突然の雨も何のその! 小野大輔、鈴村健一、森久保祥太郎、寺島拓篤ら男性声優たちが歌い踊った「おれサマー」2日目レポート
声優の小野大輔さん、鈴村健一さん、森久保祥太郎さん、寺島拓篤さんがホストを務めるライブイベント「Original Entertainment Paradise-おれパラ-」の10周年を記念した「Original Entertainment Paradise -おれパラ- 10th Anniversary ~ORE!!SUMMER~」(通称:おれサマー)が、富士急ハイランド・コニファーフォレストにて開催された。本イベントは同シリーズ初開催となる野外でのライブイベント。2017年7月15日(土)、16日(日)の2日間に渡り開催され、計13組の男性声優たちによるライブが行われた。今回は、その2日目の模様をお届けする。
⇒1日目の様子はこちらの記事でご覧になれます。
雨にも負けない! まさにジェットコースターな盛り上がり
まずはホストの4名による「United Flag」からスタート。気温30℃の中、「Hey!」とジャンプするホストの面々に、客席の盛り上がりも開始早々から最高潮だ。実は前日まで雨の予報があった16日。鈴村さんは「晴れたぜ! イエー!」と喜び、「富士山も見えたぜ! 最高の状況で、最高の思い出作りましょう!!」と叫ぶ。小野さんは「みんなの熱い体温をくれよ! もっともっと熱くして返してやるから!」と観客をあおった。
ゲストパートの1人目は小野友樹さん。アロハシャツに花の首飾りという夏らしい出で立ちで「Party Night」から始まるメドレーをコミカルに踊り倒す。客席の盛り上がりに「僕の役割は1発目として場をあっためることなのに、みんなもうあったまってんじゃん!」と、小野さんもびっくり。「ガンガン乗ってこうぜ!」と、最後は「BLACK or WHITE」を披露した。
ゲストパートでは、1組終わるごとにゲストとホストによるバックステージでのトークが中継で巨大スクリーンに流れるのだが、小野さんのパフォーマンスにホスト一同「独特の世界観」、「あれで酒が飲める」と楽しんだ様子。また、小野さんの憧れはGRANRODEOでも活躍中の谷山紀章さんということにも触れ、鈴村さんから「どうして紀章に憧れてああなっちゃうの?」というコメントも客席の笑いを誘っていた。
2人目のゲストは畠中祐さん。1曲目の「STAND UP」ではダンスミュージックに乗せて伸びやかな歌声が空に広がっていく。スマートなかっこよさを見せつけた歌とダンスを終えると、一転して「おれパラ10周年おめでとうございます! 7月12日にデビューした畠中祐です! 水飲んでもいいですか!」と、声が裏返るほどの全力なMCが始まり、ギャップに客席も魅了されていた。2曲目の「Starter」では畠中さんのキレのあるダンスに、会場中が手を左右に降って盛り上がった。
ステージが終わると、バックステージの鈴村さんは「歌ってる時の集中力はすごいのにしゃべるとどうしてああなるの」と笑い、寺島さんは「富士急にぴったりの急転直下なギャップ」とジェットコースターにたとえていた。また、緊張感でいまだソワソワしている畠中さんが登場し「ここは標高が高いから酸素が薄いのに、よく踊ってたね」と森久保さんに問いかけられると、裏声で「過呼吸~!」と答える場面も。「富士急で過呼吸って名言が生まれたね」とホスト一同笑っていた。
感動の新旧ホスト再会や新ユニットの乱入も!?
