ここぞとばかりの宇宙感! GARNiDELiAが新曲「SPEED STAR」をリリース

「GARNiDELiA」が、ニューシングル「SPEED STAR」をリリースする。この曲は、2017年6月17日から全国公開される「劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」の主題歌。劇場版の舞台は宇宙ということで、GARNiDELiAらしい宇宙感のあるサウンドになった。先日行われた全国ツアーのファイナル(東京公演)で初公開された最新情報も合わせて、メイリアとtokuに語ってもらった!


「SPEED STAR」は、今回の劇場版と奇跡的な出会いを果たした曲です


──4月から始まっていたツアー「GARNiDELiA stellacage TOUR 2017~Cry Out~」が、6月11日の東京公演でファイナルを迎えました。ツアーの手応えはいかがでしたか?

メイリア どの会場もお客さんの熱量が高くて、盛り上がりました。名古屋、仙台、福岡と初めてワンマンで訪れる土地も多くて、初めてGARNiDELiAのライブを見たというお客さんからも、好反応をいただけたのがうれしかったですね。回を重ねるごとに内容的にもブラッシュアップできて、ファイナルの東京公演は、ツアーの集大成になったと思います。

──東京公演では、最新情報も公開されました。その話題は最後に回して、まずはニューシングル「SPEED STAR」についておうかがいします。GARNiDELiAにとっては、久々の「魔法科高校の劣等生」とのコラボですね。

toku TVアニメ「魔法科高校の劣等生」オープニングテーマ「grilletto」に引き続きということで、約3年振りとなります。

メイリア また声をかけていただいて、光栄に思いました。

──「SPEED STAR」は、どのように作っていったのでしょうか?

メイリア 実はこの曲は3年前に作って、ずっと温めていた曲なんです。自分たちにとって大好きな曲だったので、カップリング曲やアルバムの中の曲ではなく、シングルとして世に出したいと思っていて。今回、「劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」の主題歌をGARNiDELiAにお願いしたいと言われたとき、「ここしかない!」と思いました。

toku もちろん、ほかにも候補曲を出して、その中から選んでいただくという形だったんですけど。

──見事に、お2人の希望通りの曲が選ばれたということですね。

メイリア 1番だけ作ってあった歌詞も、今回の劇場版のストーリーに合っていて、ほとんど直すことなく提出したんです。私たちにとっては、楽曲と作品の奇跡的な出会いになりました。

──1番の歌詞の、どの部分を直したのでしょうか?

メイリア もともとは女性言葉だったんです。それを、達也の目線も汲み取れるように、中性的な語尾に直しました。それだけですね。「SPEED STAR」というタイトルも、もとからあったもので、劇場版のサブタイトルが「星を呼ぶ少女」だと知った時に、「これは!」と思いました。

toku メロディも、ほとんど直していないんです。マイナーでアップテンポな曲をたくさん作ってきた中で、この曲はどこか毛色が違って、サビに入った時の感覚とかが新鮮なんですよね。思い入れが強い曲なので、劇場で聴いていただけるのが、本当にうれしいです。

メイリア そう、この曲を劇場でフルサイズで聴いていただけるのは、うれしいですね。私たちも早く体験してみたいです。音に包まれる感覚を味わえると思うので。

──サウンド的には、宇宙感がありますよね。

メイリア かなりの宇宙感です。劇場版は、お兄様が宇宙まで行くということで、tokuさんが壮大なサウンドに仕上げてくれました。流れ星のような音が入っていたりします。

──フルサイズの歌詞は、劇場版のストーリーを知った上で、書いていったのでしょうか?

メイリア シナリオを読ませていただいて、書いていきました。「魔法科高校の劣等生」のテーマのひとつに、「理不尽に抗っていく」というものがあると思うんですね。達也は、周囲からいろいろなことを言われながらも、がんばっていますが、それは誰にとっても同じことなんだなと。私たちは音楽業界で、聴いてくれるみなさんは学校や社会で、何があっても自分を貫いていこうという思いが込められています。迷っている人の背中を押す歌詞にしたいと思ったので、意識して強い言葉を使いました。

──自分を信じて進んでいく力強さが、表現されていると感じました。

メイリア 達也だけでなく、劇場版のヒロイン・九亜(ココア)ちゃんの思いもリンクさせました。いい子にしていなさいと言われるけど、自分はそこに留まっていたくないと。ジャケット写真で私が鎖を持っているのも、それと繋がっていて、自由への解放という意味が込められているんです。

──今回のジャケットの衣裳は、お2人ともまっ白なんですよね。

メイリア 白1色って、ずっとやってみたかったんです。「grilletto」の衣裳も白だったので、それを引き継ぎつつ、本当にまっ白の世界を作ろうと思いました。同じ白でも、エナメルだったりレザーだったり、いろいろな素材を組み合わせていて、よく見ると材質の違いがわかると思います。

──「SPEED STAR」のMusic Videoは、どのようなコンセプトで作ったのでしょうか?

メイリア まずは宇宙感ですね。監督さんと、「ここぞとばかりに宇宙にしましょう」と話し合いました。

toku こういうことをやりたいという僕らの希望を、たくさん聞き入れていただきました。

メイリア それから、バンドとダンサーを一緒に撮ったのも、大きな特徴です。GARNiDELiAのライブには欠かせない2つの要素を詰め込んで、ライブ感を味わっていただける作品になりました。

toku 色彩的には、「grilletto」の時の白黒を引き継いでいます。

メイリア ダンスシーンで白の衣装と黒の衣装がチェンジしたり。「魔法科高校の劣等生」繋がりを、MVでも意識しました。画像処理で白と黒にしているのではなく、白の衣装と黒の衣装で2回撮影しているんです。ダンスのタイミングや体の位置が少しでもずれるとダメなので、大変でした。

──バンドシーンもかっこよかったです。

メイリア ライブツアーを一緒に回っているメンバーで撮影しています。息が合った演奏になって、撮影はすごく楽しかったです。

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