「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章」上映記念インタビュー第1回! 新キャラクター・キーマンを演じる神谷浩史が感じた「ヤマト」の大きさ

いよいよ今週末の6月24日に公開を控えた「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 発進篇」。今回、アキバ総研では、公開を記念して「ヤマト」インタビューリレー企画をスタートする。第1回めは、「2202」より登場する新キャラクター・キーマンを演じる神谷浩史さんのオフィシャルインタビューを掲載する。



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<オフィシャルインタビュー>

──第一章「嚆矢篇」は今年2月に劇場上映され大ヒットを記録しましたが、本編をご覧になられた感想をお聞かせください。

神谷 本作「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」(以下「2202」)に関わらせていただくにあたって、前作「宇宙戦艦ヤマト2199」(以下「2199」)は全話拝見しました。もちろん、「2202」から観始めても十分に楽しめる内容になってはいますが、「2199」を観たことでキャラクターの関係性などを把握した上で作品に入ることができ、とてもプラスに働きました。第一章「嚆矢篇」第一話の冒頭の戦闘シーンは“変態的”と言っても過言ではないくらい凄かったです(笑)。相当こだわって制作されていることをひしひしと感じました。そもそも完全新作としてリメイクした「2199」のさらにその続編を制作するというのは、かなりハードルが高いことをやっていると思うんです。その意気込みみたいなものが第一章では映像からも感じられたので、劇場まで足を運んで良かったなと思いましたね。

──日本アニメ史に燦然と輝く名作「宇宙戦艦ヤマト」シリーズに初めて出演されてみて、改めて感じたことなどがあればお聞かせください。

神谷 誰もが知っている作品であったとしても、関わり方が他のアニメーションと大きく変わることはありません。ただ、やはり「誰もが知っている作品」ということ自体が、まず他の作品と大きく違うところではあるんです。ですから、僕より年齢が上の方は「ヤマト」のことをよくご存知で、上映前にも関わらず、ここまで周りの方の反応が大きかったのは、今まで自分が携わってきた作品ではなかったことだったので、改めて「ヤマト」という作品の大きさを実感しましたね。ただ、アフレコに関しては、そこまで気負い過ぎることなくやっているつもりです。

──第二章「発進篇」(第三話〜第六話)のアフレコに臨むにあたって、どんなことを考えましたか?

神谷 第一章の時に福井(晴敏)さんと羽原(信義)監督からキーマンというキャラクターについての話を伺って、それを踏まえた上でキーマンという役の声を演じさせていただいています。僕個人としては、キャラクターの根幹に関わっている部分がブレないように演じていけば問題ないだろうと思っています。第一章をご覧になられた方なら分かっていただけるのではと思いますが、キーマン自体が何を考えているのかよく分からないんですよね(笑)。具体的にこういうことを考えていますという明確な意図を持って演じるのが一番だとは思いますが、全てのセリフにおいてそれを成立させるのは難しいです。もちろん、そういう意図が必要な場面に関しては監督や音響監督の方に確認した上で演じますが、そうではない部分に関してはおそらくこの方向だろう、というくらいのバランスで演じさせていただいています。キーマンの意図を細かく伝える必要はないと思って演じているので、ご覧になっている方が「なんだろう、コイツ?」と思ってくれていたら正解かなと。

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