「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」完成披露舞台挨拶報告! 三瓶由布子&名塚佳織「交響詩篇コンビ」が8年ぶり共演

2017年9月16日(土)から公開される「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の完成披露舞台挨拶が9月5日(火)に新宿バルト9にて行われた。



2005~2006年に放送された「交響詩篇エウレカセブン」は、目に見えない未知の粒子トラパーの波が大気中を漂う惑星を舞台に不思議な少女「エウレカ」と少年「レントン」の物語を巨大ロボットやテクノミュージックなど、さまざまな要素とともに描き、幅広い層から支持を受けたTVアニメ作品。放送終了後も、2009年のアニメ映画や2012年放送の続編「エウレカセブンAO」をはじめ様々なメディアで展開しており、2017年から2019年にかけて劇場用アニメ「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」3部作の公開が発表されていた。
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イベントには主人公・レントン役の三瓶由布子さんと、ヒロイン・エウレカ役の名塚佳織さんの「交響詩篇コンビ」、2005年放送のTVシリーズからのオリジナルスタッフである京田知己総監督が登壇。さらにスペシャルゲストとして、レントンの境遇と同じく伝説の父を持ち、本作で初の映画主題歌を担当した尾崎裕哉さんも登壇した。以下、そのイベントのオフィシャルレポートをご紹介する。

【オフィシャルレポート】(※敬称略)

〈三瓶由布子
・完成披露上映を迎えて
テレビシリーズから12年経って、またエウレカセブンに携わることができてとても幸せです。収録が終わりこれから皆さんがどんな感想を持つのか楽しみです。

・久しぶりに交響詩篇のキャラクターを演じて
12年前のテレビシリーズから、ゲームやアニメなどさまざまなものでレントンを演じさせて頂く機会がありましたが、劇場版ということで1話から12年前に演じたシーンなどを演じ直すという事に様々な思いがありました。当時19~20歳の時に演じていた私はどうだったか、2017年の今さまざまなことを考え、楽しみでもありつつ、かなり緊張しました。ですが、現場に入りアフレコ自体はスムーズに行うことができ、収録を無事終えることができました。本当に長い1日でした!


・今回映画で古谷さんが演じたレントンの父アドロックについて

一緒に録った名塚さんが羨ましいです! 私はアフレコをやっている現場は見れていないんですけど、試写で古谷さんのシーンを観させていただいて、一言目から「アドロックだ」と思って、何だか映画を観ていて涙が流れてきて、レントンとして泣いているのか、私個人として泣いているのかは分からなかったですが、感動してしまいました。レジェンドの古谷さんにアドロックというキャラを演じていただき、さらに、映画では一人の人間として描かれている本作。これだけで観る価値のあるものだと思います。


・最後に一言

初心者には少し優しくない部分もある映画ではありますが、それがエウレカらしさでもあるので(笑)、声も音楽も体感する気持ちで、ぜひ、劇場にお越しください。本当にありがとうございました。


〈名塚佳織
・完成披露上映を迎えて
皆さん集まっていただきありがとうございます。新たなエウレカを皆さんはどう受け止めてくださるのか、昨日は珍しく緊張してしまって、何だか眠れませんでした!

・久しぶりに交響詩篇のキャラクターを演じて
他の現場などで、皆さんキャストの方とお会いすることがあっても、エウレカセブンという作品で12年ぶりに皆で集まるということに、どんな思いなのかと思っていたら。現場ではスッと役に入ることができて、それがすごく印象的でした。ブースの奥でクスクス笑っている人もいて、懐かしいなと思っていました。演じる上では、当時私は若くてただがむしゃらに演じていれば出来ていた中学生という年齢の役柄が、今、大人になってさまざまな経験をして、色々なことを知ってしまっているので、中学生時代や過去のことを思い出しながら、役作りをしていき演技をしていきました。長い一日でした。


・今回映画で古谷さんが演じたレントンの父アドロックについて

一緒アフレコをさせていただいたんですけど、レジェンドと呼ばれる大御所の方と一緒にやれて本当に良かったです。ご本人もおっしゃられていたんですけど、映画を観る前でネタバレになってしまうので詳しいことは言えませんが、凄いシーンになっています! 冒頭の新しい映像はエウレカファンも納得のものになっていると思います。

・最後に一言
12年の時を経てこの作品をやれたことを嬉しく思っています。皆様の応援のおかげだと思っています。映画は少し優しくない部分もありますが、皆さん楽しんください。


〈京田知己総監督
・完成披露上映を迎えて
ここに至るまで、本当に色々ありまして、今回はもうダメかな、と思ってしまったこともありましたが、キャストやスタッフの方に支えられ何とか今日にたどり着くことができました。感無量という思いと、同時に舞台挨拶に緊張するな、という思いがあってなんだか複雑な気持ちです。


・映画でこだわった部分について

手書きでのアクションシーンを作る、ということにこだわっていきました。村木靖さんを筆頭にさまざまなスタッフに頑張っていただき、当初目標にしていた30分間ロボットの戦闘シーンを作ることに関しては苦労もしましたし、成功しているかなと思っています。


・尾崎さんの起用について

主題歌をどうしようと、脚本の佐藤大さんと考えて悩んでいた時に、iTunesを開いてみようとなって、たまたまそこに尾崎さんが出てきて、すぐにクリックして音楽を流してみたら、本当に声やその時流れてきた音楽がピッタリだなぁと「あ、ここにいた」と思って尾崎さんにお願いしたい! と思ったのですが、そこからさまざまなハードルをスタッフの方にかなり頑張っていただき、実現していただきました。本当に良かったと思っています。


・最後に一言

冒頭にもお話ししましたがここにたどり着くまでさまざまなものがあり、やっと皆さんにご覧いただけるという思いです。そして、もう頭の中は次でいっぱいです。スタッフ皆がパート2に向かって走っています。もちろんパート1だけでも楽しめる映画になっていますが、パート2、パート3と楽しんでいただければと思っています。まずはパート1を楽しんでください。


尾崎裕哉
・最初のオファーについて
最初にお話しいただいて、「ついに、自分の時代が来たな!」と思いました(笑)。

・映画の主題歌「Glory Days」について
主題歌を担当させていただくことが決まり、12年前のTVシリーズと、本作のコンテなど見させていただき、その中で主人公レントンが幼いころに亡くした父親・アドロックが言っているセリフで、「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」というものがあって、これが僕にとっても共感できる部分でした。偉大な父を持ちそれを乗り越えようとするレントンの気持ちと一生懸命な姿勢。そういったことを思って歌っています。


・最後に一言

こんな風に会場に皆さんお集まりいただき、ファンに支えられている作品に携われて光栄です。この、映画からは新世界と思っていただき、ぜひ楽しんでください!

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