歴代の人気アニメソングを、わーすたが全力カバー!「The World Standard ~あにそん。青春真っ盛り~」レポート

2017年4月22日(土)、東京・ZEPP DIVERCITYにてアイドルグループ・わーすたのワンマンライブ「The World Standard ~あにそん。青春真っ盛り~」が開催された。



「わーすた」は、SNSとリアルアイドル活動を通じて世界にKAWAIIジャパンアイドルカルチャーを発信する、デジタルネイティブ世代アイドルグループ。そのグループ名も「The World Standard」の略称であるほか、ライブ中の写真撮影も自由でいつでもSNSなどに投稿可能という5人組である。

そんな彼女たちが、4月22日、昼夜2回にわたる公演を開催。今回は、今や日本発のカルチャーとして世界中にファンを持つアニメソングのカバーのみのセットリストで行われた昼公演の模様をお届けしよう。

なお、今回のライブのセットリストは、メンバーがツイッター上でファンから募集したアニメソングも含まれている。まさにファンと一緒になって盛り上がるライブとなった。

人気アニメソングのオンパレード!

アニメソングのスタンダード「残酷な天使のテーゼ」(「新世紀エヴァンゲリオン」オープニング)をリミックスした「Overture」で、白黒モノトーンの衣装に身を包んだ「わーすた」の5人がステージに登場。「君の知らない物語」(「化物語」エンディングテーマ)でライブをスタートした。冒頭のサビからメインボーカル・廣川奈々聖さんと三品瑠香さんによる美しいハモリが飛び出し、会場のテンションは急上昇! 

続いて披露したのは「Believe」(「ONE PIECE」オープニングテーマ)。2000年代初頭に活躍したアイドルグループ「Folder5」のヒット曲だが、オリジナルアーティストにも負けないキレキレの振り付けを交えつつハイテンションなダンスチューンを熱唱した。

ここでステージからダンスメンバーは退場。メインボーカルの廣川さん、三品さんのデュエットで「ライオン」(「マクロスF」オープニングテーマ)が披露された。時にユニゾンし、特に心地よいハモりを聴かせる2人は、まるで劇中でこの曲を歌ったシンガー・シェリルとランカのよう。次々と飛び出すエネルギッシュなステージに、会場の盛り上がりは早くも最高潮だ!

カバー曲&オリジナル曲が中盤を盛り上げる

ひと息つきつつのMCでは、各メンバーのお気に入りアニメや思い出のアニメの話題が飛び出した。なかでもプロフィールに「乙女ゲームが詳しい」と記載されている松田美里さんは、「黒子のバスケの黄瀬くんが一番好きです!」とアニメ愛を全力アピールし、会場を沸かせた。

また、今回のライブでは各メンバーのソロもあるよ、ということでソロ一番手を務めたのは坂元葉月さん。普段は涙腺が強いという坂元さんだが、映画を見終えた後も泣き続けたという思い出のアニメ「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」主題歌「手をつなごう」をしっとりと歌い上げた。

そんな感動的なステージから一転、今度は「おジャ魔女どれみ」のコスプレに挑戦したわーすたが、同作品のオープニングテーマ「おジャ魔女カーニバル!!」を元気に熱唱。さらに「はじめてのチュウ」(「キテレツ大百科」エンディングテーマ)、「ピカチュウのうた」(「ポケットモンスターXY&Z」エンディングテーマ)と、世代を超えた愛されるファミリー向けアニメの主題歌がダンスメンバーの坂元さん、松田さん、小玉梨々華さんによって披露された。

ライブ中盤は、アニメソングの「現在」を象徴する楽曲やわーすたが歌うアニメソングなど、アッパーな楽曲が飛び出した。

まずは廣川さんがソロで「crossing field」(「ソードアート・オンライン」オープニングテーマ)を、力強く歌い上げる。廣川さんにとって、原曲を歌うLiSAさんは憧れのシンガーとのことで、歌い終えた後のMCでは次々とLiSAさんのアニメソングのタイトルが飛び出した。と、ここでアニメ大好きな松田さんがステージに登場すると、「(テンションが)上がった!」と大絶賛。アニメファン同士、通じるものがあったようだ。

続いて「わーすた」がオリジナル歌唱の「グーチョキパンツの正義さん」(「ヘボット!」エンディングテーマ)、「ぱわわわわん!!パワーパフガールズ」(「パワーパフガールズ」公式ダンス・ミュージック)が披露された。「グーチョキパンツの正義さん」ではコミカルな楽曲に合わせて、楽しげな振り付けを見せてくれたかと思えば、「ぱわわわわん!!パワーパフガールズ」ではクールなEDM&ダンスでカッコいい姿をみせてくれる5人。

この後も、松田さんが「U&I」(「けいおん!!」劇中歌)、小玉さんが「空色デイズ」(「天元突破グレンラガン」オープニングテーマ)と、バンドサウンドを前面に出したアニメソングをソロで歌い、後半に向けて大きくライブを盛り上げた。

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