禁断の恋愛を描く、期待の百合アニメ「捏造トラップ-NTR-」! 加隈亜衣×五十嵐裕美インタビュー&グラビア!
幼なじみの女子高校生・由真と蛍。2人はそれぞれカレシがいるにもかかわらず、女の子同士での秘め事を繰り広げ、徐々にその内容もエスカレートしていく……。
そんな過激な百合描写が描かれる期待の夏アニメ「捏造トラップ-NTR-」(原作・コダマナオコ、一迅社「コミック百合姫」連載)放送開始を記念して、主人公・岡崎真由役の加隈亜衣さんと水科蛍役の五十嵐裕美さんにインタビュー!
本作の見どころや、実際に遭遇したドキドキ体験をズバッと答えていただきました!
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──最初に原作マンガを読んだときの感想はいかがでしたか?
五十嵐 百合マンガとしてはわりと精神的な描写よりも、肉体的な描写が充実していて珍しいなと思いました。ちょっと男性誌的なドキドキがあるなと。もちろん百合マンガ特有の精神的なやりとりも多いんですが、こんなところまで触っていいんだ! 一般紙なのに! という驚きもありましたね。
加隈 絵がすごくかわいらしくて「あ、好きな絵だ」と思い単行本を開いてみたらいきなり過激なシーンからスタートしたので、最初は「こ、これは!」とびっくりしました。読み進めていくと、蛍は何を考えているかわからない。けど彼女なりの考えがあったり、周りからは認められない願いや、自分でもやっちゃいけないこととわかっているけど……という思いを抱いてしまったがゆえに悩んでいることが見えたりしてきて、だんだんと印象が変わってきましたね。素直な恋愛ができないところに共感を覚えたり、蛍の悲恋を応援したいという感情が芽生えてきました。
──蛍のエッチなシーンって、どこか切なさが漂っているんですよね。
五十嵐 そうなんですよ。やけになってるのかな? もう爪跡だけでも残してやろう、由真に忘れられなくしてやろうみたいな感じで突っ走っちゃっているのかな。
加隈 蛍の行動には一貫性がないんですが、そこが人間くさいところなんですよね。
「由真は普通の女子高校生」(加隈)、「蛍は、よりあざとく小悪魔的に……」(五十嵐)
──それぞれ演じるキャラを演じるうえで心がけていることは何ですか?
加隈 由真はかなり受身で、あなたがしっかりしないからこんなにグチャグチャになってるんだよ! っていう優柔不断な子ですね。由真からすると「蛍のせいでこんなことになっている」と思っているんだけど、蛍を切り離せなくて、「あれ、蛍のこと好きなのかな?」と自分の気持ちがわからなくなることがあります。元々はあまり人に嫌われるわけでも特別に好かれるわけでもない、普通の女子高校生で、そこを意識して演じています。
五十嵐 蛍は、よりあざとく小悪魔的に……、というキャラを演じるのが個人的には難しくて、その行動も「何となく気持ちはわかるけど、なぜそういう行動になるんだろう」と、私とはかみ合わないところもあったりするんですよね。だから、そういうシーンを演じるときは、蛍も自分を作って演じている、という体でやっています。由真としゃべっているシーンは、気持ちがわかりやすいという意味では楽に演じられていますね。……きっと蛍は寂しいんだろうな、っていう印象はありますね。親もいなくて、由真しか心を開ける人がいないのに由真自身はすぐにほかの人のところに行っちゃうし。だから藤原みたい男でも、一緒にいて安心するのかな。
──本作は百合アニメと言いつつも、由真には武田、蛍には藤原といった具合にそれぞれ恋人がいるわけですが、お互いのカレシのことはどう思われていますか?
