春奈るな、ニューシングル「Windia」は、懐かしくて新しい曲

PlayStation 4、PlayStation Vita用ソフト「ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-」のオープニングテーマ「Windia」を、9枚目のシングルとしてリリースする春奈るな。「ソードアート・オンライン」の世界観を表現したシリアスな楽曲は、彼女にとって、”懐かしいような、新鮮なような”曲だという。また、カップリング曲では、小悪魔をイメージした作詞にも挑戦。特典映像も含め、魅力満載のニューシングルについて、語ってもらった!


最近、私を知った方には、驚いていただけるんじゃないかと思います


──「ソードアート・オンライン」の曲は、今まで何曲も歌ってますよね。

春奈 今回の「Windia」で4曲目ですね。でも、オープニングテーマは今回が初めてなんです。ゲームの始まりを飾る曲なので、世界観を壊さないようにしなきゃというプレッシャーもあったんですけど、楽しくレコーディングできました。

──作品の世界観を大事にしたいというのは、いつもおっしゃっていることですね。

春奈 私自身アニメが好きなので、すごく気にしています。今回は、新キャラのプレミアちゃんについて事前にお話をうかがっていて、歌詞も彼女の視点になっていたので、私の中で落とし込んでからレコーディングに臨みました。

──プレミアはどういう女の子なんですか?

春奈 もともとは感情を持たないAIの女の子なんですけど、キリトたちと出会って感情を知っていくという、はかない存在なんです。切ない気持ちを大事に歌いました。

──メロディも、心に響くものになっていて。

春奈 とてもシリアスな曲ですね。「Windia」というタイトルは“風の吹く場所”という意味合いの造語なんですけど、その言葉通り、疾走感がありつつ、切なさを感じる曲になりました。最近リリースしたシングル曲はポップなものが多かったので、そこから私を知ってくださった方には少し違った印象を感じていただけたかもしれないですね。

──初期の「空は高く風は歌う」とか「Overfly」の春奈さんに帰ってきたという印象がありました。

春奈 そうですね。もともと、壮大な世界観を持った曲が好きだったので、歌っていて楽しかったです。

──ポップな青春ナンバーとは、歌い方も違いますよね。

春奈 声の出し方が違います。頭の中に浮かぶイメージの色合いも変わってくるから、懐かしいような、新鮮なような感じでしたね。

──キャラクターや情景を思い浮かべながら歌うんですか?

春奈 そうですね。特に「ソードアート・オンライン」は、それぞれのキャラクターが自分の過去や感情と戦いながら前に進んでいるイメージがあるので、プレミアちゃんだけじゃなく、今まで見てきたいろいろなキャラクターの心情をイメージしながら歌いました。

──期間生産限定盤には、約1分半のSAO Versionが収録されていますが、こちらは曲の構成がフルバージョンとは違っていますね。

春奈 サビ始まりになっていて、歌詞もちょっと違っているんです。ゲームの最初に流れるバージョンなので、上手く世界観が表現できていればいいなとドキドキです。

──「ソードアート・オンライン」に合わせて、ジャケット写真の衣装も、ファンタジー世界のキャラクター風になっていますよね。

春奈 そうなんです。「ソードアート・オンライン」には戦いというイメージがあるので、戦う女の子をコンセプトにした衣装と表情になっています。

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