「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」、第4話は2016年秋に上映! 「ルウム編」も2017年始動

OVA「機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起」の劇場上映が5月21日にスタートし、次回作の情報が発表された。



初代ガンダムのキャラクターデザインとアニメーションディレクターを務めた安彦良和さんによるマンガ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のアニメ版となる本シリーズ。上映中の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起」では、テキサス・コロニーを離れシャア・アズナブルとしてジオン自治共和国国防軍士官学校に入学したエドワウ・マスが、同期であるザビ家の御曹司ガルマと親交を深める様子、学生たちが独立をかけて地球連邦軍治安部隊に対して武装蜂起する姿が描かれている。


今回、シャア・セイラ編が完結を迎える「機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜」の上映が今秋に決定。さらに、2017年より「
機動戦士ガンダム THE ORIGIN ルウム編」が始動することが明らかになった。

以下、「暁の蜂起」初日舞台挨拶のコメント。


■安彦良和総監督
男っぽいドラマなので殺伐としていて戦争の要素もあり、よりガンダムっぽくなってきたと思います。不安な気持ちもありましたが、今のところ良かったなと思っております。皆さんの感想が聞きたいですね。
総監督と言うと偉そうなんですが、僕のできることは原画と演技のチェックなんです。キャラクターたちを見て演技をして欲しいですし、良いコンディションで挑んでいきたいので、たくさんの方に苦労や迷惑をかけたと思いますが、ここまでありがとうございました。
ガンダムが作られてから37年になるそうです。あの時の僕たちはまだ若かったんですが、やっと3話を皆さんにお届けできました。本日やっと3 話目をお届けることができました。もう3話目という気もしますが、4 話目を制作中です。ちょっと早いですがご期待ください。ですがまだ先があります。(ルウム編制作発表について)皆さんの応援のおかげで、ルウム編は作れることになりました! 大変気持ちが充実しております。まだ元気はありますので、ガンダムに尽くしていきたいです。

■シャア・アズナブル役 池田秀一さん
今日やっと晴れてエドワウ・マスからシャア・アズナブルを名乗ることができました。"坊や(ガルマ)"を育てている池田秀一です。実は今日出がけに第3 話を家で観てここに来たんですが、改めて「THE ORIGIN」という作品を通じてシャア・アズナブルに再会できたことを心より嬉しく思います。
同級生ですから二人の若者たち(柿原、前野)に力をもらいながらやらしていただきました。僕もファーストガンダムの劇場版をやらせていただいたころは彼らと同じ年代だったので、そういうことを思い出しながら、オジサンは頑張りました(笑)。
第4話は、この夏にアフレコを行い、皆さんには秋にお見せできると思いますが、予告編通りララァも出てきますし、モビルスーツにも乗りますので、またわくわくするような作品になると思います。
「THE ORIGIN」の作品を通して、シャア・アズナブルにまた出会えて、これからも先もまた良い作品を皆さんの前に提供していきたいのでこれからもよろしくお願いいたします。

■セイラ・マス役 潘めぐみ
本日は皆さんと楽しい時間を過ごしたいと思います。
もう7か月も時がたったのかという気持ちですけど、こうやって迎える初日にはたくさんのお客さんがいて温かい拍手が響いて、1話、2話と続けてきた初日に帰ってきた気持ちになりますね。皆さんの拍手に"おかえり"と言われている気がします。
1日で収録していたのですが、私は自分のパートを録り終えた後、どうしても立ち会いたかったので明け方現場に戻らせていただいたんですけど、現場はすごい熱気で…どんどん戦いの渦の中にみんなが引き込まれていっているのだなと。それを見守ることしかできない。本作の戦いの非情さを現場で感じる事ができました。本編は男の戦場になって参りました。その戦いの中で見逃しがちですが、コロニーには夜があって、朝焼けを迎えることもできるんだなと今回改めて思えることができました。これからも皆さまとともに「THE ORIGIN」のなかで生きて、生き延びていきたいので応援よろしくお願いいたします。

■ガルマ・ザビ役 柿原徹也
"世界で一番愛されている坊や"を演じさせていただいておりますガルマ・ザビ役を柿原徹也です。第2話では一言だけだったのですが、今回はがっつり演じさせて頂きました。ガルマはガンダム史に残るキャラクターなので、「ガルマってこうだよね」とかあまり決めつけていかなかったですね。士官学校で初めてシャアに出会うことができて、色んなことを勉強していくのがガルマなので、隣で演じている秀一さんと一緒に作っていったキャラクターかなと僕は思います。
僕はガルマ・ザビなので、皆さんもご存知の通り、色んなことがこれから起こるんですね(笑)。せっかくやられるんだったら、やっぱり最高の坊やでやられたいなって思っているので、自分の役者人生かけてガンダムの血肉に少しでもなれればいいなと、秀一さんから勉強させていただきながら演じていました。何よりも良い緊張感のなかやらしていただいてめちゃくちゃ役者になって良かったって感じさせていただいております。
ガルマだって(今後の1 年戦争で)何があるかわからないので! 一つよろしくお願いしますよ(笑)。「カキハラガルマをつくりなさい」って池田さんに言っていただけたので皆さんの想像を超える素敵な坊やにしていきたいと思っております。ぜひこれからも応援よろしくお願いします。

■リノ・フェルナンデス役 前野智昭さん
リノは「シャアの仮面にまつわるキャラクターです」という前情報だけあって、これは重要な役どころだなと、非常にプレッシャーもあったんですが、リノ自体が三枚目の明るい調子のいいキャラクターでしたので演じていて楽しかったですし、いろんな可能性を彼が登場したことによって示せたかなと思います。今回携われて本当に良かったです。
(池田さんとの共演は)本当に光栄ですの極みですね。僕は元々ガンダムシリーズ作品は大好きでしたし、その中で池田さんと肩を並べてお芝居させていただけるのは、自分にとって非常に財産になりましたね。
リノをやらせていただいて、今思うことは"特殊車両操縦評価がA"なので、時代が時代ならリノもザクレロに乗って、ブイブイ言わせて「黄色い隕石」と異名がついていたかもしれないな、と。これからどうやっていくのかわからないのがガンダムの魅力の1つですし、そんなワンチャンスを期待しつつ、僕は皆さんと一緒に「THE ORIGIN」の行く末を見届けたいと思います。

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