dTVで独占配信中! 竹林ファン必見の「暗殺教室 第2期 課外授業編」より、福山潤×水島大宙のインタビューが到着

現在、TVアニメ第2期が放送中の「暗殺教室」。映像配信サービス「dTV」では、TVアニメシリーズでは描かれていない原作エピソードを映像化した「暗殺教室 第2期 課外授業編」を独占配信している。4月29日に追加エピソード「それぞれの時間」の配信がスタートしたことを記念して、殺せんせー役の福山潤さん、エピソードの中心となっている竹林役の水島大宙さんによる対談インタビューが公開された。



──今作が映像化されたことへの率直な感想を教えてください。

福山 アニメ「暗殺教室」第1期の時も、時間の都合上カットせざるを得なかったエピソードがいくつかあり、その中に面白い話がたくさんあったので、「全部放送できればいいのに」とスタッフ含め我々キャストは思っていました。そんな中、制作側からしたら2話分増えるだけでもすごく大変なはずなのに、dTVで竹林メインの回が配信されることを聞き、E組の生徒たちの活躍をみなさんに届けられて、素直に嬉しかったです。

水島 第2期が始まる時に脚本の上江洲さんと「竹林の回はいいよね」と話していました。しかし、第2期の全体バランスを考えたら「竹林回」は放送に収まらず、「ごめん無くなったんだ」と言われた時は、仕方ないとは思いつつもやっぱりショックでしたね。そんな時に、dTVで竹林のエピソードが配信されると聞いて、すごく嬉しかったです。おそらく今までTVアニメで登場したシーンを合計しても、この回の方が喋っていると思います(笑)。

──竹林がメインのエピソードですが、台本を読まれたときの印象はいかがでしたか。

水島 ほとんど原作通りだったので、竹林にとって大事な部分がそのまま描かれていて嬉しかったです。E組の中ではあまり輝いていなかった彼が、このエピソードではかっこよく映っているので、非常にやりがいのある回だなと感じました。

福山 竹林のような存在が掘り下げられることは重要で、E組のみんなが何を経験してそれが何につながるのかは、こういったサブエピソードで描かれることが多いんですよ。竹林がE組に戻ってきたことで結束力が高まり、その後にやってくる乗り超えなきゃいけないシーンにつながるので、面白エピソードとしてはもちろんですが、意外とミソな部分が多いです。なので、こういった形で配信していただけるのは嬉しく、原作好きの方でも納得のいく仕上がりになっています。また、ちょうどテレビの第2期がシリアスになっていく最中だったので、このタイミングで楽しいエピソードができることはすごくよかったですね。比較的殺せんせーのふざける回が少なくなってきたので、久しぶりにふざけました(笑)。


──これまでのエピソードで、印象に残っているシーンはありますか。

福山 今だから言うけど、第1期の3話に本来だったら竹林が喋るシーンがあったのですが、そのセリフをカットして大宙の出番を無くしたことがありました(笑)。第9話の修学旅行が終わって律がやってくるときに、竹林が初めて喋ったことになっているのですが、実はこの前に台本上ではセリフが存在していて。でも、監督とE組のみんなで話し合った結果、「竹林はここで喋らない方がいいんじゃないか」ってなったんですよね(笑)。

水島 竹林役が決まってTV放送も始まっているのに、待てども待てども呼ばれないので、このまま終わっちゃうんじゃじゃないかと不安に思っていたんですけど、こんなことがあったんですね(笑)。どおりで初めて収録に参加したときに、みんなの受け入れ方が変だったんですよ。にやにやしてたし。いま、やっとすっきりしました(笑)。

福山 途中E組の生徒がガヤを飛ばすシーンがあったのですが、「初ゼリフだぞ!」という竹林へのツッコミを最大限生かすために、竹林はそれまで全く声を発していません。大宙じゃなければ誰か声をかけたんだろうけど、大宙だからこそみんなも黙っていました。そこまで手の込んだシーンだったってことですね(笑)。

水島 愛されていると言っておきましょう(笑)。

福山 他にも思い出深いエピソードはたくさんあるんですけど、何よりも僕が勝手にやることを監督が受け入れてくれるのが楽しいです。僕は基本台本通りに演じるんですけど、第9話の律を改造するために夜中に忍び込こむシーンなんかは、「おはようございます」とささやいて、寝起きドッキリみたいなアドリブを入れたんです。第1期は割と大きな目的や先生の正体が分かっていないので、生徒も生徒と距離を近づけるためにコミュニケーションを取るシーンが多く、思いっきりやらせていただきましたね。

水島 僕は第2期のイトナがクラスメートになった後の、男子生徒が結束した回は思い出深いですね。女子生徒に対してスケベ心豊かな男子生徒たちが、なぜかかっこよく見えるのが面白くて。監督からは「今日はキャラを忘れてください。自分の一番渋いポジションで喋ってくださいね」と言われたんです。また、実は細かい演出にもこだわっていて、スケベ心を持った生徒たちには影がついていて、その影が動いても形を変えないので、影すらもキャラクターの一部であるかのような演出をしました。現場も自由な雰囲気だったので、いかに自分を解き放つかを考え、キャラを守ると逆にダメ出しされましたよ(笑)。

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