【秋の新作アニメ注目作品紹介】 Vol.1 「ハイキュー!!」「終わりのセラフ」など、期待がかかる第2期作品たち
いよいよ秋の新作アニメが出そろってきたわけだが、今期もその数はかなりのものになる。アキバ総研(あにぽた)では、これら秋の新作アニメの情報をいち早く網羅してまとめた「2015秋アニメ」を掲載しているが、9月16日時点で何と62本もの作品がピックアップされている。さすがに、これだけあると、どれを見ていいのか迷ってしまうという人のために、各テーマごとに分けて、注目作品を紹介していこうというのが、本シリーズの主旨である。
その第1回は、いわゆる「続編」となる「第2期作品」を取り上げようと思う。というのも、この秋アニメでは、人気となった作品の「続編」がかなり多い。その数、ざっと見ただけでも20本を超えるが、今回はその中でも特に注目度の高い、6作品をピックアップしてみた。どれも「第1期」がかなりの話題作となった作品ばかり。以下で紹介する「第1期」のあらすじをある程度頭に入れてから見ると、「第2期」から見るという人もすんなり作品を楽しめるはずだ。
なお、この秋始まるTVアニメ(秋アニメ)の一覧詳細は、こちらの「2015秋アニメ」をチェックしていただきたい。
■ハイキュー!! セカンドシーズン
コミックス累計発行部数250万部を誇る、古舘春一さんによるマンガ(2012年より週刊少年ジャンプで連載中)を原作としたアニメ作品。2014年3~9月の間、2クールにわたって放送されたバレーボールアニメ「ハイキュー!! 」は、あまりにも熱い主人公・日向翔陽と、冷徹な天才セッター・影山飛雄を中心に、個性あふれる烏野高校バレー部の面々が、さまざまな難敵を迎えながらも成長していくという、スポーツアニメの教科書とも言っていいような王道ストーリー。笑いあり、涙ありのストレートな表現と、運動部ならではの汗臭くも爽やかな演出が、多くのファンの感動を誘った。
第1期では、烏野高校の中心メンバーとなっていた3年生最後のインターハイ予選までを描いたが、秋から始まる第2期では、その後の物語が描かれる予定。インターハイ予選で破れた烏野高校バレー部のメンバーがどうなっていくのか、新たな強敵の登場はあるのか? さまざまな期待がかかるセカンドシーズンとなっている。
■終わりのセラフ 第2クール『名古屋決戦編』
「ジャンプSQ.」にて連載中のマンガ(原作:鏡貴也/漫画:山本ヤマト/コンテ構成:降矢大輔)を原作としたアニメ作品。未知のウイルスにより人口が激減し、吸血鬼の脅威に怯える世界を舞台にしたダークファンタジーで、原作コミックスはシリーズ累計460万部を突破する人気作だ。
今年の4~6月に放送された第1クールでは、日本帝鬼軍の吸血鬼殲滅部隊に所属する主人公・優一郎が、東京を舞台に吸血鬼部隊と戦い、最終的には新宿決戦で、吸血鬼として生きていた幼なじみ・ミカエラと戦場で再会を果たすまでが描かれた。その戦闘の場で、優一郎は、「最後のセラフ」と呼ばれる超能力を発動する。はたして、「最後のセラフ」とは何なのか? 日本帝鬼軍は何を目論んでいるのか? そして、優一郎とミカエラの行方は?
