宮野真守、宮田幸季、津田健次郎が登壇!「劇場版Free!-Timeless Medley-約束」初日舞台挨拶レポート

「Free!」は、第2回京都アニメーション大賞奨励賞受賞作「ハイ☆スピード!」を原案として生まれたTVアニメで、2013年7月より放送された作品。水泳をテーマに男子高校生たちの青春と絆を描いた物語と、京都アニメーションならではのハイクオリティなアニメーションが多くのファンの心をとらえ、2014年7月より第2期が放送されるなど大人気となった。
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そんな「Free!」だが、2017年4月に公開された「劇場版 Free! -Timeless Medley- 絆」に続き、「~絆」同様にTVアニメを再構築・新エピソードを追加した「劇場版 Free! -Timeless Medley- 約束」が7月1日(土)に公開となり、東京・新宿ピカデリーにて初日舞台挨拶が行われた。全国上映劇場にてライブビューイングも実施された舞台挨拶の模様をお届けしよう。

舞台挨拶に登壇したのは松岡凛役の宮野真守さん、似鳥愛一郎役の宮田幸季さん、御子柴清十郎役の津田健次郎さん。鮫柄学園の歴代部長が揃って登壇したイベント会場は大いに盛り上がった。

ステージに登場した3名に、会場からは盛大な歓声が贈られた。

津田さんはWEBラジオ「イワトビちゃんねる」特別版CD「サメヅカちゃんねる」で鮫柄学園の挨拶となっていた「シャーク!」のポーズと共に「清ちゃんって呼んでいいぜ」と自己紹介。「Free!」で舞台挨拶に立つのは初めてという津田さんだったが、鮫柄学園の部長らしくしっかりとアピールしていた。

そんな舞台挨拶が行われたのは、午前9:00にスタートした公開初日の初回上映後。会場を埋めていたのは、本作を見終えた最初のファンということになる。そんな観客を前に、キャスト陣にはこの日を迎えた率直な感想を語った。

凛を演じる宮野さんは、鮫柄の物語をまとめてもらえたのはうれしいとコメント。この日を待ち望んでいたのはファンだけではなく自分たちもだとアピール。自身はこの舞台の前日に作品を観てきたとのことだったのだが、最初から涙が止まらず、「僕ら鮫柄は大きなものを抱えて戦っていたんだな」と感じたとのこと。さらに、細谷佳正さん演じる山崎宗介の演技が染み入ってしまい、作品を観ながら、思わず細谷さんに連絡を取っていたとのこと。「戻ってくるの待ってるから」とメッセージを送ったという宮野さんから、さらに細谷さんから贈られたという拳と拳を合わせる画像もあわせて送ったとの話が飛び出した。

愛一郎役の宮田さんも、「誰かひとり欠けてもこうはならなかった」として「お互いがお互いの足りない部分を補い合ういいチーム」と鮫柄学園について語り、また清十郎役の津田さんは舞台挨拶の場に立てるとは思っていなかったとのことだったが、劇中では凛たちを客席で見守っている清十郎の気持ちについて触れていた。

そしてそんな思い入れの強いキャスト陣から、注目してほしいシーン、好きなシーンについても語られた。

もちろん「全て」だったとは思うが、あえてあげるならとそれぞれがあげたのは、「宗介とのシーン」(宮野さん)、「リレー前、『泳ぎましょう!』と声をかけるシーン」(宮田さん)、「客席から後輩たちを怒るシーン」(津田さん)と、それぞれが思い入れのあるシーンをあげていた。

さらに御子柴清十郎の弟、御子柴百太郎(CV:鈴村健一)を宮野さんと津田さんがベタ褒めしたり、鮫柄は岩鳶と違って温水プールであることなど、鮫柄のいいところ探しと化したトークに、会場は笑いに包まれた。

そんな中、アフレコ時の思い出も語られていく。劇中では泳ぐシーンがあまりなかったという津田さんが泳ぎの際の息遣いを披露してみたり、応援シーンも実際に競技の取材に行ったスタッフからリアルなかけ声を学んだなど、さまざまなトークが飛び出していた。

最後は、キャストからそれぞれ、会場に向けて熱いメッセージが贈られた。

宮野さんからは「『Free!』という作品の素晴らしさを僕らも感じさせてもらえる作品になりました。彼らが繋いでいる絆は美しくてずっと見ていたいと思いました。みなさんとまた絶対に会いますという“約束”をここでして、あとは存分にこの作品を楽しんでいただけたらと思っております。今後とも「Free」をよろしくお願いします。」という言葉と共に、「シャーク!」ポーズが披露され、舞台挨拶は終了となった。

「劇場版 Free! -Timeless Medley- 約束」は全国の劇場にて絶賛上映中。

秋にはシリーズ待望の新作アニメとなる「特別版 Free! -Take Your Marks-」が劇場上映されることが決定している「Free! 」に、今後も注目だ。

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