五十嵐 個人的にはあまり藤原と付き合っているという感覚はなくて、あまりカレシという感じで接していないです。たぶん藤原もそんな感じだと思います。
加隈 きっと藤原も、モテすぎるからから蛍と付き合っているって言ったほうがいろいろ面倒くさくないんだと思います。お互いの利害が一致しているというか。
五十嵐 藤原的には暇つぶしみたいなものじゃないのかな。だから、性格が悪い! 頭がよくてお金持ち(なんとなく)な人の発想だよね。
──対する武田と由真は、本当に普通のカップルですよね。
加隈 このまま関係が続いていけば、普通のカップルになると思います。クリスマスとかも、遊園地デートしたりして。
五十嵐 で、大学に行ったら別れたりしてね(笑)。
加隈 そうそう! それで「初めて付き合ったのが武田でよかったよ」って、いい思い出になると思うんですよね。個人的に武田って大器晩成型だなって思っています。顔も悪いわけじゃなくて、人当たりもいいし。だから、今回のことが原因で曲がらないでほしいなって思います。
「由真はラノベアニメの主人公のよう」(加隈)
──アフレコスタジオで内での、印象的なエピソードはありますか?
五十嵐 私は、素直に反応してくれる由真がかわいいなと思いながらやっています。あとは武田役の逢坂良太さんが加隈さんに八つ当たりしてるのが印象的です(笑)。「お前は本当にひどい女だ!」って。
加隈 そうですね(笑)。ラノベ原作アニメだと男性キャスト1人に大勢の女性キャストがいて「誰が一番いいの?」みたいなことを言っていじったりしていたんですが、今回初めてそれが自分に跳ね返ってきた感じなんです。
五十嵐 そうそう!
加隈 武田って真っ直ぐな思いを持って純粋に女の子に向かってる、だけどひどい目にあうヒロインで、由真は反対でラノベアニメの主人公のように、ふらふら優柔不断なキャラなんですよね。だから、今までみてきたラノベの主人公はこんな気持ちだったんだ! って思いながらやっています。レアな体験ですね。
五十嵐 武田が思ってても言えないことを加隈さんにぶつけてくるのが逢坂さんで、「そーだそーだ! 私は悪くない!」「勝手に由真が夢中になってきちゃっただけだから!」って言ってるのが私です(笑)。
加隈 本当に悪女なんだから(笑)。先日、ちょっと長い待ち時間の時に逢坂さんが、武田が数年後に飲み会とかで「実は初めての彼女が、女に寝取られたんだよね」って気持ちを語る、っていう寸劇をしてくれたんです。きっと武田ならこういう経験も数年後に面白おかしく話してくれるだろうって。
五十嵐 そうそう。それで私たちも、飲み会で一緒になっている友達っぽく「武田も大変だったんだね~」って返したり(笑)。本作って子ども同士の世界だからわりと大ごとになってるけど、大人になったらいろんなことが見えてきて、その時にそれぞれ昇華できるのかなと思いますね。ともかく武田は、藤原とつるんでるのがだめだ!
加隈 でも武田といるときは藤原も普通の男の子ですよね。
──女子目線で、男子のドラマを追いかけても見応えがありそうですね。
「ポイントは、蛍と武田の目からハイライトが消えていくところ」(五十嵐)
──視聴者に注目してみていただきたいポイントは?
五十嵐 徐々に蛍の声のトーンが低くなっていくところですね。蛍が病んでいくにつれて、私がイメージしていた蛍のトーンに近づいていきます。由真に気持ちを隠さなくていい、という感情を前面が出てくるので、その変化を気持ちよくやらせていただいております。あとは、徐々に蛍と武田の目からハイライトが消えていくところです。
加隈 武田の目からハイライトが消えた瞬間は、この作品から最後の良心が消えた瞬間です。私が注目していただきたいところは、女子が言われてもドキドキしちゃうような蛍のセリフです。蛍みたいに色白で自分のことを好きな子から、あんな至近距離で「ドキドキするね」って言わたら、「最高かよ!」ってなりますよね(笑)。
五十嵐 ドキドキするよね! 私だって橋本環奈ちゃんにそんなこと言われたらドキドキするもん。蛍ってそのくらい美少女なんでしょ。
──ちなみに、お2人ご自身が女性にドキドキした経験はありますか?
