秋アニメ「ヤング ブラック・ジャック」、声優コメント到着! 「未熟なりにも直向きな間黒男の葛藤と成長を是非」

10月スタートのTVアニメ「ヤング ブラック・ジャック」より、声優コメントが到着した。


「ヤング ブラック・ジャック」は、手塚治虫さんによる名作「ブラック・ジャック」を原作としたマンガ「ヤング ブラック・ジャック」をアニメ化した作品。1960年代を舞台に、後に天才外科医ブラック・ジャックとなる間黒男の若かりし頃を描く。命を助けてもらった外科医に憧れて医学生として腕を磨いていた彼が、なぜ無免許で法外な金額を要求する闇医者となったのか、その秘密が明らかになる。監督は「リストランテ・パラディーゾ」「最終兵器彼女」の加瀬充子さん、シリーズ構成・スーパーバイザーは「火の鳥」「装甲騎兵ボトムズ」の高橋良輔さん、アニメーション制作は手塚プロダクション。

今回、アフレコ現場から声優コメントが到着。間黒男役の梅原裕一郎さん、藪役の遊佐浩二さん、岡本舞子役の伊藤静さん、軍医役の諏訪部順一さん、ナレーション担当の大塚明夫さんがキャラクターや作品の見どころを語っている。


なお、10月1日21時30分からは、梅原裕一郎さん出演の放送開始直前特番(http://live.nicovideo.jp/watch/lv23455936)が配信される。



・間黒男役 梅原裕一郎
――ご自身の演じられる役はどんなキャラクターですか? 演じてみて、もしくは原作などを読まれて感じたキャラクターの印象を教えてください。
のちに天才外科医「ブラック・ジャック」となる間黒男ですが、今はまだ年相応の青さを感じます。「人を助けたい」という強い意志を持った、一見クールですが、とても情熱的な人物だと思います。苦しみながらも、理不尽な状況に立ち向かっていく姿は、本当に格好いいです。
――『ヤングブラック・ジャック』の作品の世界観や物語については、どのような印象をお持ちですか?
舞台は1968 年という、僕が体験したことのない時代ですが、当時の社会情勢からくるエネルギーを強く感じました。間黒男が出会う人たちはそれぞれが自分達の正義を持っていると思います。当時の社会問題がテーマにはなっていますが、今の時代にも通じるものがあります。間のセリフを通して、現代社会へのメッセージを感じました。
――この作品のどんなところに注目して観てほしいですか? お薦めポイントを教えてください。
手術のシーンはもちろん、緊張感のあるこの作品の中で生きるキャラクター達のリアクションに注目していただきたいです。全く同じ反応や考えをしている人間はいませんし、いろんな人間の思惑が絡み合っている様は、現実世界にも通じるものがあると思います。
――ファン(視聴者)の方へメッセージをお願いします。
『ヤングブラック・ジャック』は、キャラクター達の姿に惹かれたり、医療シーンを楽しんだり、根底にある社会的なテーマについて考えたり、さまざまな楽しみ方ができる作品だと思います。理不尽な現実を突きつけられ、苦しみながら、もがきながら成長していく間黒男を見守ってあげてください。


・藪役 遊佐浩二
――ご自身の演じられる役はどんなキャラクターですか? 演じてみて、もしくは原作などを読まれて感じたキャラクターの印象を教えてください。
藪先生は、ある事情で、医者としては致命的な欠陥を持ってしまっています。おまけにあんなことも……。ただ、心は優しく、芯に持っているものは熱い人です。
――『ヤングブラック・ジャック』の作品の世界観や物語については、どのような印象をお持ちですか?
間君のまだ若い頃のお話ですので、人間的にもまだまだな部分があり、『ブラック・ジャック』とは違う楽しみがある作品だと思います。人間の辛い部分や苦い経験など、「すごい」だけではないハードなところが心に響きますね。
――この作品のどんなところに注目して観てほしいですか? お薦めポイントを教えてください。
もちろん間君の成長を見ていただきたいですが、その周りの人たちも彼に影響を与えます。いろんな人の抱えた想いを観てください。
――ファン(視聴者)の方へメッセージをお願いします。
皆さん、観終わったあとに「楽しい」だけが残る作品ではなく考えさせられる作品、それが『ヤングブラック・ジャック』です。じっくりと様々な人間模様、間の成長を見届けてください。


・岡本舞子役 伊藤静
――ご自身の演じられる役はどんなキャラクターですか? 演じてみて、もしくは原作などを読まれて感じたキャラクターの印象を教えてください。
この時代の女性でありながら、医療の道を真剣に真摯に目指す貴重な人だと思います。間の技術を目の当たりにしてもそれに挫けることなく、医療に携わる者として自分なりの考えや使命感を持ってその道を進める、とても強い女性だと感じています。
――『ヤングブラック・ジャック』の作品の世界観や物語については、どのような印象をお持ちですか?
間黒男という人が、それを取り囲む人たちが、この時代の中でどんなことを思いながら医療を志して生きているのかを、より人間臭く、身近に感じられるように描かれているなという印象です。
――この作品のどんなところに注目して観てほしいですか? お薦めポイントを教えてください。
ブラック・ジャックがいかにしてブラック・ジャックになったのか、なぜそうでなければならなかったのかが描かれている作品ですので、そういう部分をぜひ見ていただきたいです。そのほか細かい登場人物にもそっと注目していただけると、更に更に楽しめるのではないかと思います。
――ファン(視聴者)の方へメッセージをお願いします。
『ブラック・ジャック』をご存知の方もそうでない方も楽しめる作品ですので、ぜひ一度、触れていただきたいと思います。その上で改めて、『ブラック・ジャック』も手に取っていただけたらいいな…と個人的に思っています。


・軍医役 諏訪部順一
――ご自身の演じられる役はどんなキャラクターですか? 演じてみて、もしくは原作などを読まれて感じたキャラクターの印象を教えてください。
そこに患者がいるならばどんなところにでも駆けつけるドクター。文字通り命懸けで治療に取り組む非常に熱い男です。オリジナルの『ブラック・ジャック』に登場する「あの男」の若かりし頃という設定ですが、あちらのイメージとはかなり違いますね。
――『ヤングブラック・ジャック』の作品の世界観や物語については、どのような印象をお持ちですか?
手塚治虫先生の『ブラック・ジャック』の世界観をベースに描かれる新たなる物語。ミッシングリンクのようでありながら『ヤングブラック・ジャック』オリジナルの要素もあったりして、非常に面白い作品だと思いました。
――この作品のどんなところに注目して観てほしいですか? お薦めポイントを教えてください。
『ブラック・ジャック』以外の手塚作品に登場するキャラクターがモチーフとなった人物が登場したりします。そういったファンサービス要素も見どころのひとつかと。
――ファン(視聴者)の方へメッセージをお願いします。
オリジナルの『ブラック・ジャック』を御存知の方はより一層、そうでない方も勿論お楽しみ頂ける作品になると思います。個人的には「軍医」氏のスピンオフを制作して頂きたい! まずは本作、応援よろしくお願い致します!


・ナレーション 大塚明夫
――この作品のどんなところに注目して観てほしいですか?
未熟なりにも直向きな間黒男の葛藤と成長を是非見ていただきたいです。
――ファン(視聴者)の方へメッセージをお願いします。
『ブラック・ジャック』の歴史に新たな1ページが刻まれます。期待して待っていてください。

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