秋アニメ「ルパン三世」、モンキー・パンチの生まれ故郷でイベントを開催! 「ルパン三世フェスティバルin浜中町」レポート

10月スタートのTVアニメ「ルパン三世」より、イベント「ルパン三世フェスティバルin浜中町」のレポートが到着した。

外伝やスピンオフではない純粋なTVシリーズとしては1985年の「ルパン三世 PARTIII」以来、実に30年ぶりとなる本作。イタリアとサンマリノ共和国が舞台であることにちなみ、2015年5月からイタリアRTI局で先行放送され、日本では秋に日本テレビほかで放送が始まる。総監督は劇場版「ルパンVS複製人間」や劇場版「カリオストロの城」にアニメーターや作画監督として参加した友永和秀さん、監督は矢野雄一郎さん、シリーズ構成は「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」の高橋悠也さん、音楽は名曲「ルパン三世のテーマ」を生み出した大野雄二さん、アニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルム。

原作者であるモンキー・パンチさんの生まれ故郷・北海道浜中町で8月8日~9日にイベント「ルパン三世フェスティバルin浜中町」が開催された。会場でしか見られないルパン三世コンテンツと北海道浜中町のグルメが体験できる催しで、9日にはトークショーも行われた。以下、レポート。

今回で第4回となる本イベント。今年は秋から放送の控えている新TVシリーズより、ルパン三世役の栗田貫一さん、石川五ェ門役の浪川大輔さんが、そして原作者のモンキー・パンチ氏が参加した。9日に行われたスペシャルトークでは、


モンキー・パンチ:「こんなに沢山の人が来てくれるのは本当に嬉しいです。ここに来てくれた人は友達だと思っています。このイベントはこれからも続けて欲しいです。」
栗田貫一:「3年連続でこのイベントに参加してますが、年々少しずつ大きくなっているのは本当にいいことだと思います。地元・北海道や浜中町の人のルパン愛を感じます。」
浪川大輔:「今日はモンキー・パンチ先生の故郷・浜中町に来れて嬉しいです。とても涼しく、自然も多く、感動しました。これからどんどん浜中町の宣伝をして、また来たいと思ってます。」


と発言し、満席の観客を沸かせた。
また、特設ギャラリーでは、新TVシリーズ「ルパン三世」展、「モンキー・パンチ」複製原画展、そして昨年公開され話題となった「次元大介の墓標」ビジュアル展など、貴重な展示が展開された。


『ルパン三世』新・本命シリーズ誕生!
 『ルパン三世』の新・本命ともいえるシリーズが誕生する。
 それが本年10月から日本テレビほかで放送が開始される『ルパン三世』だ。
 抜群の頭脳で難関を突破、いかなる標的も必ず奪う大泥棒で美女が大好きなルパン三世が、イタリアとサンマリノを舞台に数々のターゲットを狙う!ルパンの計画を共に遂行するのは、相棒にして無敵のガンマン・次元大介と居合抜きの達人・石川五ェ門。それに正体不明の美女・峰不二子。だが彼女は敵か味方かわからない。一方、彼らを追うのはルパン逮捕に執念を燃やすICPOの敏腕捜査官・銭形警部。このお馴染みの面々に加え、自由奔放なセレブ娘レベッカ・ロッセリーニがもう一人のヒロインとしてシリーズに大きく関わっていく。そしてイギリス諜報部MI6もルパンの動きを探ることになる。
 キャラクターひとりひとりの際立つ存在感。ただ群れるのではなくプロフェッショナルがミッションのために手を組むという関係性。軽妙なユーモア。随所に登場する実在の銃器や車輛。信頼と裏切りが錯綜し、最後の最後まで何が起こるかわからないスリリングな展開――。『ルパン三世』のオモシロサをギュッと凝縮し、超一級のエンタテインメントに仕上がった新・本命シリーズを存分に堪能してほしい。
 モンキー・パンチによる原作マンガ『ルパン三世』が初めてアニメ化されたのは1971年。緑色のジャケットを着たルパンが活躍する全23話のTVシリーズであった。1977年より再度TVシリーズ化。赤いジャケットのルパンは約3年計155話にわたり活躍する。その間より劇場映画も公開が始まり、その後現在に至るまでTVシリーズ、劇場映画、TVスペシャル、OVAなど様々な形態で新作が制作されてきた。アニメ化44年目の新たなルパン三世は、青いジャケットに身を包みイタリアとサンマリノを駆け巡る。


テレコム・アニメーションフィルム渾身のTVシリーズ
本作のアニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルムが担当する。『ルパン三世 カリオストロの城』以降、《ルパン三世》史上の要所にある作品の制作を担ってきたスタジオだ。熟達のベテランと気鋭の若手が机を並べ、腕を競い合うようにして本作の制作に臨んだ。総監督は友永和秀。『ルパン三世 カリオストロの城』の、あのフィアットの崖登りを手がけた名アニメーターが、新シリーズを統括する。キャラクターデザインは横堀久雄。長くルパンに関わりアクションシーンとカーアクションを得意とするアニメーターが、魅力あふれるルパンたちを創出する。シリーズ構成・脚本は高橋悠也。昨年公開された傑作『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』で観客のみならず出演者も唸らせた俊英がスリリングなルパンワールドを紡ぎ出す。そして音楽は大野雄二。もはや国民曲とも言えるルパン三世のテーマを新アレンジするほか、ルパンを知り尽くしたマイスターが本命ルパンの活躍を彩る。
熟達のベテランから気鋭の若手まで。いずれもプロフェッショナルなクリエイターたちの手によって磨き上げられたのが、今回の『ルパン三世』なのだ。

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