下野紘、アルバイト体験で青春をもう一度!? 異色の演出に沸いた3rdシングル「Running High」リリースイベントをレポート

声優・下野紘さんの、3rdシングル「Running High」のリリースイベントが、2017年6月17日、東京・品川インターシティホールで行われた。MCとして、下野さんと同じ事務所に所属する後輩声優の伊達忠智さんも出演。下野さんは、昨年アーティストデビューを果たし、4月19日にリリースされた「Running High」が3枚目のシングルとなる。仰天の企画VTRあり、ファン参加型のクイズコーナーありで大いに盛り上がったイベントの模様をお届けしよう。



まずはMCの伊達さんとファン一同による「下野さーん」との呼びかけに応え、本日の主役がステージに登場。関東では梅雨入りしたにもかかわらず、当日は快晴の天気に恵まれ、雨男疑惑をかけられていた下野さんは「これはもしかして、俺じゃなくて、今日いないスタッフに雨男、雨女がいたんじゃない!?」と、雨男疑惑をみずから払拭していた。

今回の「Running High」は、TBS系列で放送中のTVアニメ「カブキブ!」のオープニング主題歌。歌舞伎にかける高校生たちの青春を描いた同作にちなんで、下野さんが“青春”を再び体験すべくアルバイトに挑戦した様子がVTRで披露された。

下野さんが挑戦したアルバイトは、本人曰く「若い頃に恥ずかしくてできなかった」接客業。まず向かったのは、パチンコ店だ。数々の人気作品で主演を務める、人気声優の下野さんが、「お気軽にお声がけください」と背中に書かれたパチンコ店のユニフォームに着替えると、会場に笑いが巻き起こる。

開店前、スタッフと一緒にお店の行動指針を唱和する下野さん。ここで、パチンコ店のスタッフから「4つめの指針は『隣の関くん』でお願いします」と、下野さんが過去に演じたキャラクターとして唱和をしてほしいという無茶振りが飛び出した。実は、下野さんに仕事を教えるパチンコ店の男性スタッフは下野さんの大ファン。しかし、下野さんが演じた関くんは無口なキャラクターだ。関くんを演じながら、苦しまぎれに無茶振りに応える下野さんの姿に、再び笑いが起きていた。

スタッフに連れられて、下野さんは開店前のパチンコ台の清掃作業へ。その時に「北斗の拳」のパチンコ台を見つけ、またもや先ほどの男性スタッフから「北斗の拳のモノマネお願いします」という無茶ぶりが。

……ここでVTRはストップし、ファン参加型のクイズコーナーへ突入する。出題されたのは、「この後のVTRで、下野さんはどのように『北斗の拳』のモノマネをしたのでしょうか?」という問題。これに対し、下野さんみずからが選択肢を3つあげ、ファンはその3つの中で、正解と思われる色のカードを掲げる。10人以上が正解すると、ファン全員が正解したことになるルールだ。

下野さんが出した3つの選択肢は、赤が「アタタタタタタタ」、青が「イタタタタタタタタ」、黄色が「ウタタネ!!」。ほとんどのファンが赤のカードを掲げ、やはり正解は「アタタタタタタタ」であった。正解VTRで披露された下野さんのモノマネに笑いが起きるが、この流れに「これって拷問だよね?」と、下野さんは苦笑い。

パチンコ台の清掃の後、下野さんは開店と同時にやってくるお客さんを入り口でお出迎え。さらに、店内アナウンスも担当することに。声優の本領が発揮された淀みないアナウンスに、パチンコ店のスタッフ達も「イケメンボイスに鳥肌が立った」と興奮していた。

下野さんは、街頭でのティッシュ配り業務も体験。しかし、次々と街ゆく人にスルーされていく。恥ずかしがる下野さんに、「もっと大きな声で」とスタッフがアドバイスをすると、ここでも声優としての本領を発揮。近くでビラ配りをする居酒屋の店員にも負けない大声で下野さんはティッシュ配りを行なっていた。

最後に下野さんは店内のフリーアナウンスも担当。その日イチオシの台の宣伝もしつつ、自身が主演したアニメ「えとたま」の台への呼び込みもアナウンスし、最後は「声優の、下野紘でした」とアピールも行なった。

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