声優界の大物・玄田哲章が幼女に生「ドーン!」 写真も撮りまくりの「笑ゥせぇるすまんNEW」トークショー!!

2017年5月26日(金)、現在放送中のTVアニメ「笑ゥせぇるすまんNEW」のスペシャルイベント「ドーンとナイトトークショー」が、主役の喪黒福造役・玄田哲章さんをゲストに迎えて開催された。



この日、会場の東京スカイツリータウン・ソラマチにある「J:COM Wonder Studio」には、大物声優である玄田さんをひと目見ようと多くの人が詰めかけた。ファンはもちろん、子供連れファミリーの姿も見られる和やかな雰囲気の中、かなりのアニメファンだというタレント・木村美菜さんのMCにより進行した本イベントの様子をレポートしよう。

大きな拍手の中、おなじみ「おーほっほっほっ……」という高笑いと共に登場した玄田さんは、喪黒福造をイメージさせるダークジャケットに中折れ帽をかぶったダンディな出で立ち。「ドーン!……小西ではありませんよ」と決め台詞をからめたシャレで挨拶し、のっけから会場を沸かせた。スカイツリーには来たのは今回が2度目という玄田さん。初めて来たのは2014年12月に同じこのスタジオで行われた「トランスフォーマー」のトークショーだったそうだが、奇しくもその時、木村さんは観客として観覧していたとか。お2人とも不思議な縁に感じ入っていた。

玄田さんのプロフィール紹介を挟み、着ぐるみキャラの“喪黒福造”が登場! 細部までよくできた喪黒を目にした玄田さんは、「こんなにすごいと思わなかった。いやぁ素晴らしい!」と感激しきり。この喪黒と玄田さんが揃うのは初めてとのことだが、なんとここで特別に観客参加OKの撮影タイム開始が告げられる。撮影中、玄田さんはサービス精神たっぷりに喪黒とポーズを決めたり、みんなに生「ドーン!」をしたりと大サービス。貴重なツーショットとなった。

ここからは「笑ゥせぇるすまんNEW」を振り返るコーナーに。アフレコ収録はすでに全話終わっているそうで、「1話1話が面白くてあっという間にすぎちゃったんで、もっともっと演りたいな」と語る玄田さん。とくに印象に残っている登場人物を聞かれると、第3話「ああ、愛しの583系」に登場した鉄道マニアの「てっちゃん」こと加米良鉄也をあげ、「なんかじーんとくるんだよね。とりつかれたように何かに夢中になるというのは、こんなにも心を動かすんだなと……」としみじみコメント。「(喪黒は)なんでああいう目に遭わせるんだろうね」とオチを付けていた。

また「“ドーン!”したい人は誰か?」との問いには、「家ではアレしなさいコレしなさいと、いろいろ言われてますから、カミサンにドーンしたいですね」と、ここでも茶目っ気たっぷりのコメント。かわって喪黒福造というキャラクターへの想いをたずねられると、大先輩である故・大平透さんが演じていた旧作に触れ、「やはり怖いイメージが強かった。でも怖いもの見たさで見ちゃう」とリスペクトしたうえで、今回自分が演じるにあたっては「やっぱり“せぇるすまん”ですから、相手の心にすぅーっとすり寄るには、怖いだけじゃなくて、ちょっとかわいさも入れて演じてみました」と語った。

イベントも後半に入ったところで、さらなるゲストがVTR出演。モニターにED主題歌「ドーン!やられちゃった節」を歌うタレントの高田純次さんがいきなり「ドーン!」の言葉とともに登場した。「どうもこんばんは、ジョニー・デップです」というゆる~い挨拶に始まり、「喪黒さん、どこに住んでるんでしたっけ? BAR? 最高ですよね、僕もできるならBARに住みたいな、ははは」「会場にいる5万人のみなさん、(主題歌CDを)1人50枚買ってください」などと、テキトートークを炸裂させた。VTR終了後、玄田さんは「よくしゃべるわりに本当に軽い人。でもこう言っちゃダメなのかもしれなけど、実は真面目なんじゃないかな」とフォロー。高田さんが歌うEDソングについて「いや~、軽いノリでいいねぇ」と絶賛した。

楽しいトークショーも終盤。ここで玄田さんのサイン入りポスターがもらえる抽選が行われた。玄田さんみずからくじを引き、5名の当選者に賞品を手渡し。その中には家族連れで来場していた小さな女の子の姿もあり、玄田さんは「かわいいね」とやさしく声をかけて、小さく「ドーン!」。微笑ましい光景に、会場はほっこりした雰囲気に包まれた。

最後に玄田さんは「こういう作品に出会えたのは運命的なものを感じます。残り数話となりますが、みなさんの力を借りて盛りあげて今後とも長く演じられるようによろしくお願いします!」と挨拶。再び「おーっほっほっほ」の高笑いと共に会場を後にした。

(取材・文/サイトウカズアキ@TRAP)

おすすめ記事