冬アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、EUプレミアイベントレポート&PV第2弾を公開! 音楽はEvan Callが担当

2018年1月放送、そして2018年春の世界配信が発表されている、京都アニメーション制作によるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」より、ドイツ・マンハイムで開催されたAnimagiC2017 EUプレミア上映のイベントレポートが到着した。




「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、京都アニメーションが主催する「第5回京都アニメーション大賞」で初の大賞を受賞した、暁佳奈さん(KAエスマ文庫/京都アニメーション)の小説を原作にしたアニメ作品。監督は「劇場版 境界の彼方‐I’LL BE HERE‐」で監督を務めた石立太一さん、シリーズ構成は映画『聲の形』等で脚本を担当した吉田玲子さん、キャラクターデザインは本作の文庫イラストを担当した高瀬亜貴子さん。主人公「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を演じるのは、「進撃の巨人」ミカサ・アッカーマン役を務めた声優の石川由依さん。
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今回、2017年8月5日(土)にドイツ・マンハイムで開催されたAnimagiC2017にて行われた第1話EUプレミア上映のオフィシャルレポートが到着したのでご紹介しよう。また、2017年8月11日(金)~13日(日)に行われたコミックマーケットC92にポニーキャニオンブースにてPV第2弾が解禁、PV内にて本作の音楽をEvan Callさんが担当することが明らかになっている。

■AnimagiC 2017 第1話 EUプレミアイベントレポート
8月3日、AnimagiC2017が開催されるドイツ・マンハイムに石立太一監督とTRUEさんが到着。さっそくAnimagiC2017主催者によるウェルカムパーティーに参加した。
翌日は開会式が始まるまでの時間をつかって、石立監督がマンハイム市内を視察。石立監督自ら写真を撮りながら、現地の街並みなどを見てまわった。

そして迎えたイベント2日目となる8月5日。いよいよドイツでのEUプレミアがスタート。開場するやすぐさま会場は満員となり、MCの呼び込みで石立監督、そしてOP主題歌を担当するTRUEさんがステージに登壇。ドイツのファンたちから盛大な拍手が贈られた。石立監督が「EUプレミアということで、ヨーロッパの皆様に『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を初めて観ていただけることがとても嬉しいです」。TRUEさんが「『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、“生きていること”そして“言葉”を大切にしている作品です。今日は1話の上映楽しんでください。Please enjoy!」とコメントし、第1話の上映が始まった。

上映後、大きな拍手と歓声が鳴り響く中、再び石立監督とTRUEさんが登場。監督が「みなさん楽しんでいただけましたでしょうか?」と投げかけると、観客は大きな歓声と拍手で応えた。続いて、石立監督は、制作中の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』への想いについてこう語った。「TVシリーズを通して、世間知らずな主人公のヴァイオレットが成長していく様子を、視聴者の皆さんと一緒に見守っていくような作品になればと思って制作しています」。 さらに主題歌の作詞と歌唱を担当したTRUEさんは「ヴァイオレットは心が未熟で、生まれたばかりの赤ちゃんのような状態です。そんな彼女がひとつひとつ言葉を覚えていくように、私もとても丁寧にひとつひとつの言葉を紡ぎながら作詞をさせていただきました」とコメントした。


続くQ&Aコーナーでは、第1話を観たばかりの観客からの質問に石立監督とTRUEさんが答えていった。
“石立監督がアニメーション監督になったきっかけは?”という質問に対して、「日本って皆さんがびっくりするくらい毎日たくさんのアニメが放送されている国で、小さいころから自然とアニメばかり観ていました。大人になって、どんな仕事をしようかと考えたときに、映像が好きで絵を描くことも好き、そして幼少期からアニメに親しんでいたこともあって自然とアニメーションの仕事をしようと思った」と答えた。
“ヨーロッパ圏をイメージとするような世界観の作品を作ってみていかがですか?”という質問には、石立監督が「これまで京都アニメーションでは、日本を舞台にした作品を多く制作してきましたが、ここドイツのようなヨーロッパ圏をバックグラウンドにしたような作品を作るということはとても難しかったです。今回ドイツ・マンハイムに来させていただいて思ったことは、これまで写真などの資料を参考に制作してきましたが、やはり実際にドイツに来てよかったなと思いました」。

“アニソン歌手になったきっかけ”を訊ねられたTRUEさんは、「監督と同じように私も子どもの頃からずっとアニメが好きで観続けてきました。自分が経験できないようなことアニメは教えてくれるんです。そんなアニメに関わる仕事がしたいと思って、アニソンシンガーになるべく活動してきました。そして、アニソンシンガーとして、AnimagiC2017で歌うことが出来てとても嬉しいです」とコメントした。


“日本でまだ未放送のアニメを、アメリカやドイツで先行上映をした理由は?”という問いに、「世界中の人たちが、日本のアニメーションに興味を持ってくれているということを京都にいても感じています。海外の方にとっては、日本の独特の様式が面白く見えると思うのですが、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』はヨーロッパ圏をバックグラウンドにした作品なので、海外の方たちが観てわかりやすい、とても入りやすい作品だと思います。だからこそこの作品を世界中の多くの人たちに観てもらいたいと思って、このようなワールドツアーをさせていただきました(石立監督)」
“アニソンを歌う上で気をつけていることは?”という質問に「日本のアニメソングは、地声で張り上げて歌うことが多いんです。作品が持っている力がとても大きいので、それに負けないように、よりボーカルにパワーがのるように歌い上げています(TRUEさん)」と答えた。

惜しまれながらも時間となり観客たちを交えたQ&Aコーナーが終了。続いて、監督とTRUEさんのサイン色紙をかけた、じゃんけん大会が行われ、会場は大盛り上がり。
最後は、会場に来てくれた観客たちと一緒に記念撮影を行い、終始観客たちも石立監督、TRUEさんも笑顔で『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のEUプレミアは大盛況だった。


【作品情報】(※敬称略)
■「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
・放送時期:日本国内:2018年1月放送・配信、全世界:2018年春

<スタッフ>
・監督:石立太一
・シリーズ構成:吉田玲子
・キャラクターデザイン:高瀬亜貴子
・音響監督:鶴岡陽太
・音楽:Evan Call
・アニメーション制作:京都アニメーション ・OPテーマ:TRUE「Sincerely」

<キャスト>
・ヴァイオレット・エヴァーガーデン役:石川由依
・クラウディア・ホッジンズ役:子安武人
・ギルベルト・ブーゲンビリア役:浪川大輔
・カトレア・ボードレール役:遠藤 綾
・ベネディクト・ブルー役:内山昂輝

【ワールドツアー情報】(※敬称略)
■第3回京アニ&Doファン感謝イベント
私たちは、いま!!-2年ぶりのお祭りです- 響け!京都から世界へ編(京都)
登壇日時:2017年10月21日(土)14:00開演
登壇者:石立太一(監督)、石川由依(ヴァイオレット・エヴァーガーデン 役)、TRUE(OP主題歌歌唱アーティスト) 内容:第1話・第2話上映
http://kyoanido-event.com/

■C3 AFA SINGAPORE 2017(シンガポール)
内容:第1話アジアプレミア
http://wowjapan.asia

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