【AnimeJapan2017】アニメ映画「GODZILLA」スペシャルステージ! 主演の宮野真守をはじめ花澤香菜ら豪華キャスト陣が登壇

日本が世界に誇る怪獣・ゴジラの、初のアニメーション作品である映画「GODZILLA -怪獣惑星-」。そのスペシャルステージが、「アニメジャパン2017」最終日となる3月26日、REDステージにおいて行われた。
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本作の制作を手がけるのは「シドニアの騎士」で高い評価を得たポリゴン・ピクチュアズ。監督は「シドニアの騎士」を監督した静野孔文さんと、「亜人」の監督・瀬下寛之さんによるダブル体制。また原案・脚本は「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄さんと、今最も旬な人材が集まっている。そんな注目作の続報が公開されるということで、朝一番のステージにもかかわらず、会場には大勢の観客が詰めかけた。

オープニング前にゴジラにかける熱意を語る主要スタッフのインタビュー映像が流れ、そこへ進行役のDJ・森一丁さん、そして6名の主要キャストが次々に登壇。まずはそれぞれの配役が発表された。その内容は、主人公「ハルオ・サカキ」役に宮野真守さん、「メトフィエス」役に櫻井孝宏さん、ヒロイン「ユウコ・タニ」役に花澤香菜さん、「マーティン・ラッザリ」役に杉田智和さん、「アダム・ビンデバルト」役に梶裕貴さん、「ムルエル・ガルグ」役に諏訪部順一さんという豪華な顔ぶれ。

キャスト一同、誰もが知る人気怪獣・ゴジラの初アニメ作品に携わることに、喜びと緊張を感じている様子だったが、そんな中、花澤さんは「(ゴジラの息子の)ミニラに似ているって小さいときから言われている」とのことで、「ゴジラに親近感があります」と場内をなごませた。また杉田さんは「巨大怪獣との戦いは経験があるんで」とジョークを飛ばし、某怪獣映画を知る者をにやりとさせる一幕も。

続いて物語の内容と各キャラクターが紹介された。ゴジラとの戦いに敗北し、宇宙へ脱出した人類。やがて舞い戻った2万年後の地球は未知の生態系が築かれ、その頂点にゴジラが君臨していた……というのが大まかなあらすじ。従来の実写映画よりも格段にSF色が強く、類を見ないゴジラ映画になることは間違いないだろう。主人公のハルオは、両親を殺したゴジラを深く憎む青年。主要キャラはハルオと共にゴジラと戦う仲間たちだが、なかには異星人もいたりして、性格も背景もさまざまなキャラクターたちが、どんなドラマを見せてくれるのか気になるところ。

ちなみに収録は絵がない状態、いわゆるプレスコ(先に収録した音声に合わせて後から映像を制作する手法)で行われたそうで、「まだ僕たちもできあがった映像を全部ちゃんと見てるわけじゃないので」と語る諏訪部さん。そこでタイミングよく、制作途中の映像が特別上映された。

変わり果てた地球で繰り広げられるゴジラとの息詰まる戦闘シーンに、会場内に拍手が湧き起こる。わずか30秒という短いショートフィルムながら、そのクオリティの高い仕事とスタッフの熱量はひしひしと伝わってきた。同時に三部作公開ということも明らかになり、梶さんは「早く全貌を見たい」、櫻井さんも「スケールがやっぱり大きいですよね」と感動しきり。「パワードスーツでゴジラと戦うなんて、今までなかったじゃないですか」と宮野さんも語り、いまだかつてないゴジラが生まれつつあることを改めて実感させてくれた。

最後に出演者を代表して宮野さんが来場の感謝を述べ、「収録は終わっていますが、これからキャストもスタッフと一丸となってこのゴジラを盛り上げていきたいと思いますので、映画の公開を心待ちにしていてください」とコメント。終始、冗談などを交えたなごやかな空気の中、ステージは終了した。

本作の公開予定日は2017年の11月。長きにわたる人類とゴジラの因縁の戦いは、一体どのような決着を迎えるのか。刮目して待とう。

(取材・文/遠藤智子@TRAP)

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