青春SF小説「サクラダリセット」、2017年春TVアニメ化! 監督は川面真也、アニメーション制作はdavid production

小説「サクラダリセット」のTVアニメ化が発表された。



「サクラダリセット」は、「階段島」シリーズなどで知られる河野裕さんのデビュー作(角川文庫/角川スニーカー文庫)。能力者の集まった街「咲良田(さくらだ)」を舞台に、見聞きしたことを絶対に忘れない能力「記憶保持」をもつ高校生・浅井ケイと世界を3日巻き戻す能力「リセット」をもつ少女・春埼美空の2人が力を合わせ、時を駆け巡っていく“青春SFストーリー”となっている。河野さんの透明感のある文体と、その美しくも切ない、そして優しい物語で読者からの圧倒的な支持を受け続けており、現在角川文庫より原作小説が7ヶ月連続で刊行中で、さらに2017年春には実写映画2部作の公開が予定されている。

今回、そんな本作のTVアニメが2017年春スタートすることが発表された。あわせて公式サイト(#)がオープンし、ティザービジュアルとスタッフ情報が解禁に。
監督は「のんのんびより」「田中くんはいつもけだるげ」の川面真也さん、シリーズ構成は「ef - a tale of memories」の高山カツヒコさん、キャラクターデザインは「バクマン。」「食戟のソーマ」の下谷智之さんで、アニメーション制作は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「planetarian」のdavid production。
2017春アニメ一覧

さらに、原作者である河野裕さんをはじめ、今回発表となったスタッフからのコメントも到着している。
以下、コメント。



【コメント】
・河野 裕(原作)
本作は意外と複雑な物語で、映像化するにはなんらかの割り切りが必要だろうと思っておりました。そこでアニメの打ち合わせの場で「異能力サスペンス的な部分をメインにしますか? 高校生が少し哲学的な話をしている雰囲気の部分をメインにしますか?」と質問させていただきました。どちらかに絞らないと成立しないのではないか?
という思いがあったからです。そこで川面監督から頂いたお答えは、「私が作ると、なんであれ雰囲気は壊れない」というものでした。原作者としては、こんなにも心強いお言葉はありません。私はそれから全面的に川面監督を信頼して、脚本も読ませていただきました。放送が心から楽しみです。

・川面真也(監督)
なにかしらの痛みに耐えている登場人物たちの、透明感のある心情を少しでも映像で表現できればなと思っています。
とはいえ、とても難しいですけれども…スタッフ一同頑張っておりますので、ぜひ見ていただければと思います。


・高山カツヒコ(シリーズ構成)

原作は、とても緻密なロジックで構成された、恋と正義と優しさの物語です。登場人物たちがみんな一生懸命に生きている様が、とても愛しくなる作品です。脚本の最終回を書いた時に、この世界と別れるのがさみしくなりました。でももうすぐ、今度は一視聴者として、もう一度サクラダリセットの世界と再会できるのが楽しみです。


・下谷智之(キャラクターデザイン)
サクラダリセットに参加するにあたり、自分の絵柄とのギャップをいかに埋めていくかで試行錯誤するところからはじまりました。
原作の世界観や空気感、場面や情景を少しでも映像で伝えられるようにケイや美空、菫たちの表情を大切に作りたいと思います。是非、ご視聴いただければ幸いです。


(C)河野裕・椎名優 /KADOKAWA/アニメ「サクラダリセット」製作委員会

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