「ネギま!を思い出して思わず涙」佐藤利奈も駆けつけた、赤松健原画展オープニングセレモニー・レポート

2017年3月18日、「UQ HOLDER!~魔法先生ネギま!2~アニメ化記念 赤松健原画展」オープニングセレモニーが開催された。



本イベントは、漫画家・赤松健さんが「別冊少年マガジン」(講談社)に連載中のマンガ「UQ HOLDER!」のアニメ化を記念して、東京ソラマチ5階の「スペース634」で開催される原画展。「UQ HOLDER!」以外に、初連載作品「A・Iが止まらない!」、大ヒット作品「ラブひな」、最長連載作品「魔法先生ネギま!」といった歴代マンガの原画を展示。そのほか、各作品のネームや貴重な資料。そして、赤松健さんが今も大切に保存しているパソコン「PC-8001」の展示&試遊といった具合に、非常に充実した内容となっている。

そんな原画展の開催を記念して、初日の3月18日、オープニングセレモニーが実施された。セレモニーには、赤松健さんのほか、アニメ版「魔法先生ネギま!」にて主人公のネギ・スプリングフィールドを演じた声優の佐藤利奈さんが登壇。原画展の展示内容や、「ネギま!」についての思いを語り合った。

2011年公開の「劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL」以来の再会という2人だが、すぐにリラックスした様子でトークを開始。今回の原画展の見どころとして、赤松さんは「予想よりも凝った仕上がり。こちらから提案したのはパソコンの展示と、仕事場の中継くらい」とスタッフの作品愛あふれる展示に感激した様子。ちなみに今回の目玉のひとつが、赤松さんの仕事場のオンライン中継だが、原画展最終日がちょうど締切日に重なっているとのこと。「けっこうまずい状態です。最終日は追い込んでいる姿が見れるかも」と苦笑交じりにコメントした。

また、赤松さんの原稿の特徴として、キャラクターの絵や擬音などを切り貼りする手法がある。時には5枚~6枚も絵が重ね貼りされるということで、今回はその原稿の厚みを横から眺めることができる展示もある、とのことだ。

いっぽう、佐藤さんは今回の原画展開催にあたり「ここ数日、ずっと『ネギま!』のことを思っています。いろんなことがあった作品だから、1つひとつを思い出すと涙が出てきそうになるんです」とコメント。初めて主人公を演じた「ネギま!」という作品は、やはり佐藤さん自身にとって重要な作品であることがうかがえた。

赤松さんも、「『A・I!』と『ラブひな』は原稿からもプレッシャーを感じるが、4回掲載して1回休むというサイクルでできた『ネギま!』の原稿からは、楽しさを感じる」と「ネギま!」の思い出を語った。

そして、2017年10月よりTVアニメ放送が決まった「UQ HOLDER!」より、主人公・近衛刀太役を声優・高倉有加さんが演じることが、ここで発表された。

登壇した高倉さんは、「役が決まったと連絡をもらった時は理解ができなかった。(連絡を受けて)3日目くらいから実感し始めた」とコメントした。

「ネギま!」から数年後が舞台の作品ということで、前作主人公を演じた佐藤さんは「最初は自分もシークレットで発表されましたし、初めての主役でした。そのまますくすくと育ってください」と、後輩にエールを送った。

そのほかの声優情報はまだ発表されてはいないが、赤松さんは「前作『ネギま!』のキャラがアニメに登場するなら、同じ声優さんに出てもらうつもり」と「ネギま!」ファンには嬉しいコメントを残した。

なお、10月のTV放送開始に先駆けて、9月8日発売の「UQ HOLDER!」14巻には、TVアニメと同スタッフによるOADがついてくるそうだ。こちらも要チェックだ。

セレモニーの最後には、登壇者によるテープカットが行われた。

赤松さんは「今回の原画展はアニメ『UQ HOLDER!』のスタッフも参加している。この完成度を見ると、アニメの仕上がりも楽しみ」とアニメへの期待をコメントしつつ閉幕となった。

なお、「UQ HOLDER!~魔法先生ネギま!2~アニメ化記念 赤松健原画展」は2017年3月26日(日)まで開催中。限定グッズ付チケットも販売されているので、ぜひ足を運んでみよう。

【イベント情報】

■「UQ HOLDER!~魔法先生ネギま!2~アニメ化記念 赤松健原画展」

・期間:2017年3月18日(土)~3月26日(日)

・開場時間:休日<3月18日>12:00~18:00、<3月19日、20日、25日、26日>11:00~18:00、平日<3月21日~24日>13:00~20:00

・会場:東京ソラマチ5F スペース634

・チケット情報:当日券 1,400円(税込)、限定グッズ付当日券 3,400円(税込)

・主催:赤松健原画展実行委員会

・後援:TOKYO MX

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