秋アニメ「宝石の国」、先行上映イベントレポート到着! 黒沢ともよ、小松未可子、茅野愛衣、佐倉綾音らによるトークショー開催

2017年9月24日(日)、秋アニメ「宝石の国」の先行上映会が、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催された。



「宝石の国」は、「アフタヌーン」(講談社)連載中の市川春子さん原作の人気コミック。今から遠い未来、かつて存在した生物が不死の身体をもつ「宝石」になった世界で、月から飛来する謎の敵“月人”と宝石たちとの激しい戦いを描くアクションファンタジー作品。
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10月7日(土)の放送開始に先駆けて行われた今回の先行上映会は、第1話から第3話までを一挙上映したのち、スタッフやキャストが登壇してのトークショーを楽しめるという構成。

12:10開演の1部と、14:20開演の2部とで登壇者が異なり、1部ではフォスフォフィライト役の黒沢ともよさん、シンシャ役の小松未可子さん、ダイヤモンド役の茅野愛衣さん、ボルツ役の佐倉綾音さんの4人、2部では黒沢さん、小松さんと京極尚彦監督の3人によるトークショーが行われた。


そのイベントのオフィシャルレポートが到着したので、ご紹介しよう。


【オフィシャルレポート】(※敬称略)


本編の美しい映像が大迫力のスクリーンで上映された後、観客からは大きな拍手が贈られました。その後、キャスト陣が登壇し、トークショーがスタート。

原作の印象についてうかがうと、小松さんは「原作は独特の空気感や空間があり、自分の脳で補うように想像力をかきたてられるような作品。自分なりの宝石の国というものが皆さんそれぞれにあるのかなと感じました。」と紹介。以前より原作コミックを読んでいたという佐倉さんは「静と動だと静のイメージが強い作品で、どうやって動いて、どんなふうに攻撃をするのか、どんなふうに砕けるのかがアニメを観て腑に落ちました。」と作品の印象を語りました。

また、オーディション時の話にも触れ、ベニトアイトが好きな黒沢さんは1話に出てくる「そばにいるだけで落ち着かないよ」というセリフが格好良すぎて、それが言いたくてオーディションを受けたが、フォスのオーディションが終わった後、スタッフから「お疲れ様でした」と声をかけられ、ベニトのオーディションを受けられなかったと告白。また、通常のオーディションにはないのですが、本作の音響監督である長崎行男さんが役者の地声を確認するため、「宝石の国」にちなんで「宝石」に関するテーマトークが行われたそうで、小松さんは、その際に話したエピソードを披露。普段あまり付けないというパワーストーンをたまたまジュエリーショップで購入し身に付けていたら、ある日駅の階段から10段ほど落ちた際に、腕に付けていたパワーストーンだけがはじけ飛んだが、体はどこも怪我をしなかったと語りました。


茅野さんと佐倉さんはデビュー時期が同じで、今回、兄弟としても演じられるのがうれしいとも語り、アフレコで座る位置も関係性の近いキャラクター同士で座ることが多かったとのこと。金剛先生役の中田譲治さんは皆を見渡せる場所に座っていたなどアフレコ現場の様子を話してくれました。


さらに2部では、黒沢さん、小松さんのほか、京極監督が登壇。

京極監督は、「原作は魅力あふれる作品ですが、アニメ化するにあたり漫画以上のものにしたいという気持ちがありました。オーソドックスな形ではなく、3Dで今までに見たことのないような表現に挑んでいます。」と語り、アニメのこだわりについては、「マンガでは表現しづらい宝石の美しさにこだわりました。見た目だけではなく、話を伝わりやすくするために、無機質なキャラクターに感情移入できるようにもこだわっています。」と話しました。
また、本作では、先行して声を収録するプレスコで制作しているため、「役者の芝居でキャラクターを一緒に作り上げていくことができたのが良かったです。」と役者の演技についても触れ、さまざまな制作秘話が語られました。


キャスト・スタッフ陣の思いが語られた先行上映会は、作品を楽しみにしているファンの皆様へのコメントでそれぞれ締めくくられました。


【キャストコメント】(※敬称略)


■黒沢ともよ(フォスフォフィライト役)
「映像美や音楽にすごくこだわって作っていただいております。各方面のスタッフさんにお会いする度に「1話から3話を拝見しました」というお話をするのですが「この先はこんなものじゃないよ」とおっしゃられる方ばかりで感動しています。ぜひ皆さんも楽しみにしていてください。」

■小松未可子(シンシャ役)
「いよいよ始まるなとワクワクしています。映像もすばらしいのですが、音楽もテレビで放送されるアニメーションでは聴けないような音になっています。自分がいる世界とは別の世界に連れて行ってもらえるような幻想的ではかなく美しいアニメーションで、観ることよって作品に溺れていただけると思いますので、楽しみにしていてください。」

■茅野愛衣(ダイヤモンド役)
「原作の表紙を見て頂くとわかるとおり、本棚に置いてあるとそれだけでテンションが上がる作品だと思います。今回映像化したことにより絶対にBlu-rayとDVDが欲しくなると思うのですが、それも棚に並べるときっとテンションが上がるような作品になるはずです。原作を知っている方は原作ともども楽しんでいただいて、アニメを観終わった後に原作を読んでいただいても良いと思います。『宝石の国』はとても素敵な作品で毎週気になる展開が待っていると思いますので、最後まで楽しんでください。」

■佐倉綾音(ボルツ役)
「ボルツとしてこうして皆様の前でお話しをする機会を心待ちにしていました。ボルツのネックレスを付けて茅野さんから貰ったワンピースを着て(笑)、原作を読んだときからダイヤモンドがすごく好きだったので、こうやって動くダイヤと仲間たちを観られて私自身うれしく思っています。3話以降も楽しみにしていただいて原作ともども宝石の国の応援をよろしくお願いします。」

■京極監督
「企画から2年くらい経っていますが、やっと皆さんにお見せすることができてうれしいです。今回はすべての制作をオレンジが担当しています。最後までモチベーションを絶やさず、意欲作として打ち出していけたらと思います。」


(C) 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

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