ダチョウ上島竜兵、「実働2分」だったことに怒ってキス芸を披露! アニメ映画「天才バカヴォン」完成披露舞台挨拶レポート

5月23日に公開となるアニメ映画「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」だが、完成披露舞台挨拶が5月14日に行われた。



「天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~」は、赤塚不二夫さんの生誕80周年を記念して制作される、「天才バカボン」初の長編映画。「秘密結社鷹の爪」のFROGMANさんが監督・脚本として、「天才バカボン」「フランダースの犬」という名作アニメ2作をバトルで融合させる。制作はDLE。フジオプロ、ぴえろ、日本アニメーションが制作協力として参加する。物語は日本中に感動を呼んだ「フランダースの犬」のラストシーンからスタート。しかし、ネロとパトラッシュは天使の手を振りほどき、悪の手先となって現代に蘇り、自分たちを虐げてきた人間への復讐の鬼となり悪事を繰り返すことに。そこで、バカボン一家が馬鹿さを武器に彼らに挑むこととなる。瀧本美織さん、犬山イヌコさん、ダチョウ倶楽部・上島竜兵さん、村井國夫さん、岩田光央さん、FROGMANさんの愛犬という豪華キャストでも話題になっている。

新宿バルト9で行われた完成披露舞台挨拶には、監督のFROGMANさんをはじめ、瀧本美織さん、犬山イヌコさん、上島竜兵さん(ダチョウ倶楽部)、村井國夫さんといったキャストが参加。さらに、主題歌アーティストの発表にあわせてクレイジーケンバンドの横山剣さんが駆けつけるなど、大いに盛り上がった。以下、レポート。


MC:まずは皆様から一言ずつ、本日、映画の完成披露を迎えられた感想をお伺いしていきたいと思います。
FRGOMAN:完成して良かったです!
犬山:バカボン役の犬山です。素晴らしい映画に出演できて嬉しいです。
瀧本:ネロ役の滝本美織です。先に映画を観させてもらったんですが、楽しくて面白かったです。ポップコーン片手に楽しんでください。
上島:こにゃにゃちわ。レレレのおじさん役、実働2分の上島です(笑)。面白い映画になりました!
村井:ダンテ役、渋い声でやってます。


MC:今回なぜバカボン一家とフランダースの犬を組み合わせた作品を作ろうと思われたのでしょうか?
FROGMAN:実は今年が赤塚不二夫先生の生誕80周年。やるぞ!と思いましたね。でもTV版の長尺じゃなく、世間をあっと言わせるものにしたいと思った。そして赤塚先生ならどうやるだろうと考えた。そのときに出てきたのが「フランダースの犬」だったんですよ。実は簡単なあらすじは2日間くらいで出来ました。


MC:ご出演者の皆様は、この映画の企画・脚本を最初にご覧になられたとき、どのように思いましたか?
犬山:世の中的には冗談だと思ったと思う。こういった企画が通って、完成して…日本は素晴らしい!
瀧本:自分の中で、「フランダースの犬」はきれいな物語で完結していましたよね。それが今度は復讐の話って…(笑)。こんなこと、FROGMANさんにしかできないと思いました。
上島:実働2分だけど、脚本は全部読みましたよ!スピード感のあるまぐわいが良かったですね。
村井:「誰だこんなバカな話を思いついたのは?」と思った。でも完成してみて、面白いものが出来上がったと思う。


MC:そのような個性的な企画の作品ですが、実際にご覧になられていかがでしたか?
犬山:「どんだけ破天荒なんだ」と。でもグッと来るシーンも会ったり。デートにも最適だと思います!
瀧本:良く「ネロにそっくり」と言われるんです。しかも声じゃなくて顔だって。次は実写版ですかね?(笑)
上島:ネロも、バカボンも、良かったですね~。もちろんダンテも。パパって誰がやってたんですか?え?監督?そりゃ〜もちろん素晴らしかったです!
村井:監督が一番良い役(バカボンのパパ)じゃん。良いとこ持ってってさー。(上島さんの方を観ながら)
上島:そうだ!こっちは実働2分なのに、ふざけんじゃねえ!
 →監督に詰め寄り、監督も答えつつ、最終的にキス。
監督:唇、柔らかいんですね。(笑)


MC:それではここで、本日特別ゲストにお越し頂いております!本映画の主題歌を担当しております、クレイジーケンバンドの横山剣さんです!
横山:どうも!


MC:今回、バカボンの映画の主題歌を作られるにあたって、どのように制作を進められたのでしょうか?
横山:監督から直々に依頼を頂いて作りました。


MC:横山さんは、映画ご覧になられていかがでしたでしょうか?
横山:ぐっと来る場面が次々と。最後にあったかい気持ちになれる。時代が忘れていたものがある。オールディーズじゃなく、現役であるんです。


MC:監督は、完成した主題歌を聞いたときの感想などお伺いできますでしょうか?
FRGOMAN:主題歌の「パパの子守唄」すっっっっっごく良いんですよ。バカボンシリーズは皆が歌える名曲ばかりですが、また増えましたね。この曲を聞いて、映画が完成したと思った。


MC:それでは最後に皆様、一言ずつお願いいたします。
犬山:もう1回観なくっちゃ!と思った。内容が濃いので。見切れなかったら2回、3回とチャレンジしてください。
瀧本:この映画を観て、みんなでバカになりましょう!
横山:人間の不完全さが描かれていて、だからこそかわいいです。そこにグッときました。
バカボン:とにかくみんな観るのだ!
上島:実働2分ながら本編は2回観ました。世界最速の「おかわりバカボン」しました。最高です!
村井:私の世代は赤塚先生の生き方に影響を受けています。「コレで良いのだ」と言って死にたい。この映画の中にもそんな赤塚スピリットがあって嬉しく思います。
監督:実は制作発表直後に自分の父親が亡くなりました。僕は7人兄弟の末っ子で、男ばっかりだった。7人も育てるなんて本当に大変です。オヤジはバカです。でも大人になるまで、育ててくれた。僕はオヤジがバカで、本当に良かったと思ってます。

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