春奈 「アイヲウタエ」のように、今までもポップな曲は歌っていたんですけど、ここまでポップ度が振り切れている曲は「君色シグナル」が初めてでした。歌っていて楽しいですし、ありのままの自分を表現できているんじゃないかなと思います。

──「君色シグナル」のシングルは、カップリングの2曲も全部ポップで、80年代アイドル路線に来たか!? と感じさせられた1枚だったんです。春奈るなが歌う、こういうカラフルな世界もいいなあって。

春奈 作っていて、すごく楽しかったですね(笑)。同じ路線の曲が、アルバムにはたくさん入っています。

──3曲目の「みんな絶対キミが好き」は、まさにそうですね。

春奈 アルバムのリード曲で、恋の試練を乗り越えていく女の子の曲です。恋する相手に、「キミでなくちゃダメなんだよ!」と、いつか絶対言わせたいと思っていて、そこはとても共感できました。

──ストレートなラブソングですよね。

春奈 かなり直球ですね(笑)。ラブ押しです。サビを何度も繰り返しているのが特徴で、歌っていると気持ちが高ぶってきましたし、みんなが口ずさみやすいフレーズなんじゃないかなと思います。

──「みんな絶対×7 君が好きだよ」とか、「永久(≒A級) L♡ve」〉とかサビの歌詞はとにかくキャッチーです。

春奈 「絶対」を7回繰り返すところは、ライブで盛り上がりたいですね。みんなと掛け合いしながら歌ってみたい曲が、今回のアルバムには多いんです。「永久(≒A級) L♡ve!」は、歌詞を文字で見た時に面白いですよね。それはミュージックビデオで確かめていただきたいです。

──「みんな絶対キミが好き」は3月11日から楽曲が先行配信され、ミュージックビデオもすでに公開されていますね。

春奈 プリクラ機の中で私がひとりライブをしているという作りなんです。歌っている姿に、歌詞がプリクラの書き文字っぽい雰囲気で重なっていきます。撮影ではずっと曲にリップを合わせながら動かなければいけなくて、一度間違えたら最初から全部撮り直しなので集中しました。すごく面白い出来になっているので、楽しんでいただけたら嬉しいです。

──プリクラ機のカメラの位置に撮影カメラがあって、プリクラ機の中にいる間はずっとカメラ回しっぱなしだったんですね。

春奈 そうなんです! だからカメラは一切動かないので、自分でタイミングを計ってカメラに近づいてアップになったり、アングルには気を配りました。

──カメラマンさんは動かなくていいけど、春奈さんは大変でしたね(笑)。

春奈 でも、撮影自体はそんなに時間がかからなくて、むしろ、「君色シグナル」のミュージックビデオのほうが大変でした。あの時はひとりで4人分のラインダンスを踊ったので。

──「君色シグナル」のミュージックビデオも「Candy Lips」の初回限定盤に収録されていますが、4タイプの衣装で別撮りして、4人の春奈さんが並んでラインダンスをしているんですよね。

春奈 最近、ダンスは頑張ってレッスンしているので、その成果をお見せできたらいいなと思いました。

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