自分たちのやりたいことをストレートに。岸田教団 & THE 明星ロケッツのニューアルバムが完成!

TVアニメ「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」のオープニングテーマ「GATE~それは暁のように~」をはじめ、4曲のアニメタイアップを含む、岸田教団 & THE 明星ロケッツのニューアルバム「LIVE YOUR LIFE」が完成した。アルバムの新曲では、今やりたいサウンドやメッセージを、ファンに伝わりやすい形で届けることを意識したという。バンドの要である岸田に、その全容を語ってもらった!


世の中クソだけど、最後に明るい気持ちになれればいいのかなと


──2014年12月24日にリリースされた「hack/SLASH」以来のアルバムとなりますが、どのような作品にしようと考えましたか?

岸田 今までより少しだけ、聴いてくれるみんなのために、わかりやすく作ろうと思いました。全体的に、この曲を通して自分が何を言いたいのかを明確にしていったという感じです。それで一番最後に、「今までいろいろ言ってきたけど、そんなことはどうでもいいから、明るく行こうぜ」と。

──ラストの「LIVE MY LIFE」ですね。これがアルバムのリード曲になっています。

岸田 そうです。最後を明るくするというのは俺じゃなくて、ichigoさんのアイデアなんですよ。世の中だいたいクソですけど、最後に明るい気持ちになれれば、それでいいのかなと。そういう人生観が、今回のアルバムには入ってます。

──岸田教団 & THE 明星ロケッツにとっては、「LIVE MY LIFE」のような明るい曲は珍しいのではないかと?

岸田 いえ、むしろこの曲のほうが、もともとのウチのスタイルなんです。昔からのファンの人しか知らないと思うんですけど。アニソンをやるようになって、話をいただいた作品に合わせて作っていったら、ハードな音をやるバンドというイメージになっていったんですよね。でも、バンドのあり方としてはこちら側なんだということを、最近のファンの人たちにも知ってもらおうと。今回のアルバムを聴いたら、音楽性が変わったと感じる人と、もともとはこうだったよと懐かしく思う人の両方がいるんじゃないかと思います。

──シングル曲とアルバム用の新曲がバランスよく入っていますが、新曲はより、岸田教団 & THE 明星ロケッツの立ち位置を示したものになっているのかなと。

岸田 新曲はシングル曲とは、違う印象になっていると思います。シングル曲は派手で、1曲で成り立つようなものになっているのに対して、新曲では、今の自分の指向性をより強く打ち出そうと思いました。

──自分のやりたいことをやってみたと?

岸田 そうですね。1曲目の「希望の歌」や5曲目の「nameless survivor」は特に、こういうことをやりたいという感覚を、そのまま曲にできたように思います。

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