カッコイイ系の楽曲は伊達じゃない! i☆Ris、ニューシングル「Re:Call」を大いに語る!
2016年8月3日にリリースされる「i☆Ris」の13枚目のシングル「Re:Call」は、テレビ東京系で絶賛放送中のアニメ、「双星の陰陽師」の7月クールのOP曲でもある。CD+DVDのTYPE-AとCDのみのTYPE-Bの2形態でのリリースだ。
タイトルチューンの「Re:Call」は、バトル要素も強い少年マンガ原作のテーマ曲ということもあって、ビートの効いた疾走感あふれるいわゆるカッコイイ系。不屈な感じの歌詞もパワフルだ。
カップリングの「鏡のLabyrinth」は悩みや葛藤がテーマだが、こちらもロック色の強い熱いアップテンポナンバー。TYPE-B(CD)に収録される「真夏の花火と秘密基地」は明るくかわいいキャッチーな曲だが、その中に忍ばせるちょっとノスタルジックな隠し味がポイントだ。
TYPE-A(CD+DVD)に収録される「Re:Call」のMV(ミュージックビデオ)は、松明に照らされた、魔法陣のように描かれた五芒星の中でメンバーがクールにダンスする姿と、鬱蒼とした森の中をさまよう姿を見せるミステリアスでサスペンスフルな映像に仕上がっている。
そこで「i☆Ris」の6人に、ニューシングルの3曲の聴きどころやMVの愉快な撮影秘話をたっぷりとうかがった。念願かなった、少年アニメのOP曲
──「Re:Call」は「i☆Ris」としては、「プリパラ」以外では初のアニメのOP曲になりますね。
芹澤 「双星の陰陽師」に自分が出演することが決まった時点では、主題歌を歌う話は全然なくて。そうしたら「2クール目は『i☆Risが主題歌を担当』だよ」って聞いて、驚きとよろこびで「やったぁ!」って感じでした。少年ものらしい激しいバトルのOP映像と曲がすごく合っていて……。放送されたのを初めて見たとき、自分の中でしっくりくるというか「あ、自分が主題歌歌ってるんだ!」っていう気持ちが高まってきて、TVの前で感動してました。
茜屋 私ももともと少年マンガ系のアニメがすごい好きで……。i☆Risのみんなも、わりとそっちが好きだったりするんですよ(笑)。(「プリパラ」以外での)OPというのは初めてで、やっぱりすごくうれしかったです。私自身、アニメはOPの映像と歌をまず見て聴いて「あ、この作品面白そう!」って感じるタイプなので、「Re:Call」で同じように思ってくれる人がいたらいいなって。私たちのOP曲も「双星の陰陽師」も一緒に好きになってくれる人が増えるきっかけになってくれたらうれしいです。
若井 「プリパラ」では私たちがメインキャストでずっとOPも歌わせていただいてきて、そこで「プリパラ」以外のアニメのOPテーマに決まったということは、「いつかアニメのOP曲を歌えたらいいね」っていう願いがずっとあったi☆Risとしては、またさらに違った喜びがあって。昔からずっとかなえたかった夢がかなった気分なので、すごくうれしかったです。それに私も少年アニメが好きなので……、えへへへ(笑)。小さい頃に好きだったアニメは、曲もすごく印象的に記憶に残っているので、きっと今、「双星の陰陽師」を見ている子たちも、大人になったときに「この曲、好きだったアニメの曲だ!」っていう風になってもらえたらいいなって思ってます。
久保田 アニメオタクとしては、好きなアニメの放送を待つ1週間もひとつの楽しみみたいなところもあるじゃないですか。だから私たちの「Re:Call」がOPで流れた瞬間に、「今週も始まった!」っていうワクワク感を誰かが感じてくれているのかなって。それってすごくすてきなことですよね。それと2クール目のOP曲ということは、曲とその時期の話に(見た人の記憶として)繋がりができるので、ファンの方たちにとってのひとつの思い出というか、そういう作品との結びつきができるのもすごくすてきなだなって思います。