秋から始まる第2クールでは、これら第1クールで謎のままに残っている数々の秘密が明らかになるものと思われる。実は、原作コミック自体もまだ完結していないのだが、名古屋を舞台に変えたこの第2クールでは、原作者の鏡さん自身が原稿を執筆。アニメ先行でストーリーが進むという点も、ファンのみならず大いに気になるところだ。
■ノラガミ ARAGOTO
あだちとかさんによるマンガ(月刊少年マガジン連載中)を原作としたアニメ作品。ストーリーは、自分の社を建てるために人間からの依頼を賽銭5円で引き受ける主人公の神様・夜トと、夜トを助けようとして半妖となってしまった女子中学生・壱岐ひより、夜トの神器となる雪音らが引き起こすヒューマンドラマとなっている。
2014年1~3月に放送され人気となったアニメ版の第1期「ノラガミ」では、夜トと雪音の確執がメインで語られるが、細かい心情表現や、やるせない気持ちが、ボンズによる作画の美しさと相まって、多くのファンの心を打った。クセのあるキャラクターを、神谷浩史、内田真礼、梶裕貴などの人気声優が演じたこともあり、特に、神谷浩史ボイスによる電話音声サービス「夜ト電話」の着信数が100万件を突破したことなどでも話題となった。
第2期は、第1期の続編として原作の人気エピソード「毘沙門編」などが映像化される予定。スタッフやキャストは続投とのことで、再び、あの夜ト達の物語世界を見られることを心待ちにしているファンも多いはず。
■蒼穹のファフナー EXODUS(第2期)
「蒼穹のファフナー EXODUS」は、2004年にXEBECのオリジナルTVアニメとして制作された「蒼穹のファフナー」のTV第2期となる新シリーズ。今年の1~4月にかけて前半が放送され、いよいよ後半がこの秋より放送される。シリーズ構成を人気脚本家の冲方丁さんが手がけていることもあり、全体的に悲壮感が漂う重厚なストーリーとなっているが、それゆえに多くのファンを持つシリーズとなっている。
前半となる第1期では、宇宙から来た生命体「フェストゥム」と、ファフナー部隊との熾烈な戦いが描かれた。エスペラントの拠点、エリア・シュリーナガルにそびえる世界樹・ミール。それを襲うフェストゥムと、必死の防戦を行うファフナー部隊。戦闘は熾烈を極め、ファフナー部隊も絶体絶命のピンチに追い込まれていくのだが・・・。
元々前後半2クールで予定されていた本作だけに、前半が終わった時点では、まだ謎が多すぎる展開のまま。秋から始まる後半で、すべてが明らかとなり、10年にわたる「ファフナー」シリーズにも、新たなピリオドが打たれるのだろうか。展開が実に気になる第2期である。
■ご注文はうさぎですか??
Koiさんによる4コママンガ(まんがタイムきららMAX連載中)を原作としたアニメ作品。いわゆる「ゆるふわ」ものの作品で、ウサギがいる喫茶店「ラビットハウス」を舞台に、そこに集う少女たちの日常が描かれるだけなのだが、妙な中毒性があり、放送後からじわじわとネットを中心に人気が高まっていった。特に、「ニコニコ動画」による同時実況が話題を呼び、その中から、流行語ともなった「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」という名台詞も生まれたほど。
こうして大人気となった第1期を受け、この秋からは第2期がスタートする。ちなみに「まんがタイムきらら」系の4コママンガを原作としたアニメでは、本作のほか、「ひだまりスケッチ」「けいおん!」「きんいろモザイク」など、名作と言われるゆるふわものがそろっているだけに、第2期も鉄板のゆるふわ作品となりそうだ。
■K RETURN OF KINGS
2012年10~12月にかけて放送された「K」。7人の覆面作家集団「GoRA」が原作と脚本を担当し、多数の美形キャラと人気声優陣が出演したことで話題となった。どちらかと言えば、女性向けのアクション作品といった雰囲気の本作だが、第1期の放送から3年を経て、ついに待望の第2期がスタートする(2014年7月に劇場版「K MISSING KINGS」が公開された)。
「K」の世界は、現実と微妙に異なる歴史を歩んだ現代日本が舞台。そこで7人の「王」たちが争っており、それに巻き込まれていく少年少女たちが、超能力(異能)を使いながらバトルを繰り広げていく。今回のTVシリーズ第2期「K RETURN OF KINGS」は、2014年7月に公開された劇場版「K MISSING KINGS」の後の世界が描かれるという。
とにかく登場人物が多く、ほとんどのキャラが美少年ということから、今期も特に女性ファン必見の作品となるだろう。
なお、本企画【秋の新作アニメ注目作品紹介】Vol.2では、この秋アニメで多い「リバイバル大作」についてご紹介する予定だ。どうぞお楽しみに!
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