アーティスト内田彩の本気が見えた! セカンドアルバム「Blooming!」、ついに完成

「ラブライブ!」の南ことり役などで、多くのファンに愛される「うっちー」こと内田彩さん。2014年11月にリリースされたソロデビューアルバム「アップルミント」では、声優の枠を越えた彼女の可能性を垣間見ることができた。そして早くもセカンドアルバム「Blooming!」が完成。いったいどんな作品になったのか、たっぷり語っていただきました!



いろいろな花が咲き誇っているアルバムです


──花に囲まれたジャケット写真が、すごくかわいらしいですよね。


内田 アルバムタイトル通り、咲き誇っています! 前作の「アップルミント」は、ソロデビュー作ということで、自分の中で花開いたものがあったり、ファンのみなさんの中で新たな内田彩が花開いたりしたと思うんです。セカンドアルバムも前作に引けを取らないくらい、いろいろな色の花が咲き誇っている、私の中のたくさんの表情を見せられるアルバムにしようねと、スタッフのみなさんと話し合って、「Blooming!」というタイトルをつけました。


──アルバムが完成して、どのように感じていますか?


内田 聴いてくださった方がびっくりするんじゃないかって思うくらい、いろいろなタイプの曲が収録されていて、アーティストとして成長できたかなと感じています。声優としての私は、そのキャラクターのかわいらしさが際立つようなキャラクターソングを歌うことが多かったので、ソロになった時に別の一面を出すと、みなさんはどう感じるのかな、と最初は不安もあったんです。でも、今回のアルバムではその殻を破れたというか、私は私のままでいいのかなって思える歌い方ができました。


──よりナチュラルな内田彩を感じることができるアルバム、ということですね?


内田 そうですね。キャラクターソングでは10代の女の子を演じて歌うことが多いので、その年齢感での歌い方になるんですけど、今回は等身大の歌に近づけた気がします。

──では、収録曲についてコメントをお願いします。1曲目の「Blooming!」はアルバムタイトル曲ですね。

内田 「アップルミント」に収録されていたポップなバンドサウンドを、さらにパワーアップした曲になりました。勢いはそのままに曲にふくらみが加わって、元気な中に大人っぽさも感じていただけると思います。

──初回盤のBlu-ray、DVDにはこの曲のミュージックビデオが収録されていますね。

内田 花に囲まれた、女の子らしい映像を撮っていただきました。沖縄でロケを行ったんですが、現地に着いたらどしゃ降りで(笑)。みんなで「なんでだー!」と言い合っていたんですけど、撮影の時だけはどうにかお天気がもってくれました。みんなから「晴れ女!」とはやし立てられて、その気になりました(笑)。

──はははは(笑)。ステキな映像になっていたと思います。

内田 お花とか海岸のセットとか、私が抽象的な言葉でお伝えしたイメージを、監督さんがみごとに映像にしてくださいました。


シリアスなロックに初挑戦しました


──2曲目の「スニーカーフューチャーガール」も軽快な曲ですね。


内田 タイトルに「スニーカー」という言葉が入っているとおり、何気ない日常を歌った曲です。この曲は最初に聴いた時にフレッシュな、今までにない新しい印象がありました。歌詞も、メロディだけを聴いた時に思い浮かんだイメージと重なり合っていて、うれしくなりました。1曲目の「Blooming!」とのつながりも、すごく好きです。

──1曲目の勢いをさらに加速するような曲ですよね。

内田 今回のアルバムには、私からこういう曲を歌いたいと提案して作っていただいた曲が2曲、「うっちーコンペ」という形で曲を選ばせていただいた曲が3曲収録されているんです。そういう意味でも、「アップルミント」よりもさらに意欲的にアルバム作りに取り組めたなと思っています。

──3曲目は「Like a Bird」。

内田 私から提案して作っていただいた曲のひとつです。お願いしたのは「シリアスなロック」。「アップルミント」は前向きで明るい曲が多かったので、今度のアルバムではハードでシリアスな曲も歌ってみたいなって。また新しい私を聴いていただけるんじゃないかなと思います。


──この曲は、歌詞の一人称が「僕」なんですよね。

内田 はい。だから、歌い方も自然に力強くなっています。声優としても、ここまで男の子らしい役はなかったので、こんなこともできるんだよって(笑)。ソロならではの挑戦をしています。

──次の「最後の花火」はドラマチックなラブソングですね。

内田 コンペで選ばせていただいた曲です。聴いた瞬間に、「はい、これ歌いたい!」って決めました。すごく切ないメロディで、歌詞には、好きな人とのお別れが描かれています。悲しさだけじゃなくて、さわやかな後味を伝えるためには、どうやって歌えばいいかなって悩んで。もうちょっとかわいい声で歌うこともできたんですけど、自分の気持ちがしっくり来るところで歌ったら、自然に声が大人っぽくなりました。

おすすめ記事