「マクロスII」「パトレイバー」「スイートミント」──笠原弘子が名曲アニメソングを生バンド演奏で披露! クリスマスライブへの意気込みを語る

「機動警察パトレイバー」「魔法のエンジェルスイートミント」「究極超人あ~る」「超時空要塞マクロスII」「ロミオの青い空」……。忘れえぬ人気アニメソングを数多く歌ってきた人気声優・笠原弘子さんが、2016年12月24日にクリスマスライブを開催することが決定した。そこで、今回はライブによせる思いや、自身のアニメソング愛について語ってもらった。



みんなの応援団長になりたい、という思いをこめて



──今回のライブ開催に至るまでの経緯を教えてください。

笠原 個人的には役者の仕事も歌手の仕事も同じくらい大好きで、役者としては去年から「オハナシカ。」という屋号で、月に1回ほど本の朗読をやっているんですが、歌に関してはなかなか「すぐにやりましょう!」という気持ちにはなれなかったんです。というのも、ライブハウス選びやコンセプトを決めるところからやりたいし、お芝居もからめたりもしたいとかいろいろ考えてしまうので、なかなかすぐに「ライブをやるぞ!」というモードに気持ちが切り替われなかったんです。そういう事情もあり、1年に1回のくらいのペースがちょうどいいのかなと考えていました。そして、去年のクリスマスライブから1年経つので、今年もまた同じ時期にやろうと思った、というのが経緯になります。いずれはクリスマスだけじゃなくて季節ごとにライブをやって、「次のライブまで仕事をがんばろう」という風に皆さんの日々の糧になれればいいなと考えています。今回のライブは、そうなるためのスタート地点という思いがあります。

──今後、ますます音楽活動を活発化させていきたいと。

笠原 そうですね。私自身、音楽は生活になくてはならないものという気持ちがあって、何かの形でかかわっていきたいと思っているんです。正直に言って、昔は「次はこの曲」「次はライブ」と与えられるものをやっていた面もありました。それでも、何となく達成感を得てしまっていたんですね。でもある時期から、歌手・笠原弘子の楽曲には愛情をたくさん注がれて生まれた曲が数多くあるので、それを歌っていきたいという気持ちが芽生えてきたんです。また、懐かしいことを思い出すと、何だかパワーが沸いてくるじゃないですか。私のファンの皆さんもちょっと大人になってきたこともあり、懐かしい気持ちになっていただくことによって前向きな気持ちになってもらう、という形でお役に立てるんじゃないかなと思うようになったんです。私は今まで会社勤めとか経験したことはありませんが、日々のお仕事などで大変な皆さんの応援団長になれたらうれしいですね。

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