五十嵐 とあるニコ生に出演した際に、たしか相坂(優歌)に壁ドンされたんです。その時に「この距離だと、女子同士でもされたらドキドキするんだ」って思ったことがあります。
加隈 こういう作品だから五十嵐さんと手を繋いだりとか、顔を近づけたりすることも多いんですが、その時のドキドキは半端ないです(笑)。やっぱり普段は味わえない距離感だから、この近さで迫られたら確かに由真も落ちちゃうなって感じましたね。だからこの作品を通じて、ドキドキを体験させていただいています。
──最後に読者へのメッセージをお願いします!
五十嵐 「捏造トラップ」は、いわゆる女の子がキャッキャしているだけの百合アニメとは違い、ちょっとエッチなシーンも多い作品ですけど、そこだけに注目するのではなく、そこまでせざるを得なかった蛍の気持ちとか、それを拒めない由真の気持ちとかをちゃんと見せられたらと思います。ぜひ、女心ってドロドロして複雑でやっかいなんだぞ、ということを感じてもらえると嬉しいです。
加隈 過激なシーンが多いので見方が偏りやすいかもしれませんが、別の見方も探してみるといろんな気持ちに気付けたりするかもしれません。人のものを奪うものは楽しいよと言っている作品ではなく、行き過ぎた行動のせいで何かを失ったり苦しんだりもしています。ぜひいろいろ考えながら見ていただきたいですね。もしかしたら、自分の世界が広がるかもしれません。
(撮影/徳田洋平)
加隈亜衣
声優。「捏造トラップ」岡崎由真のほか、「徒然チルドレン」栗原ちよ、「18if」小嶋アイリ、「クロックワーク・プラネット」リューズ、「sin七つの大罪」ベルフェゴール、「ハンドシェイカー」マユミ、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」アルミリア・ボードウィン、「ブレイブウィッチーズ」雁淵ひかりなどで知られる。マウスプロモーション所属。誕生日9月9日、福岡県出身。趣味、特技はカッパの捕獲、パソコン入力、水泳、卓球。
五十嵐裕美
声優。「捏造トラップ」水科蛍のほか、「ピアシェ~私のイタリアン~」 帝莉沙羅、 「奇異太郎少年の妖怪絵日記」奇異太郎、「ブレイブウィッチーズ」エディータ・ロスマン、「ろんぐらいだぁす」新垣葵、 「ハイスクール・フリート」ヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルク、「アイドルマスター シンデレラガールズ」双葉杏などで知られる。マウスプロモーション所属。誕生日12月13日、北海道出身。 趣味、特技はスキー、水泳、ボーリング。
放送情報
TOKYO MX:7月5日から毎週水曜27:40~
BS11:7月7日から毎週金曜27:30~
AT-X:7月5日から毎週水曜20:00~(リピート放送あり)
AbemaTV:7月5日から毎週水曜23:30~
GYAO!:7月5日から毎週水曜27:40~
ニコニコ動画:7月5日から毎週水曜27:40~
ひかりTV: 7月5日から毎週水曜27:40~
ビデオマーケット:7月5日から毎週水曜27:40~
楽天TV:7月5日から毎週水曜27:40~
FOD:7月5日から毎週水曜27:40~
Amazonビデオ:7月5日から毎週水曜27:40~
DMM.com:7月6日から毎週木曜10:00~
dアニメストア:7月6日から毎週木曜12:00~
U-NEXT:7月6日から毎週木曜12:00~
スタッフ
原作:コダマナオコ(一迅社刊「コミック百合姫」連載)
総監督:ひらさわひさよし
キャラクターデザイン:川島勝
脚本:WORDS in STEREO×内堀優一
アニメーション制作:Creators in Pack.Inc
イントロダクション
“ 私たちには、カレシに言えない秘密がある。”
高校2年生の由真は、生まれて初めてできた彼氏にドキドキの毎日。 幼馴染でモテる美少女、蛍につき合い方を相談した由真は、恋愛経験がないことをからかわれ、 カレシともしたことがないようなイタズラを仕掛けられてしまい…。 エスカレートしていく、蛍との秘め事。そんな関係を拒めず、いつの間にかハマっていく由真。 そんなふたりのカレシ持ちJKが織り成す学園ドラマ。
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