【独占インタビュー】早見沙織・下野紘・洲崎綾・斉藤壮馬が語る、「RWBY VOLUME 4」の新展開と新事実

米国生まれの3DCGアニメ「RWBY VOLUME 4」が、劇場で公開中だ。
前作「RWBY VOLUME 3」は、ドラマの舞台であったビーコン・アカデミーが敵の計略により陥落、ルビー、ワイス、ブレイク、ヤンの主役4人が散り散りになるという衝撃的な展開を迎えた。今回の「RWBY VOLUME 4」で主人公のルビーは、有能な仲間であるピュラを失って3人に減ってしまったチーム“JNPR(ジュニパー)”に加わって、新チーム“RNJR (レンジャー)”を結成して仲間たちと旅に出る。
「VOLUME 4」公開初日の2017年10月7日、東京・新宿ピカデリーでルビー・ローズ役の早見沙織さん、ジョーン・アーク役の下野紘さん、ノーラ・ヴァルキリー役の洲崎綾さん、ライ・レン役の斉藤壮馬さんによる舞台挨拶が行なわれた。舞台挨拶の直前、4人の主演声優たちに貴重な時間を割いていただき、特別にインタビューを行なうことができた。


レンとノーラは、“2人でひとつ”


──皆さんが演じてらっしゃるキャラクターの、基本的なことを教えてください。

早見 ルビー・ローズは明るくまっすぐ、元気でお茶目な女の子です。技能が高いので、飛び級してお姉ちゃんのヤン・シャオロン(CV:小清水亜美)と一緒にハンターを養成するビーコン・アカデミーに入学しました。ヤンお姉ちゃんのほか、クロウ・ブランウェン(CV:平田広明)という頼りになる叔父さんに助けられています。


下野 ジョーン・アークは、多くの英雄を出してきた由緒正しい家系の出身です。しかし、ジョーン本人には戦闘の才能がまったくありません。あまりにもヘタレな少年なので、僕はギャグ要員のひとりだろうと思って演じてきました。しかし、ビーコン・アカデミーでいろいろなことを経験して成長し、ジョーンのことを気にかけてくれたピュラ・ニコス(CV:豊口めぐみ)が亡くなったことで、大きな転機を迎えます。戦闘能力は低いのですが、仲間に指示する参謀としての才能に恵まれています。


斉藤 ライ・レンは寡黙な少年で、自分から多くを語りませんし感情も出しすぎません。これまでは「やれやれ」と言いながら、チームの仲間たちを離れたところから見守る役でした。今回の「VOLUME 4」では過去が描かれ、よりキャラクターとして深められているので、皆さんのレンに対する印象も変わるかと思います。それと、「RWBY」の世界では姓と名前があって、みんな名前で呼ばれています。レンだけ苗字で呼ばれているので、みんなが親しげに呼び合っているのに、僕だけ「斉藤!」とよそよそしく呼ばれている感じではないかと……(笑)。


下野 もしかすると、実はもっと長い名前なのかも知れないよ? アラブの名家のように一族の名前がぜんぶ続いた立派な本名なんだけど、呼びづらいからレンと略しているだけかも知れない。

斉藤 だとしたら、せめてライ・レンと呼んでほしいですよね(笑)。今回から新チームになりましたので、果たして仲間が「ライ」と名前で呼んでくれるのか、今後に期待したいです。

──では、レンの幼なじみであるノーラについて、お願いします。

洲崎 ノーラ・ヴァルキリーは、天真爛漫で陽気な女の子です。食いしん坊で、よくしゃべります。妄想力が豊かで、ひとりでずっとしゃべり続けているシーンが多いので「この娘、大丈夫なのかな?」と思われていたかもしれません。だけど、今回の「VOLUME 4」で、ちゃんと考えていて、他人に気づかいのできる良い娘なんだとわかるはずです。皆さんも、ノーラに対するイメージが変わるんじゃないでしょうか。


──ノーラは、レンのことが好きなんですよね?

洲崎 そうだと思うのですが、幼なじみだとか恋愛対象だとかを飛び越えた、結びつきの強い関係なんでしょうね。ノーラとレンは“2人でひとつ”だと、私は思っています。

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