「新劇場版 頭文字D」、MEGA WEBコラボイベントレポート! 監督:「一番好きなキャラクターは池谷先輩」

アニメ映画「新劇場版 頭文字D」より、MEGA WEBで開催したコラボイベントのレポートが到着したのでご紹介しよう。



「頭文字D」は、1995年~2013年に週刊ヤングマガジンで連載され、コミックス全48巻の累計部数は4,860万部を誇る人気マンガ(作者:しげの秀一)を原作としたアニメ作品。"若葉マーク"の主人公が豆腐屋を営む父親が所有する型遅れの"ハチロク"(AE86スプリンタートレノ)を駆り、驚愕のドリフト走行で各地の走り屋たちと熱い公道バトルを繰り広げていく…といった物語で、1998年~2012年にTVシリーズ4作+劇場版1作+OVA数本が製作され、大ヒットを記録した。新劇場版は、CG制作技法が定評のサンジゲンとライデンフィルムが制作を担当し、劇中のクルマの動作音や走行音は全てプロレーシングドライバーが再現。さらに、キャストが一新されるなど完全新作に近い状態で、群馬エリア最速をうたう"ロータリーの高橋兄弟"(兄・涼介:FC3S RX-7/弟・啓介:FD3S RX-7)と主人公・藤原拓海のバトルを3部作で描く。

最終章となる「Legend3-夢現-」が2月6日に公開となるが、既報のとおり、1月13日からお台場の東京ジョイポリスにある車のテーマパーク「MEGA WEB」とコラボ企画を実施中。1月31日には、第3章公開記念イベントとして、過去作上映会、トークショー、ラッピングカー同乗試乗、ライブなどが行われた。以下、レポート。



・Legend1上映&トークショー
まずはメイン会場となった「MEGA Stage」にて『新劇場版「頭文字D」Legend1-覚醒-』を上映、その後、中智仁監督、音楽の土橋安騎夫氏、音響監督の清水洋史氏によるトークショーを実施。会場には車好き、頭文字Dファンが多数来場していることもあり、本作の見どころである走行シーンの描写や音などをディープに解説。音響監督の清水氏は「迫力ある走行はもちろん、車庫入れの音、ドアを閉める音、給油の蓋を開ける音、アクセルやクラッチを踏む音、エンジン切った時の「チッチッチッ…」なんて音まで。それぞれの車から録っています。」とそのこだわりを披露。さらに最終章を迎える本作について、中監督からは「拓海という何者でもない少年が、車を通して何者かになっていく成長物語でもあります。どなたでもそういった共感できる経験があると思いますので、ぜひLegend3をご覧下さい!」と会場に詰めかけた車ファンへ新作の見どころをアピールしました。


――新劇場版「頭文字D」のここが好き!
中監督
「拓海が車に興味を持ち、目覚めていき、車好きな人たちと出会っていく。そこがいいな、と思い、表現も意識しました。もちろんキャラクターはみんな好きですが、一番好きなキャラクターは池谷先輩。あのガソリンスタンドにたむろっている人達は親近感あっていいですね。」
土橋氏
「実際に車から収録した音と音の混ざり具合、それが車の映画ならではで好きです。これは是非劇場で見てもらいたい。五感でドキドキさせられます。」
清水氏
「この3部作は一夏の話なんですが、何者でもない若者が車を通して、人と出会い、ドライバーとしても成長していく、青春時代の熱さを感じることができる作品だと思います。」
――新劇場版「頭文字D」のここを聴け!
土橋氏
「音楽聞こえないな、と普段だと思いますが、この映画は別!清水さんには音楽消す勢いで音を出していいと話しました。実は今作では「DJ-D」という役で、私も出演しています。車載ラジオから音が流れているシーンを作ったのですが、どんなに加工しても普通に音楽が流れているだけにしか聴こえないんです。ラジオDJがいないからだ!と気付き、僕がやりました(笑)ぜひ探してみてください。(笑)」
清水氏
「複数の様々な車種がでてきますが、これは当時の車両から実際に音を録っているんです。かなり製造から年数が経っているので、各地のディーラーから集めに集めて3日間にわたり録音しました。迫力ある走行音はもちろん、車庫入れの音、ドアを閉める音、給油の蓋を開ける音、アクセルやクラッチを踏む音、エンジン切った時の「チッチッチッ…」なんて音まで。それぞれの車から録っています。是非、そのあたりを皆さんに堪能してもらいたいです。」
――『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』のココが見どころ!
中監督
「Legend1」「Legend2」とライバルが出てきて、それを拓海が撃破していくんですが、その車を通して仲間になっていくというのが、一つのテーマでもあると思います。負けたライバル達が、拓海に想いを馳せていく。そんなみんなの想いを背負い、原作でも一番のライバル、涼介と闘う。やはりそのバトルは見どころです。」
土橋氏
「原作「頭文字D」の中でも一番骨太な部分、一人の高校生が大人になっていくのが描かれているので、そこを感じとってもらいたいです」
清水氏
「3部作のラストがどういう形で終わるのか、ですね。拓海が一夏を経て、仲間、ライバルと出会い、父親との葛藤もあり、そして行き着いた先で、我々の「頭文字D」はどんなゴールを迎えるのか。どうやって終わらせるか、かなり悩みました。その末に辿り着いた結末を楽しみにして下さい。また、男だらけのスタジオでしたが、なつきにはすごく想いがあって、我々の遠い青春を思い出し、男の子の憧れる女の子を意識しました。」
――『最後に一言』
中監督
「原作が好きな方も、車が好きな方も、もちろん観ていただきたいと思いますし、拓海という何者でもない少年が、車を通して何者かになっていく、成長物語でもあります。どなたでもそういった共感できる経験はあると思います。是非劇場で体験してください。」
土橋氏
「とにかく迫力を体感していただきたいので、まずは劇場でご覧ください。」
清水氏
「頭文字は長い歴史を持つ作品です。日常にはない音、その迫力は、劇場に向けて作ったので、是非劇場で体験していただきたいです。」


・ラッピングラリー車スポーツ走行同乗試乗
さらに、トークショーの最後には【ラッピングラリー車スポーツ走行同乗試乗】の抽選会を実施しました。晴れて選ばれた会場のお客様は、Legend3の特別ラッピングカーに乗車できるだけでなく、プロレーサーによるスポーツ走行を助手席で体験!華麗なドライビングテクニックは、まさに「頭文字D」世界そのもの。当選者の方々は興奮していました!


・スペシャルライブ 
そして『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』公開記念のラストを飾ったのが、メイン会場の「MEGA Stage」でのスペシャルライブ!新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-のテーマソングを歌う小林竜之氏と、新劇場版「頭文字D」シリーズの挿入歌を歌うバックBACKDRAFT SMITHSのボーカル荒川優氏による生ライブを披露。パワフルな歌声とパフォーマンスにて、公開が迫る本作への期待を盛り上げました!
小林竜之氏 コメント
『「Change for dream」は、「頭文字D」の世界観と、曲も歌詞も合っているので、是非聴いていただけたらと思います。』

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