アニメ映画「モンスターストライク THE MOVIE」、坂本真綾のインタビュー到着! 小学生の焔レンを通し本作の魅力を語る
12月10日公開のアニメ映画「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」より、坂本真綾さんのインタビューが到着した。
「モンスターストライク(モンスト)」はSNS「mixi」を運営する株式会社ミクシィによるスマホ向けゲームアプリで、4体のモンスターで構成されるパーティーでクエストに挑戦するRPG。これを1話約7分に凝縮して映像化したアニメが2015年10月よりYouTubeで配信されており、2016年8月27日には世界累計再生回数1億回を突破するなど大人気となっている。
12月10日に公開される映画「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ 」では、そんなモンストアニメの主人公である焔レンとその仲間たちが失くしてしまった“ある時期の記憶”を辿る、冒険の物語が描かれる。
⇒「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」特集ページ
本作で小学生の焔レンを演じるのは坂本真綾さん。坂本さんには珍しい少年役を演じるということでアニメファンからの注目が集まっているが、今回そんな坂本さんのオフィシャルインタビューが到着した。焔レンの少年時代を坂本さんがどのような気持ちで演じたのかぜひチェックしてほしい。
※坂本真綾さんをはじめ、映画のメインキャスト陣のサイン入り台本のプレゼント企画が進行中! 詳細はページ後半にて!!
焔レン(小学生)役・坂本真綾さんインタビュー
──10歳のレンを演じるにあたって、14歳のレンを演じている小林裕介さんのお芝居を参考にされたのでしょうか?
坂本真綾(以下、坂本) 参考にしました。小林くんが1年かけて作ってきたレンというキャラクターのことは、絶対に知っておかなきゃと思いました。実際にYouTube版を見てみると、この映画版とは全体のトーンやテンションがかなり違う。参考になったような、余計わからなくなったような(笑)。小林くんとは他の作品でご一緒していて、いつも自然な演技で素敵だなと思っていたので、あの小林くんがやっている役の少年時代をできるっていうことに、嬉しさと妙な安心感がありました。私が演じるのは、レンくん自身も忘れている記憶の話。小林くんも、「僕も初めて知るエピソードがいっぱいあったし、レン本人も覚えていないことだから。多少ズレがあったとしてもそれはそれで成り立つ。自由に好きなようにやってください」と言ってくれました。
──『モンストアニメ』について全体的にどんな印象を持ちましたか?
坂本 見る前は、バトルものなのかなって思ったんです。もちろんアクションシーンはありますが、それよりも今回の映画は、主人公たちの心の成長が描かれている。「スタンド・バイ・ミー」のように少年たちがだんだん大人にスライドするきっかけになるような物語。たった数時間の出来事の間に子供がグッと大人に近づくような、そんな人間ドラマに焦点が当たっています。もちろん見所のひとつとしてアクションシーンはあるんですけど。それ以上に印象に残るのはやっぱり、彼らのセリフやぶつかり合い、そういう部分だと思います。
──小学生の男の子というとまだ子供のように思いますが、レン君はいろいろなものを抱えていますね。
坂本 そうですね。特にレンくんの場合は早くにお父さんが行方不明になってしまうという出来事があったために、早く大人にならなきゃとか、家族がお母さんや妹という中で自分がたったひとりの男の子だから早く成長しなきゃっていう思いがあったんだと思います。普通はもっと子供のまましばらくいられると思うんですけどね。
──「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」でレンを演じるにあたって気をつけたことや、監督からの演出はありましたか?