続いて下野紘さんがバンドを従えて登場。「Running High」そして「ONE CHANCE」でステージの端まで駆け抜け、客席をあおっていく。MCでは、「ONE CHANCE」というフレーズに合わせて客席と一緒に人差し指を立てる仕草ができたことを「嬉しいですね」と語った。ラストの「Pleasure」ではタオルを振り回し、客席との一体感を作り上げた。
バックステージでのトークでは、鈴村さんが「前におれパラに出てくれた時よりもすごいパワーを感じた」と話し、「あれから成長したのかもしれません」と下野さんも答える。そんな成長した下野さんに、ホスト一同が「もう1曲!」と即興ソングをおねだり。「かき氷こめかみキーン」というテーマで即興ソングを下野さんは披露し、最後は「富士山噴火」という、会場ならではのフレーズで締め、バックステージでも会場を沸かせていた。
続いて登場したSCREEN modeは「MYSTERIUM」のデジタルなロックサウンドで怪しげな世界観を作り出す。そこで、曲の雰囲気に空も従うように、小雨が降り始めた。MCでギターの雅友さんが「この世界に入って、重要なところで雨が降ったことないと豪語していたけど、雨が降ってきた!」と驚くものの、続く「Reason Living」でも、2人は雨に負けず堂々のパフォーマンスを見せた。
勇-YOU-さんが「コニファーフォレストそんなもんじゃねえよな!」とあおり、客席のテンションは「極限Dreamer」で一段と上昇。雨の影響を感じさせないパワフルなステージを見せつけた。終了後のバックステージでもホスト達は「かっこいい」、「風格があるよね」と口々にSCREEN modeの2人を讃えていた。
ゲストパートのトリは岩田光央さん。前日に続き、2013年まで「おれパラ」のホストを務めていた岩田さんの、久々の「おれパラ」出演にファンも沸き立つ。雨はさらに強さを増していくが、岩田さんはそんなことをものともせず、「グラスホッパー」で会場を盛り上げる。「この4年、俺がいなくなって、てらしー(寺島さん)が入って支えてくれて、こんな大きなイベントができたのもみなさんのお陰」と客席に感謝を伝え、「この雨はテレくさい僕の、感動の涙です」と笑った。
そして……続く「ウェイクアップ ベイベェ ウェイクアップ!」で客席と一体になって盛り上がっていると、ここで雨雲は消え、徐々に太陽の光が戻ってくる! その様子に岩田さんも「晴れたー!」と大喜び。「お天気の神様に、お礼の舞を踊りましょう」と、「かわいいオシリ」を披露する。途中からはホスト4人も登場し、すっかり晴れたコニファーフォレストで、客席とステージ上の全員がお尻をふるダンスを行う光景は壮観だった。
ここで前半戦終了、休憩時間となった。と、その最中、スクリーンに突然WARNINGと映し出され、森久保さんが元SOUL'd OUTのShinnosukeさんと結成した新ユニット「buzz★Vibes」として「おれサマー」のステージをジャック! 「この季節にぴったりのサマーチューンができちゃったんで聞いてくれますか?」とカッティングギターが印象的なディスコチューンを披露。詳細な情報は今後発表していくとのことだ。
「おれパラ」10周年の節目でホストが語る、それぞれの「おれパラ」愛
後半戦は森久保さんのライブからスタート。「PHANTOM PAIN」でハードな重低音を響かせ、休憩が終わったばかりの観客をいきなり熱くさせる。「俺は大好き、一番風呂。休憩でちょっと下がったみんなの体温を、ガツンとあげるのが俺の役目」と、続いての「Parallel World」で、より会場をヒートアップさせる。
そして、「この時間にちょうどいいかな?」というMCから「SUNSET RADIO」を披露。手拍子とともに「WEEK END」というフレーズをコールアンドレスポンスし、夏フェスにふさわしい一体感を作り上げた。
続いて登場したのは鈴村さん。「HIDE-AND-SEEK」の楽しげなメロディに、客席も大合唱。夕暮れの晴れた空に「ラーラーラーララー」と声が響き渡った。「いい時間に出て来られたね!」とこの天気に鈴村さんも喜びを見せる。鈴村さんの音楽活動も、「おれパラ」と同じく10周年を迎えるそう。そこで、2曲目は10年前に同じ場所で開催されたイベント「ランティス祭」で披露していたと言う「ミトコンドリア」を歌った。