澁谷 OPって、やっぱり聴いてもらえる率が断然高くって。まずアバン(OP前の本編シーン)がちょっとあってその後にすぐOPが流れるので、作品の入り口だなって思うんです。だからすごくうれしくて。ましてや「i☆Ris」の歌声を聴いて「これから始まるんだ!」って思って見てもらえるわけじゃないですか。だから見てる人が集中してアニメ本編に入っていけるように、作品をじゃませず雰囲気を壊さないように気をつけながら歌いました。
──「Re:Call」の聴きどころや、楽曲制作関連でのこぼれ話などお願いします。
茜屋 次は私で。まず歌のことなんですけど、自分自身はカッコイイ系の歌が得意だったりもするんです。でもただカッコよく歌うだけじゃなくて、内側から絞り出すような歌い方をすごく突き詰めたので、レコーディングは思ったよりもスッとは録れなかったんです。それでいろいろと考えながら歌いました。それから何といっても言いたいのはダンスのことなんです! 「プリパラ」の曲は振りが大きいといいますか、みんなが真似しやすいような振り付けが多いんですけど、「Re:Call」は1回1回、細かく決めポーズを取るような、止める筋肉を使うというか。筋肉の使い方が今までとは違うなって感じるんです(笑)。でもこういう細かい振り付けをずっと踊りたかったので、ライブが毎回楽しみです!
久保田 私も振りに関係した話なんですけど、途中で膝立ちになる振り付けがあるんです。MV撮影をした場所が、地面が砂で、私やずっちゃんはパンツ系の服装だから膝の辺りが砂埃まみれになってしまうんです。それをショットを変えて撮影する度に、衣装スタッフさんが1回1回全部拭いてくださったんです。私たちが、というよりも衣装のスタッフさんが、すごく大変だったんじゃないかって思うんですよ。靴も新品だったんですけど、撮影で2~3回踊っただけで使い古したような感じになってしまって。
芹澤 しかも次の日がジャケット撮影だったので……。
久保田 そのために靴もきれいに拭いてくださって、本当にありがとうございました!
芹澤 じゃあ私は作品的な話題でいきますね。今回の歌のタイトルは私がつけさせてもらったんです。OPということもあって、「双星の陰陽師」の世界観をすごく感じさせるものが要所要所に詰め込まれている詞なんです。「双星の陰陽師」のファンでこれで初めてi☆Risを知る人にも、すごくi☆Risを受け入れてもらいやすいんじゃないかなって。それくらい作品に寄り沿った形になっているので、繭良を演じている私としても、すごくうれしかったです。それとタイトルをつけさせていただけたのは、大事な仕事をひとつさせていただいた気がして、それもうれしかったです。
──「Re:Call」とした理由というのは?
若井 この曲にはいろいろな魅力があるなぁって思うんですけど、私も振り付けがすごく新鮮で。今までやってきたカッコいいダンスとも違ってるんです。振り付けの先生も「今までの中で一番踊るかもしれない」っておっしゃっていて、私は「おお!(感嘆)」って。イントロから激しいので、初めて見たときにすごく目をひくと思うんです。蹴りの振りがファンの方からも好評だったり、陰陽師の印を切るポーズもしていたりするので、チェキ会でそのポーズが流行ったりとか。そんな風に振り付けにも、わかりやすく作品の世界観が入っているので、そこも好きです。
澁谷 作品的なイメージとは別に、トータルとして私自身を表現しやすかった楽曲だなっていう感じでした。衣装もそうですし、歌い方やダンスもそうで。それとダンスに関しては、今回は1人でスタジオを借りて振りの練習をしたんです。直前まで何度か振りに変更もあって、少ない時間の中でみんなと合わせないといけなかったので……。私、ダンスがわりと苦手なので。みんなの足を引っ張るわけにはいかない! と思って、1人黙々と特訓したんですよ。そうしたら振り付けの先生から「今回、いいね!」って誉められて。すごくうれしかった記憶があります。誉められて伸びるタイプです(笑)。
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