アニメ映画「夜明け告げるルーのうた」、少年と人魚の出会いを捉えたポスタービジュアルを公開!

2017年5月19日公開のアニメ映画「夜明け告げるルーのうた」より、最新ポスタービジュアルが公開された。



「夜明け告げるルーのうた」は、「四畳半神話大系」「ピンポン THE ANIMATION」など多くの話題作を手がけてきた湯浅政明監督による初の完全オリジナル劇場用アニメ。寂れた漁港の町・日無町を舞台に、離婚した両親に対する鬱屈した気持ちをかかえた少年カイと人魚の少女・ルーの物語を湯浅監督らしい疾走感と躍動感にあふれるアニメーションで描く。キャラクター原案は漫画家のねむようこさん、脚本は「けいおん!」「ガールズ&パンツァー」の吉田玲子さん、音楽は「メアリと魔女の花」の村松崇継さん。
アニメ映画「夜明け告げるルーのうた」5月公開決定! 湯浅政明監督による完全オリジナル新作

本当の気持ちを伝えることの大切さという作品のテーマにちなみ、“年に一度の告白の日である”バレンタインデーに公開となった本ポスタービジュアル。主人公の少年カイと人魚の少女ルーの出会いの場面を描いたもので、ここから始まる物語への期待が高まるものとなっている。

また、公式サイト(#)では、このビジュアルの制作現場を定点カメラで撮影した動画が公開されている。制作を担当するのは「AKIRA」「魔女の宅急便」「おおかみこどもの雨と雪」「百日紅~Miss HOKUSAI~」など数多くの名作の背景を手掛けてきた大野広司さんで、実際の背景美術の制作の流れがわかる動画となっている。アニメ制作の現場に興味がある方はこちらもあわせてチェックしよう。
以下、大野さんのコメント。



【コメント】(※敬称略)
■美術監督:大野広司
湯浅監督の発想には驚かされました。
物語の舞台となる「日無町」は京都、名古屋、倉敷など色んな町のイメージをモザイクのように掛け合わせたと説明されましたが…それを絵にするのは頭の中を柔軟にしないといけないなところがたいへんでした。
今回はリアル感とぶっとんだ発想とのせめぎ合いのような絵で初めての経験でした。
湯浅監督の頭の中はどんな風になっているのでしょう(笑)。
ポスタービジュアルの背景は、人魚のルーと少年カイが初めて会うシーンです。
夜ですが、暗くなり過ぎないよう、月光でドラマティックな雰囲気になるよう工夫しました。
作業風景を撮影されるのは初めての体験でしたがアニメーション作品の背景美術がどのように描かているのか、ぜひ興味を持っていただけるとうれしいです。

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