「楽園追放」、第24回日本映画批評家大賞でアニメ部門作品賞を受賞! 映画評論家のみを選考委員にした映画賞

アニメ映画「楽園追放-Expelled from Paradise-」が第24回日本映画批評家大賞でアニメ部門作品賞を受賞した。

2014年11月15日に劇場公開された「楽園追放-Expelled from Paradise-」は、東映アニメーションとニトロプラスによる完全オリジナルのアニメ映画。セルルックの全編フルCG作品で、監督は水島精二さん、脚本は虚淵玄さん、キャラクターデザインは斎藤将嗣さん、アニメーション制作はグラフィニカが担当。人類の安住の地・電脳世界ディーヴァが謎のハッキングに侵されたことを受け、捜査官アンジェラが荒廃した地上へと舞い降り、フロンティアセッターと名乗るハッキング主の謎に迫るというストーリーとなっている。

わずか13館での公開ながら初週週末興行成績で第9位にランクインして注目を集め、3週目には興行収入1億円を突破。最終興行収入は1.8億円、BD/DVDの販売本数も7万本を超える大ヒットとなった本作。今回、「第24回日本映画批評家大賞」においてアニメ部門作品賞を受賞した。同映画賞は、権威ある「ニューヨーク映画批評家協会賞」などと同様に映画評論家のみを選考委員とした"批評家による批評家だけの目で選んだ映画賞"であるため、製作を担当した東映アニメーションは「選ばれた意義は非常に大きいものがあります」とコメントしている。

ちなみに、アニメ監督賞は「思い出のマーニー」の米林宏昌さん、アニメ功労賞は「STAND BY ME ドラえもん」のプロデューサーである梅澤道彦さんと阿部秀司さん、アニメ声優賞は山寺宏一さん、アニメ特別賞は「ジョバンニの島」(監督:西久保瑞穂)が受賞している。

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