コードギアス 亡国のアキト、第3章スタッフトークショーレポートが到着! 「(第4章について)戦闘は山盛りです」

アニメ「コードギアス 亡国のアキト」より、5月2日に劇場上映が始まった第3章「輝くもの天より堕つ」のスタッフトークショーレポートが到着した。



アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の第1期と第2期の間を時代背景にした最新作として 4章構成で劇場上映される「コードギアス 亡国のアキト」。2012年8月に第1章「翼竜は舞い降りた」が、2013年9月に第2章「引き裂かれし翼竜」が劇場上映され、人気を博した。第3章「輝くもの天より堕つ」は2015年5月2日、第4章「憎しみの記憶から」 は7月4日に上映開始となる。当初、第4章が最終章となる予定だったが、第5章の制作が決定した。

第3章「輝くもの天より堕つ」のスタッフトークショーレポートが到着。スタッフトークショーは5月15日に新宿バルト9で行われ、監督・赤根和樹さん、キャラクターデザイン・木村貴宏さん、総作画監督・島村秀一さんの3人が裏話などを披露した。以下、レポート。


それぞれの仕事内容を説明する途中でまず話題にあがったのが、アキトたちが前半で着た民族衣装。「CLAMPさんの原案は美しいけれど、パーツがたくさんついていて描くのが大変そうだと思った」と赤根監督が言うと、木村も「CLAMPさんにお願いするということは、動かしやすさ優先のアニメーターの発想にはないものを求めているから。だから、原画の人はがんばってと思ってアニメーション用のデザインを描きました。そうしたら、ダンスのシーンの原画は自分が担当することになってしまった(笑)」と苦労を明かした。
また赤根監督が「びっくりした、というアヤノのパイロットスーツの着こなし。大胆に前をはだけているのは、実は島村の発案だったという。「最初はちょっとクールっぽいキャラクターとして登場したアヤノだけれど、開放的な子、あっけらかんとした子なんです。仲良くなるといろんなところが気になるんじゃないかと思って描きました」(島村)。
続いては話題にあがったのは、多数のファンが気にかけているジュリアス・キングスレイと枢木スザク。赤根監督は「福山潤さん、櫻井孝宏さんは、もうキャラクターをつくりきってますから、アフレコが終わった時はこちらが『ああ、なるほど』と思わされる感じでした」とアフレコの様子を紹介。島村さんは「あの2人はメインキャラクターたちとは別にまた神経を使った」と告白。立つときにまっすぐな『アキト』のキャラクターたちと異なり、ジュリアスは腰が入っているんで、若干“くの字”になるのがポイントとジュリアスらしさのポイントを説明した。
また、事前に募集してtwitterから寄せられた質問も取り上げられた。「記憶が混濁した時に、なぜジュリアスは水を求めているか」という質問に、赤根監督からは「ジュリアスはどうやら記憶が失われていて、その喪失と乾きが重なっているんです。もしかすると幼い日の夏の思い出が蘇っているのかもしれない」と返答。「描きやすいキャラクター、難しいキャラクター、楽しいキャラクターは?」という質問について、島村は「描きやすいキャラクターは1人もいません(笑)」と返答。その上で「ワイヴァン隊、特にアキトについては、最初から赤根監督と意見を交わしながら、進めてきたキャラクターなので思い入れは強いです。ただ彼の表情を描くのはとても難しいです」と話した。これを受けて木村も「僕もアキトには思い入れはあるけれど、アキトの表情は難しいですね」と島村に同意した。なお、木村はダンスのシーンでアヤノを描いて、アヤノを好きになったという。
赤根監督は「第4章は、予告にも登場しているアシュラ操るアフラマズダの戦闘シーンはなかなかおもしろい画になっています。しかもそれだけではなく戦闘は山盛りです」と見所をアピール。最後の挨拶で「人間模様も動いていき『憎しみの記憶から』というサブタイトルで示すあるものも出てきます。是非楽しみにしてください」とトークを締めくくった。

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