そして、「『おれパラ』はみなさんのおかげで10周年を迎えることができました。まだまだ旅は続くということです。おれサマーはその旅立ち。一緒に旅してくれますか?」という問いかけから、船出を象徴するような「SHIPS」へ。雲が切れた夕暮れの青空の下、コニファーフォレストに青いサイリウムの海が広がる。鈴村さんは「あの富士山を超えていけ!」と観客をあおっていた。
ホストパートの3人目は小野さん。1日目に引き続き、観客の歓声を不動のまま受け止めるマイケルジャクソンのような演出で登場した後は、「ROSA ~Blue Ocean~」で会場をダンスフロアにする。バックダンサーを務める「チームD」の4人を紹介した後、「会場全体をチームDにするぜ!」と「Kiss Kiss Kiss」を披露。優秀な会場中の「チームD」が同じ振り付けでひとつになると、小野さんは客席へ投げキス。そのセクシーさに、大歓声が上がる。
小野さんもアーティスト活動10周年ということで、「僕の音楽活動はおれパラとともにありました」とコメント。「最初に音楽活動の話をいただいた時は無理だと思ったけど、今は心のそこから歌が好きです、おれパラも好きです」と話し、「花火」を披露した。客席へとまっすぐに歌声を届ける小野さん。薄い夕闇の中で緑のペンライトが幻想的な時間を作り出していた。
ホストパートのトリを務めるのは、寺島さん。「難しいことはやめ! 声出せ! 叫べ! 飛べ!」と、「SCARLET SIGN」でロックに攻める。拳をかかげ寺島さんがジャンプをすると、観客も一緒になって飛び跳ねた。
MCでは「おれパラ」に久々の出演を果たした岩田さんについて触れ、「岩田さんの存在はでかい。でも俺は岩田さんになれないから、寺島拓篤として、『おれパラ』を作っていきます」と宣言。そして「もっと熱くなれるだろ、声出せよ飛べよ!」と「Architect」を披露する。最後は「全力でタオル振って声出そうぜ!」と、「HERO」。「空の雲も吹き飛ばせ!」と観客を煽り、ステージを走り回る。全力なステージングを見せた後、寺島さんはステージに深々とお辞儀をして去っていった。
興奮冷めやらない客席からの「おれサマー!」コールが沸き起こり、アンコールへ。ホスト達が再び登場すると、鈴村さんは「またおれサマーやっちゃっていいですか? また来てくれますか?」と、再びの開催に意欲を見せ、小野さんは「口下手だからダンスで表現します!」とハイテンションな挨拶を繰り広げる。「眠るものたちへ」を、肩を組んで歌い上げた。
そして、小野友樹さん、畠中さん、下野さん、SCREEN mode、岩田さんが再び登場し、1人ずつファンとコールアンドレスポンスを楽しむ。岩田さんが登場した際は全員でヒゲダンスをする一幕も見られた。演奏の最後のジャンプが終わると、夜空には煌めく花火が。
ステージ上の演者達も「たーまやー」と声をあげ花火に見とれていた。最後は一緒にステージを作り上げたダンサー達も揃い、全員で手を繋いで客席へお辞儀。会場は拍手で埋め尽くされ、2日間に渡る「おれパラ」初の野外公演は大成功のうちに終了した。
なお、このフェスの様子は、2017年8月26日(土)19:00より、AbemaTV「アニメ24チャンネル」にて独占配信される予定。30日(水)までの期間限定で過去の3公演も配信されているので、見逃した方、フェスの興奮をまた味わいたい方はチェックだ。詳細は公式サイトでご確認を。
【番組概要】
■AbemaTV独占配信!"おれパラ"10周年野外フェス「ORE!!SUMMER」
放送日時:2017年8月26日(土) 19:00~
チャンネル:AbemaTV「アニメ24チャンネル」
番組URL:#
■期間限定!「おれパラ」過去LIVE映像3作品を独占配信
放送日時:~2017年8月30日(水)
チャンネル:AbemaTV「Abemaビデオ」
番組URL:#
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(イベント取材・文/高橋めねぎ@TRAP)
写真撮影:草刈雅之
(C)Lantis, All Rights Reserved.
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