新章「期末試験編」スタート直前! 「僕のヒーローアカデミア」佐倉綾音×悠木碧×井上麻里奈の女子かしましクロスインタビュー!
いよいよ終盤戦に突入したTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」第2期。毎回、各ヒーローたちの「個性」が発揮される本作だが、今回は第2期に入り一層活躍する機会の増した女性キャラクターを演じる佐倉綾音(麗日お茶子役)、悠木碧(蛙吹梅雨役)、井上麻里奈(八百万百役)の女性声優3人が集結! 第2期の思い出やキャラクターへの思い入れを、思う存分語り合っていただいた。
女子3人のかしましトークをお楽しみあれ!
――いよいよTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」(以下、「ヒロアカ」)の第2期もクライマックスが近づいてきましたが、これまでのエピソードで印象に残っているものをお教えください。
井上麻里奈(以下、井上) 大きなくくりで言うと、2期は体育祭のイメージがすごく強いですね。
悠木碧(以下、悠木) すごくていねいに描いてもらっていますよね。
井上 第1期は雄英高校の生徒たちが出揃うのが6話くらいだったので、私たちも途中から探りながら作品に入っていったって感じでした。キャラ同士も入学したばかりだから、そこまで仲良くないですし。そうやってみんながそれぞれ違う目標を持つ中で、1期の終わりに共通の敵(ヴィラン)との戦いというエピソードを経て、第2期では1話から全員で登場できた。そこは大きくて、第1期の時とはけっこう雰囲気が違うな、っていう印象がありました。
佐倉綾音(以下、佐倉) 1期は基本的に「ヒーローとは?」というテーマでしたけど、2期になるとキャラクター1人ひとりの背景だったりその家族の話を掘り下げていきましたよね。たくさんあった事件が本当に上手にまとめられているなって。しかも、A組だけでも濃いのにB組も登場してさらにキャラが増えるという(笑)。
井上 名前覚えるの、すごい大変だよね(笑)。見てる人も「これ、誰だっけ?」って思うくらいキャラが増えてますけど、みんな個性が強いし、うまく映像で見せてくださっているのですごくよかったです。
悠木 私は、1期だとクラスでからむのは出久とお茶子、あとは峰田くんぐらいだったんですけど、2期からは女子チームができたりしたのも嬉しかったです。クラスとしてまとまらないと戦えない敵と戦うことになって、「この子とはこういうからみ方をするんだな」っていうのがすごく見えてきました。
あと、原作を読んでいて思ったことなんですけど、「敵(ヴィラン)が襲ってきて大変だ!」からの「体育祭だ!」っていう流れが「ヒーローになる」ってことは、このテンションとノリを維持しながら、敵(ヴィラン)が襲ってくることを日常にしなきゃいけないんだっていうのをより実感した2期でした。
佐倉 立ち止まれないですもんね。
――「ヒロアカ」では学園生活以外にも、ステインとの邂逅や敵(ヴィラン)の襲来など、緊急事態がたびたび起こります。収録中に起こった“緊急事態”はありますか?
悠木 青山優雅くん(CV:桑野晃輔)のセリフが面白くて、誰かが吹き出しちゃう(笑)。
佐倉 そう! (9月16日放送の)36話は青山くんがズルすぎて、みんなで笑っちゃいました。期末試験の中で、お茶子と青山くんがコンビを組んで13号先生に勝たないといけない真面目なシーンだったんですけど、青山くんがあまりにも気の抜けたような感じで(笑)。
井上 空気を一切読まない(笑)。あとは、上鳴電気くん(CV:畠中祐)もたまにちょっとわかんないことになってるよね。
佐倉畠中さんは、お芝居を勢いに任せすぎて口が回ってない時があったりして(笑)。
悠木 台本、読めてないし!
井上 テストでみんなにウケて、本番も同じことをやって「そういうことじゃないから!」ってみんなからツッコミが入る。
――本当にアニメ本編みたいに、みなさんドタバタ楽しそうに収録されてるんですね。
悠木 やっぱりキャストもすごい個性派揃いなんです! みんな、自分の時空に生きてる印象があります(笑)。
佐倉きっと、これくらい個性が強い人を揃えないと埋もれちゃうんです。キャラ数も多いですし。
井上 (スタッフさんが)「キャラが多いからキャスト費が辛い」って言ってたよ。
一同 (笑)。
――キャラクターが多い分、1人あたりのセリフ量は少なくなると思いますが、演技をするうえで難しかったりは?
井上 けっこう悩みました。「ヒロアカ」は「個性」が大きなテーマになっている作品なので、ひと言でそのキャラクターの個性を出さないといけない。特に、第1期はそこまで(1人のキャラクターをフィーチャーする)“お当番回”がない時代だったので難しかった覚えがあります。
佐倉迷いながら演技すると、音響監督の三間雅文さんに「これ、どういう気持ちでやったの?」って見透かされます。説明ゼリフだとしても、そのキャラクターが声を発する目的のあるセリフにしないとすぐに見抜かれちゃうんです。
井上 ひと言のほうが緊張もするし、逆に難しかったりするよね。
悠木 「これでミスったら終わるぞ」みたいなのはあります。「ヒロアカ」だと人数が増える分、それだけ総合芸術として大きくなるので、みんなで一パートずつ上手に分担しようという気持ちになります。
――それこそ、9月9日放送の35話は八百万百(以下、ヤオモモ)の“お当番回”である「八百万:ライジング」です。井上さんは、この回を演じてみていかがでしたか?
井上 最初、ヤオモモはすごく真面目で実直で、ちょっとツンツンした気位の高いお嬢様かな? という風に登場して、物語を読み進めていくうちに、すごく純粋で素直でかわいい普通の女の子なんだっていうのがわかってきます。推薦組として入学してきた優等生のヤオモモは、周りが個性的なキャラだらけでどんどん自信を失っていって、そんな中で臨んだ期末試験でした。
私の中では、それまで「自信を失っている1人の人間」としてヤオモモに向き合った上で演技をしていたんですけど、一般人である私と違って、彼女は「守る存在がいて、戦わないといけないヒーロー」だったんです。だから、たとえ自信を失っていても目の前に敵がいるなら、ヒーローは気持ちで負けてはいけない。そんな風に、「八百万:ライジング」では彼女がヒーローであることに改めて気づかされました。自分の中で、ヒーローという存在があまりにも当たり前になり過ぎていて、ヤオモモを1人の人間として見すぎていたというのは、すごく反省した点です。
「八百万:ライジング」では、私自身、あらためて「ヤオモモはヒーローなんだから、戦わなきゃ!」っていう気持ちにさせてくれた回でした。
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