アニメ映画「ポッピンQ」の魅力とは? ヒロインを演じる瀬戸麻沙美、井澤詩織、種﨑敦美、小澤亜李、黒沢ともよインタビュー!

いよいよ明日(2016年12月23日)公開となるアニメ映画「ポッピンQ」。これまで数々のヒロインを生み出してきた東映アニメーションの60周年記念作品ということで、アニメファンはもちろん、幅広い層から注目を集めている作品だ。

⇒東映オリジナルアニメ映画「ポッピンQ」、公開時期は冬! 特報も解禁に

アキバ総研では12月3日(土)に開催されたイベント上映会「スーパー・プレミアム・ミーティング」に登壇した瀬戸麻沙美さん、井澤詩織さん、種﨑敦美さん、小澤亜李さん、黒沢ともよさんにインタビューを行った。「ポッピンQ」がファンの前で初上映された本イベントについての皆さんの感想とともに、本作の見どころをうかがったので、ぜひ劇場に向かう前にチェックしてほしい。


左から都久井沙紀役の黒沢ともよさん、友立小夏役の種﨑敦美さん、小湊伊純役の瀬戸麻沙美さん、大道あさひ役の小澤亜李さん、日岡蒼役の井澤詩織さん。

上映イベントを終えて。
「ポッピンQ」の見どころをメインキャスト5人に聞く!

──本日(12月3日)はイベント上映会「スーパー・プレミアム・ミーティング」ということで、「ポッピンQ」の上映を待ちわびた多くのアニメファンが会場につめかけました。初めて本作が観客の前で上映されるわけですが、現在の心境を教えてください。

瀬戸麻沙美(以下、瀬戸) 今日はイベントに来てくださった方限定ですけど、ようやく本日観ていただいて、皆さんの表情をじかに見ることができてうれしいです。発表・収録してからだいぶ時間が経っているんですけど、小澤さん、黒沢さんといっしょに「RadioポッピンQ ~ほんのすこし面白くする、それだけで世界は変わる~」に出演していて、ずっと「ポッピンQ」に関わっていたので、ついに公開かーという感慨深い気持ちでいっぱいですね。


井澤詩織(以下、井澤) まだまだ先だなー、と思ってたんですけど、公開が前倒しになったこともあって、気がついたら公開が近づいてきて。今日のイベントは、お客さんの反応を聞けるのが楽しみで、朝からずっとワクワクしています。とにかく感想を聞きたいとい気持ちがいっぱいです。


種﨑敦美(以下、種﨑) オーディション受けてからあっという間だったなー、て思うので、今日観てくれる人がいるんだ、というのが少し不思議な感じですね。でもやっぱり観てもらえるのはうれしいです。公開も待ち遠しいです。


小澤亜李(以下、小澤) アフレコが終わった後の「完成が楽しみだな」という気持ちと、試写会を観た後の「素晴らしいものができたなぁ、でも公開はまだ先だなぁ」というワクワクした気持ちで12月を迎えたんですが、今回のイベントでたくさんのお客さんに観てもらえてうれしいです。


黒沢ともよ(以下、黒沢) 台本をいただいてから収録にのぞむまでに結構葛藤があった役でもありますので、皆さんのリアクションが不安でもありつつ、ワクワクしています。

──作中で成長していく個性豊かなヒロインたちですが、彼女たちを演じるうえで気をつけたことなど教えてください。

瀬戸 伊純は相手の話をよく聞くようになったな、と思うんです。もともと明るくて前向きで、自分の意見は強くしっかりと持っている子ではあるのですが、ほかのキャラクターや同位体と出会う中で、ほかの人の意見を受け入れたうえで自分の意見にするという・・・・・・もちろんそれは大人になっても難しいことなんですけど・・・・・・そういうことを意識するようになっていくので、その変化をていねいに演じました。

井澤 蒼は、見た目は黒髪ロングでお姉さんというイメージが強いんですけど、実はそうではなくて、自分で自分をセーブして“こうあろう”“正しくあろう”と背伸びをしているキャラクターなので、心からお姉さんになっちゃいけないというところをバランスをとるように心がけました。だんだん仲間たちのことを信頼して、名前を呼んだり、心配したりと物語の中でじわじわと変化していくキャラクターなので、心情の変化をつなげていくのが難しかったです。

種﨑 小夏ちゃんは、おだやかでマイペース、ムードメーカーなんです。とくにムードメーカー的存在な部分を大事にしたいなと。オーディションのときに「チームワーク、チームワーク」というセリフがあったんですけど、それが印象に残っています。緊迫してるシーンでも小夏のひと言でその場がなごむというか・・・・・・そうなるように意識して、強いところも強くなりすぎないように、彼女のふわっとしたやさしい部分を意識して演じようと思いました。


小澤 あさひはですね、合気道をやっていてとても強い子なんです。はじめはあまり意思表示をせず、周囲をうかがうような控えめな行動が目立ちますが自分の考えをしっかりともっている子なので、「おとなしい」という印象にならないように、やるときはやるし、度胸もある子というのを序盤から出せるように意識しました。

黒沢 沙紀はほかの4人に対して何気ないひと言がまったくない女の子なんです。その分、アニメーターさんが表情や後姿といった部分で魅せてくださっているので、観ていただいたときに「最後しかいなかったなぁ」みたいな印象にはならないと思うんですけど・・・・・・言葉を発するまでに本当に時間がかかりますし、私としてはアフレコのときに休憩を休憩にしないよう、みんなと同じ時間の歩みを進められるように気をつけました。
また、どのキャラクターよりも絵の力を借りている女の子なので、絵の表情をキチンと汲んで、アニメーターさんとの呼吸をあわせること、私の沙紀というよりはみんなの沙紀にしないといけないな、ということを心がけて演じました。

おすすめ記事