坂本 自分としては作品に途中参加になるので、緊張して行ったんですが、思っていた以上にあまり細かい指示はありませんでした。テストで一度やってみて、「そんな感じで」と、わりとすぐOKをいただけました。途中のシーンで具体的に、「このセリフはこういう風に言ってほしい」というのは所々ありました。
──坂本さんの中で特に印象的だったシーンやセリフはありますか。
坂本 レンがオラゴンにモノローグ的に話しかけるシーンがあるんです。それは行方不明になったお父さんについて言及するようなシーンで。文字で読んだ時は結構悲しげに語るのかなと思ったんですが、監督が、「寂しそうなセリフですけどあえて明るく。暗く悩んでいるような雰囲気じゃなく、むしろちょっと笑いながら話すぐらいの感じでやってください」と言ってくれて、なるほどと思いました。そのぐらいいつも強いところを見せたいのがレンくんだし、逆にそうやって笑って見せることで、見ている側に、彼の本当の寂しさが伝わってくる部分もあると思うので。台本を読んでいたときにはわからなかったんですけど、監督の言葉でなるほどなと思った部分でした。
──レンは前向きで明るいけれど影もある。わかりやすい主人公ではなく、成長の途中なんだなって思わせてくれる主人公ですよね。
坂本 そうですね。もともとYouTube版で見ている人はびっくりするかもしれないですけど、(映画での)レンくんは結構わがまま。周りに対して吐き捨てるようなことを言ったりもする。昔はそういうところがあったんだなって、逆に親近感を覚える人もいるんじゃないかなと思います。いろんなことがあって後のレン君になるんだなって。今回のバックボーンを知って、より一層レンくんに共感を持つ人は覚えるんじゃないかなと思います。
──こういったキャラクターを演じる事は珍しいということですが、男の子を演じる時はどんな心境で臨むのですか。
坂本 男の子の役を演じること自体そんなに多いわけじゃないんですけど、今までやった男の子の役は、年齢的にもう少し上。小さいといっても10歳ですけど、これくらいの年齢の子は自分の中では不慣れという意識があったんです。なので今回やったことのない役に挑戦するのは、自分にとってチャレンジでもありました。でも男の子といってもまだ声変わり前だし、男らしい声ってわけじゃない。声の音で少年っぽさを出すというよりは、マインドの部分で彼の持っている熱血なところを演じたいと思いました。レンくんって子供らしく常に動いているんですよね。走っていたり、ボールを投げながらしゃべっていたり、常にじっとしていない。そういう子供ならではの動きのある話し方など、声色ではない部分で少年っぽさが出せたらいいなというのを目標にしていました。
──ご自身の手応えとしてはいかがですか?
坂本 私の中では結構実験的にやってみた役なので(笑)。私にとっても勉強になりましたし、こういう役をいただいたってことにすごく感謝しています。それなりに長い時間いろんなキャラクターをやってきて、その都度もちろんキャラクターは大事ですし、その都度勉強になる部分もあるんです。現場に行くのがすごく緊張する、そういう気持ちで挑める役にまたここで出会えたっていうのは貴重な機会でした。私を選んでくださったのが誰なのかはわからないけど、なんでですかって聞きたいぐらい。ありがたいなって(笑)。私としては、小林くんが演じる14歳のレンくんにスライドするという点から、(共通点を)どなたかが感じてくださったのかなと思っています。
──最後に、作品を楽しみにしている方々に向けて見どころやメッセージをお願いします。
坂本 私はこの「モンストアニメ」という作品に出ることになって、それを入り口に「モンスト」を知ったので、本当にビギナーなんです。「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」は必ずゲームの「モンスト」をやっていないといけないのかなと思ってたんですけど、そうではない。映画を入り口にしても楽しめる作品になっています。最初にこの映画を観ると、その後のレンくんが知りたくなるでしょうし、そこからYouTube版を観たり、また、その流れからゲームをやったりという順番もありだなと思っています。今までゲームやYouTube版で応援してきた方はもちろん、はじめましてな人でも大丈夫。私もそうでしたから、一緒に楽しんでほしいなと思います。
「モンスターストライク THE MOVIE」メインキャスト7人のサイン入り台本を5名様にプレゼント!
アキバ総研では、「モンスターストライク THE MOVIE」の公開を記念し、本作に出演するメインキャスト7名(小林裕介、福島潤、Lynn 、河西健吾、木村珠莉、村中知、坂本真綾)のサイン入り台本を5名様にプレゼント!
応募要項など詳細情報は「モンスターストライク THE MOIVE はじまりの場所へ」特集ページで後日紹介予定なので、こちらもお見逃しなく。
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