プラモデルのような「組み立てキット」として、ファンタジーやSF世界のキャラクターたちを膨大に生産しているのが、イギリスに拠点を置く「ゲームズワークショップ」だ。
精巧なミニチュアを組み立てて、街や森などのフィールドを広げて、卓上でゲームをするのがその「ゴール」や「スタイル」のように見えるが、その“遊び”の最前線は、もっと自由でおおらかな様子だ。
外国人客も多く訪れる「ウォーハンマーストア神保町店」にうかがい、店舗マネージャーの丹野雄士さん、営業部の大友幸司さんにお話を聞いた。
ゲーム会社ではなく、飽くまでもミニチュア・メーカー?
──ゲームズワークショップは、日本国内ではどこから広まっていったのですか?
大友 現在の神保町店から約150メートルほど離れた場所に、日本で初めての直営店がオープンしまして、現在、直営店は4店舗あります。直営店以外では、日本全国で、約100軒のお店で製品をお取り扱いいただいています。
──海外では、どれぐらい歴史があるのでしょうか?
大友 発祥はイギリスで、約40年の歴史があります。
──ゲームズワークショップの展開しているシリーズの中には、いくつか種類があるようですが?
大友 そうです。いちばん大きいのが、「ウォーハンマー エイジ・オヴ・シグマー」というファンタジックな世界観。もうひとつが、「ウォーハンマー40,000」というSFシリーズです。大事なのは、ゲームよりも世界観が先にあることです。会社の名前がゲームズワークショップなので「ゲームの会社ですね」と間違われるのですが、あくまでもミニチュアのホビー商品を展開している、ミニチュア・メーカーなんです。
しかし、ゲームをプレイするためにミニチュアを買われる方、精巧なミニチュアを組み立てて楽しみたい方、ミニチュアをコレクションしたい方、お客様はさまざまです。当社では「コレクション、モデリング、ペイント、ゲームプレイ」と4種類の楽しみ方をうたっているのですが、何よりもまず“世界観ありきのミニチュア・ホビー”です。
──では、ミニチュアを使ってゲームをすることが最終目的ではないんですね?
大友 はい。ゲームをプレイしなくても、まったく構いません。
丹野 私の場合は、ミニチュアにペイントするところから入っています。もともと、私はミリタリー系のプラモデルが好きで、フィギュアを塗るのに適した塗料はないかと探しているうちに、ゲームズワークショップのミニチュアと出会ったんです。