迫力満点の6曲! 「マクロス」シリーズ最年少歌姫・JUNNAが、ミニアルバムでソロデビュー

TVアニメ「マクロスΔ(デルタ)」に登場する、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」。そのエースボーカルである美雲・ギンヌメールの歌唱を担当したJUNNAが、いよいよソロデビューする。今年1月に開催された2ndライブでは2日間にわたって、横浜アリーナを満員にするなど、現実世界でも大成功を収めたワルキューレ。その中心にいるのが16歳の歌姫・JUNNAだ。
そんな彼女のソロデビュー作は6曲入り(Instrumentalも含めると全12曲)のミニアルバム「Vai! Ya! Vai!」。美雲的な世界観を残しつつも、JUNNAらしさを詰め込んだ作品となった。彼女の最大の魅力である、10代とは思えないド迫力のボーカルを、たっぷり堪能してほしい!


「マクロスΔ」で最初に歌ったのは、「いけないボーダーライン」でした


──「マクロスΔ」の音楽プロデューサーの方から以前うかがったんですが、JUNNAさんは、アニメとは関係のないオーディションに出ていたのを見いだされたそうですね。

JUNNA はい。レコード会社と事務所が開催していたオーディションです。それまでもいろいろなオーディションを受けていたんですが、大がかりな公開オーディションは、この時が初めてでした。

──それが中学3年生の時ですよね。シンガーを本格的に目指したのは、いつだったのでしょう?

JUNNA 子どもの頃から歌うことが好きで、母が、「じゃあ、習ってみたら?」と。小学4年生からレッスンを受け始めて、それでステージに立って歌う機会があったんです。お客さんの前で歌うことって、こんなに楽しいんだと思って、そこから本格的に歌手を目指すようになりました。

──小学生の頃は、どんな音楽を聴いていたんですか?

JUNNA 母が最初に買ってくれたのが、Superflyさんのアルバムで、それを聴いてファンになってコンサートに連れていってもらったりしました。それから、いきものがかりさんも大好きで、ずっと歌っていました。

──アニメソングはいかがでしたか?

JUNNA 実はアニメには詳しくなくて。子どもの頃に見ていたのも、「ちびまる子ちゃん」くらいなんです。

──ということは、オーディションでアニメの音楽を作っている人から声をかけられた時、とまどいがあったのではないですか?

JUNNA 全然知らない世界だったので、不安はやっぱりありました。母に相談したら、「何事も、やってみないとわからないでしょ。挑戦してみてダメだったらダメで、それでいいんじゃない」って。それで、決心が固まりました。

──最初にやったことは、なんだったんですか?

JUNNA この作品の曲を歌ってほしいと音源を渡されて、後日、アニメのスタッフさんたちの前で歌いました。

──つまりそれが、アニメ制作サイドのオーディションだったわけですね。その時に歌った曲はなんだったのでしょうか?

JUNNA 「いけないボーダーライン」です。それに先駆けて、好きな曲を1曲歌っていいよと言われて。最初に歌い慣れた曲を歌うことができたので、緊張がほぐれた状態で「いけないボーダーライン」を歌うことができました。

──そして見事に美雲の歌担当に選ばれたということですね。その時に歌った好きな曲とはなんだったのでしょう?

JUNNA RCサクセションさんの「スローバラード」です。

──それはシブい。親御さんの趣味なんじゃないですか?

JUNNA 母から教えてもらいました。私も大好きな曲です。

──ワルキューレのメンバーに初めて会った時のことは覚えていますか?

JUNNA 最初に鈴木みのりちゃんに会いました。2人で呼ばれて、スタジオで歌を合わせてみたことがあったんです。2015年の9月くらいだったと思います。安野(希世乃)さん、東山(奈央)さん、西田(望見)さんには、「マクロスΔ」のアフレコを見学に行った時に初めてお会いして、ご挨拶させていただきました。

──アニメのアフレコを見たのは、その時が初めてですよね?

JUNNA はい。みなさんが入れ替わりでマイクの前に立ってしゃべっていて、緊張感がすごかったです。歌のレコーディングとは全然違う現場なんだなって思いました。

──ワルキューレの活動を通して、何を得られたと思いますか?

JUNNA ユニットで歌うと、1人ではできないことがたくさんできるんだなということです。お姉さんたちがやさしくて、わからないことをいろいろ教えていただきました。

──ワルキューレの曲で、特に好きなものはなんですか?

JUNNA 歌っていて楽しいのは、「Walküre Attack!」です。バラードでは「AXIA~ダイスキでダイキライ~」が好きです。

──「AXIA」は、カナメの曲ですね。

JUNNA 「GIRAFFE BLUES」も好きなんですけど、やっぱり「AXIA」は特別です。ライブでもお客さんが号泣していたりして、歌だけであんなに感動させられるのは、すごいなって思いました。

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