デビュー5周年を迎えるナノ。「チェインクロニクル」関連の曲をまとめて収録したニューシングルが登場!

今年デビュー5周年を迎えるナノ。現在、5つの記念企画が進行中だ。その第2弾となるのが、2月1日に発売となった、8枚目のシングル「MY LIBERATION / PARAISO」。アニメ「チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~」の主題歌2曲を収録した、両A面シングル。どちらの曲も、「チェンクロ」の世界に魅力を感じたナノが歌詞を書き下ろした、聴き応えのあるロックナンバーだ。さらに、アニメver.には、ゲーム「チェインクロニクル3」の主題歌もカップリング。アニバーサリーイヤーに好スタートを切ったナノに、話を聞いた!


「チェンクロ」に感じたワクワクが詰まったシングルです


──今回のシングルには、「チェインクロニクル」の楽曲がたっぷり入っていますね。

ナノ はい、「チェンクロ」がたっぷり詰まった1枚です。

──「チェンクロ」の世界観、作品の印象から教えていただけますか?

ナノ アニメの主題歌のお話をいただくまでは、タイトルを知っていたくらいで、ゲームをプレイことはなかったんです。なので、いただいた資料を読み込むところから作業を始めたんですけど、自分の創作の世界とのリンクをすごく感じて。曲を作るのが楽しみになりました。

──リンクした部分というのは、たとえばどこでしょう?

ナノ 「白と黒」という物語のキーワードだったり、キャラクターの雰囲気だったり。実はアニメも新しいゲーム(「チェインクロニクル3」)も制作段階だったので、いただいた資料はそんなに多くはなかったんです。だから逆にいろいろなことを自由に想像できて、自分がキャラクターの1人になったような気分になったりして、ワクワクしました。今回のシングルには、そのワクワク感が全面的に表れていると思います。自分なりの解釈を加えた部分がけっこうあったんですけど、完成した映像で曲が流れているのを見たら、間違いなかったと思いました。

──作品に寄り添い過ぎず、想像の余地があったほうが、主題歌としてはいいのではないかと思います。

ナノ そうですね。自分のミュージシャンとしての個性を出しながら、作品に寄り添っていくということが大事なので。

──ゲームの主題歌を含めて、「チェンクロ」の曲を3曲歌うことを、最初から依頼されていたんですか?

ナノ いえ、1曲ずつの依頼でした。最初はTVアニメ版オープニングの「MY LIBERATION」だけを作るはずだったんですけど、劇場版のエンディングも、新作ゲームの主題歌も、と増えていったんです。「チェンクロ」の中に自分が好きな要素をたくさん感じたので、3曲も作らせていただけるのが、すごくうれしくて。「チェンクロ」の世界のいろいろな要素を表現する機会を与えてもらえたので、どんどん深みにはまっていきました。

──「チェンクロ」で、ナノさんの好きな要素というのは、何でしょうか?

ナノ 「戦い」をテーマにした作品はたくさんありますが、「チェンクロ」はその中でも、純粋な意思を強く感じました。自分のためにではなく、世界の未来のために仲間と力を合わせて戦うということは、1人で生きるよりも大きな力を発揮できると思います。自分自身、プライベートな人生の中で同じことを感じているので、いろいろな人に力を与える作品なんじゃないかなと思います。

──主人公が1人で戦ってないということは、第1話の冒頭からしっかり描かれていました。とにかく最初から、仲間がどっさり出てくるんですよね。

ナノ アニメの前にゲームがあったからこそですよね。主人公だけでなく、見ている人が共感したくなる十人十色のキャラクターが出てくるのも、この作品の魅力です。「MY LIBERATION」は、「自分を解き放つ」「自分を自由にする」という意味なんですけど、「チェンクロ」もいろいろな意味で自由を感じられる作品だと思います。

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