内田彩 2ndライブ「Blooming!」レポート 7000人のファンが集結ステージで自転車も披露!

2015年12月5日（土）、声優・内田彩の2ndライブ「Blooming! ～咲き誇れみんな～」が有明コロシアムにて開催された。2ndアルバム「Blooming!」を引っさげてのステージはダブルアンコールも飛び出し、冬の寒さを吹き飛ばす熱い盛り上がりを見せた。

今年5月開催の1stライブ、11月開催の1.5thライブに続く、今回の公演には約7000人のファンが詰めかけ、過去最高の来場者を記録した。2ndライブ用のピンクTシャツを着ている人も多く見られ、全員が今や遅しと開演を待ち受けていた。

ライブはリード曲「Blooming!」からスタートした。内田は頭の花飾りがチャームポイントのジャケット衣装を身につけて登壇。会場はファンが振るピンク色のペンライトで彩られ、満開の光景を生みだしていった。曲を終えた内田は「みんな! 咲き誇る準備はできてますか!?」と問いかけ、ファンは割れんばかりの声援で応えた。

「それではみんな笑顔で聴いてください!」と披露したのは、ギターポップ・チューンの「スニーカーフューチャーガール」だ。内田は歌詞に合わせてステップを交え、キュートな振り付けでファンの視線を釘付けに。「最後の花火」では観客たちが赤いペンライトを灯して切ないラブソングの世界観を表現。感情のこもった歌声を後押しした。

MCに移ると、大勢のファンを前に「自分でもまだあまり信じられなくて……」と驚きを隠せない様子。「でも有明コロシアムは距離感が近い会場なので、みんなの顔が後ろまで見えるんですよ!」と語りかけると大歓声が巻き起こった。

MC明けの「Go! My Cruisng!」ではセンターステージに移動し、客席の目の前でビートロックを熱唱。「せーのっ!」の掛け声でファンと飛び跳ね、会場は心地よい一体感に包まれていく。「Let it shine」では「なにそれ」の歌詞に合わせて客席を指差すポージングを決めて、可憐なパフォーマンスを見せつけてくれた。

続いての「ハルカカナタ」は情感あふれるバラード曲。オレンジ色のペンライトが夕焼けのような景色をつくり、ノスタルジックな雰囲気の中でしっとりとした歌声を響かせた。

その後、いったんステージからはけると、今度は自転車とともに登場。「いざゆけ! ペガサス号」を自転車に乗りながら歌うという荒ワザにチャレンジした。楽曲の中盤に差しかかるとセンターステージにまで突撃し、途中でコケそうになりながらも全力で歌いきった。
この自転車は曲タイトルのペガサス号をモチーフとしたものだ。内田はペガサスらしくするため白いファーをたくさん付けてもらったものの、スタッフから「ウサギちゃん」と呼ばれてしまったと打ち明けて会場の笑いを誘った。
さらに衣装もカラフルな花をあしらったスカートにチェンジ。アルバムジャケットの背景をイメージしたキュートな姿に大きな拍手が送られていた。

いよいよライブも後半戦。「ここからは初披露の曲をお送りしたいと思います!」と宣言し、「妄想ストーリーテラー」と「Daydream」を歌唱。ステージには多くのシャボン玉が舞い、これまでとは異なる幻想的な楽曲を演出した。お披露目を終えた内田は「こういう曲は緊張したんですけれど、私の新しい一面を見てもらえたんじゃないかなと思います」と晴れやかな表情を浮かべた。

これまでのセットリストは2ndアルバムの曲順通りだったが、続いては1stアルバムの楽曲ラッシュに突入。「泣きべそパンダはどこへ行った」ではパンダのぬいぐるみ、「キックとパンチどっちがいい?」ではモンキー・タンバリンを手にして、おなじみの楽曲を歌い上げた。「Merry Go」ではファンと一緒にペンライトを持ち、全員で点滅させるという一幕も。その遊園地さながらのまばゆい景色に「私の漢字の“彩”と同じように、色とりどりのお花が咲いているようでとっても綺麗でした!」と感激の言葉を寄せ、2ndアルバムのラストを飾る「with you」でライブを締めくくった。

直後のアンコールでは「ONE WAY」をはじめ、1stアルバムの楽曲を次々と披露。最後は「私のソロライブはここからはじまったということで、この曲を歌いたいと思います!」と、アルバム表題曲の「アップルミント」を絶唱。「私もすごく笑顔が咲いていたと自覚しています!」と想いを伝えてステージを後にした。

だがファンからはさらなるアンコールを求める声援が鳴り止まず、声はいつしか「うっちー」コールに。ダブルアンコールを受けて三度登壇した内田は「アンコールは本編よりも距離が縮まった感じがして大好きです。ありがとうございます!」と胸の内を語った。そして2015年11月のアーティストデビューからの軌跡を振り返り、「ソロ活動2年目もぜひよろしくお願いします!」と会場を埋め尽くすファンに向けてメッセージを届けた。

2ndライブ「Blooming! -咲き誇れみんな-」のフィナーレは、今日2度目となるリード曲「Blooming!」。最終曲ながらこの日一番の声量で歌い上げた内田は「いつでもどんなときでも私は私で頑張るので、みなさんこれからも付いてきてください!」と絶叫し、全20曲のステージは大熱狂の内に幕を閉じた。