最終話直前! 女子高バイク青春アニメ「ばくおん!!」、メインキャスト座談会を公開

放送中のTVアニメ「ばくおん!!」より、キャストインタビューが到着した。



「ばくおん!!」は、おりもとみまなさんがヤングチャンピオン烈で連載中のマンガを原作としたアニメ作品。女子高のバイク部を舞台に、バイクに興味を持ち始めた主人公が個性的な仲間たちに支えられながらオートバイライフを歩んでいく様子を描いた青春モノとなっている。アニメでは、バイクメーカー5社「Kawasaki」「SUZUKI」「DUCATI」「HONDA」「YAMAHA」やバイク関連企業各社が全面協力。監督は「逮捕しちゃうぞ」の西村純二さん、シリーズ構成は「Z/X IGNITION」の砂山蔵澄さん、キャラクターデザインは「ガールズ&パンツァー」の杉本功さん、アニメーション制作はトムス。


6月20日24:00~の放送回が最終話となる本作。メインキャストによる座談会が行われ、最終回を迎えての心境やキャラクターへの思いなどが語られた。以下、インタビュー。


──最終回を迎えて、現在の率直な気持ちをお聞かせください。

上田 まったく実感がわかないんです。本当にアッという間で、もう『ばくおん!!』の収録がないんだって考えると、とても寂しいですね。とはいえ彼女たちのバイクライフはまだまだ続きますからね。「まだまだ『ばくおん』は続くぞ!」っていうテンションです(笑)。


東山 『ばくおん!!』は日常アニメなので、いわゆるクライマックスに向かって物事が大きく変わっていく作品とはちょっと違うじゃないですか? 1クールアニメだと半分ぐらいで「もう折り返しだね」って気分になるんですが、『ばくおん!!』はそう思う間もなく最終回まで走り抜けたという気持ちですね。

内山 私も「もう最終回なんだ?」っていう気持ちです。スタッフさんをはじめ、バイク愛にあふれた方ばかりの素敵な環境を作っていただいて、最後まで作りあげることができたなと思います。放送中もファンの方がとても盛り上げてくださって、「みんなで戦ってきた!」っていう気持ちがありますね。

山口 最終回のアフレコ前に、「最終回よろしくお願いします」って言った瞬間にジワッときたんですよ。やっと千雨ちゃんが加わったのに、もう最終回って寂しいですよね。原作でも、千雨ちゃんやバイク部の絆はもっと深まっていきますし、アニメでもそこが見たいです!

木戸 千雨ちゃんは途中からの参加でしたが、「やっとバイク部に馴染めたぞ!」って思えたら、もう最終回でした(笑)。最後までまったりとした雰囲気で『ばくおん!!』は最終回まで進んでいきます。ぜひ最後までゆったりと見届けてくれたらうれしいです。

──演じられたキャラクターについての思い入れは深まりましたか?

上田 羽音は最初、「この子大丈夫かなー?」って思っていたんですけど、台本を読むにつれて、地に足がついている子なんだなって実感できました。特に自分のバイクを友だちのように大事にしているところはいいですよね。本当にバイクのことが大切なんだって感じられましたし、自分が好きなことには、ちゃんと筋を通すのは素敵だなって。

東山 凜は本当に意地っ張りです(笑)。バイク部にも入りたいし、一緒にツーリングにも行きたいけど、素直になれない。でもスズキとKATANAへの愛はまっすぐで、本当に強くて。私もだんだんスズキ好きになりました(笑)。現場にいるときは凛ちゃんが乗り移っているんじゃないか、っていうぐらいな気持ちで、楽しく収録できたと思います。

内山 恩紗はバイク好きすぎて、周りのみんなを巻き込んでしまうキャラクターという印象だったんです。でも、演じれば演じるほど、「実はバイク部の中で一番の常識人なのかも……」と思えるようになりました(笑)。バイク愛が深すぎて、ときには涙を流したりもしますけど、それだけ感受性が豊かで素直なんですよね。だからこそ、みんながついてきてくれるのかもしれません。

山口 うすうす気が付いていたんですけど、聖はバイク部の中で一番ヤバイ子です(笑)。バイク部のみんなは個性的ですけど、自ら危険なことはしないじゃないですか? でも聖はワルっぽいっていうだけで、喜んでやりますからね。ただ無鉄砲ではありながら、やりたいことにはまっすぐな子なんじゃないかと思います。

木戸 千雨ちゃんはあまり自分の感情を出さないような子なんですけど、先輩たちと出会って、回をかさねるごとに喜怒哀楽がある子なんだなってわかりました。結構腹黒いところもあるんですよ(笑)。ドスの利いた声を出してみたり、とても演じがいのあるキャラクターです。

──最後に「ばくおん!!」を応援してくれるファンのみなさんへメッセージをお願いします。

上田 第12話で一区切りではありますが、千雨ちゃんも加わって、これからバイクを中心とした青春がまだまだ続いていきます。そんな彼女たちのバイクライフに思いを馳せながら、最後まで彼女たちの物語をともに楽しんでいただければと思います。

東山 最終話も原作の中にあるお話です。特に原作の中では区切りのエピソードとして描かれているわけではないのですが、ただ1クールの締めくくりに、この話が選ばれたことには大きな意味があるなって感じています。まだまだイベントもありますし、原作も続きますので、次の展開をぜひ期待していただけたらいいなと思います。

内山 SNSやTwitterを見ていると、「ばくおん!!」がきっかけで、バイク乗りの方たちのコミュニティが広がっている印象を受けました。かわいい女の子と、かっこいいバイクとの組み合わせが、ここまで魅力的になるんだなって。今はもうバイク乗りの人は、みんな「ばくおん!!」が好きって勝手に思っています(笑)。

山口 実際に愛車のことや、ツーリングに行った場所を報告してくださるファンの方がいて、とてもうれしくなりました。友だちが「ばくおん!!」の影響で免許を取ったりして、いろんな場所で影響力があるんだなって。アニメは最終話を迎えますが、ぜひこれからもバイクの話題と一緒に、「ばくおん!!」で盛り上がってくださるとうれしいです。

木戸 この作品を通して、バイクのことをたくさん知ることができました。また今まで千雨ちゃんのようなキャラクターを演じたことがなかったので、自分にとっても成長できた作品だと感じています。どうぞ最後まで気楽に、楽しんでいただけたらと思います。

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