TVアニメ「サイコパス」、歴代の公安局キャラ声優陣が朗読劇を開催! 第2期と劇場版の間をつなぐ書き下ろしストーリー

イベント「朗読劇 PSYCHO-PASS サイコパス –ALL STAR REALACT-」が7月19日に東京・恵比寿ガーデンホールで開催された。


このイベントは、TVシリーズ第1期/第2期と劇場版が制作されるなど大ヒットを記録したオリジナルアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の声優陣による朗読劇。関智一さん、花澤香菜さん、野島健児さん、有本欽隆さん、石田彰さん、伊藤静さん、沢城みゆきさん、佐倉綾音さん、藤原啓治さん、櫻井孝宏さん、山路和弘さん、イベント当日にサプライズ発表となった東地宏樹さんといった歴代の公安局キャラを演じた12名に加え、劇場版でゲリラを演じた木村昴さんと利根健太郎さん、朗読劇オリジナルキャラ・唐鍬谷千一を演じた増田俊樹さんが参加した。

内容は、TVシリーズ第2期と劇場版の間をつなぐ書き下ろしオリジナルストーリーで、TVシリーズ第1期と劇場版の脚本を虚淵玄さんとともに執筆した深見真さんとXbox One用ソフト「PSYCHO-PASS サイコパス 選択なき幸福」を執筆した茗荷屋甚六さんによる共同脚本となっている。また、来場者に配布された発光ブレスレットを使った演出や昼夜それぞれの回でラストの展開を変えるなど、工夫を凝らしたステージが展開された。以下、コメント。


なお、イベントの模様を完全収録したBDが11月18日に発売となる。 特典は、三方背BOXやシナリオブック完全版。


・花澤香菜(常守 朱 役)コメント
最初から最後まで集中して演じましたし、あと朱ちゃんがまた追いつめられるような展開だったこともあって、ちょっと疲れました(笑)。(15名の)キャストの皆さんと一緒に、シリアスで、心が動かされるようなお話をしっかりと演じられたことと、会場の皆さんが「このお話はこの後どうなるんだろう?」とその行方を見守るように真剣に聴いてくださっていたことが、本当に嬉しかったです。ありがとうございました!


・関智一(狡噛 慎也 役)コメント
これまでのキャラクターがほとんど登場してお祭りのような要素もあり、それでいてしっかりとしたストーリー性もある、隙のない作品になったと思います。開演中、僕自身ずっと『PSYCHO-PASS サイコパス』の世界観の中にいた感覚で、終えた後に心地よい疲労感があったし、シナリオもTV1期の最後で狡噛が失踪してから劇場版で登場するまでの空白の時間も描かれていたりして、演じてすごくおもしろかったです。ありがとうございました!

<ストーリー>
一日限りの夢のステージで、そのすべては明かされる──
 人間の心理状態や性格的傾向を計測し、数値化できるようになった近未来。大衆はこの測定値を「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の俗称で呼び習わし、良き人生の指標として数値的な実現に躍起になっていた。
 サイマティックスキャンでPSYCHO-PASSが測定できず、包括的生涯福祉支援システム「シビュラシステム」に認識されないイレギュラー、鹿矛囲桐斗による透明人間事件解決から、少しの時を経た。常守朱率いる公安局刑事課一係は、新たな事件に直面する。目撃者はおろか街頭モニタリング装置にも犯人のログが残らない連続通り魔事件。唯一被害者の記憶には、狡噛慎也と縢秀星の姿が残されていた。朱は、罠であると察しながらも、かつての仲間を容疑者として追い始めるのだが……。
 一方、犯罪係数が特定できない「免罪体質者」槙島聖護を殺し、日本脱出に成功した狡噛は、動乱続く東南アジア「SEAUn(シーアン)」でゲリラに遭遇。政府軍の日本製軍事ドローンによって彼らが蹂躙されるのを目の当たりにする。放っておくことができずゲリラに肩入れするも、思わぬ危機に陥いる狡噛。そんな彼のもとに謎の人物が現れる……。
並行する事件、錯綜する想い。果たして、秘められた犯人の意図とは──?

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