ワッキー貝山の最新ガチャ探訪 第9回 男子垂涎!発光ユニットで光を放つ「アルティメットルミナス ウルトラマン」&最先端ゴム銃「輪ゴムGUN リボルバー編」!

人生の大半をガチャガチャコレクションとともに過ごしてきた、“カプセリスト”ワッキー貝山が、「今、気になる最新ガチャ」を毎回チョイスしてレビューするというこの連載。第9回のスタートです!



No.19 アルティメットルミナス ウルトラマン01~04 500円 バンダイ


今回は男衆が泣いて喜ぶカプセルトイをピックアップするぜ!

まずは、こちら!「アルティメットルミナス ウルトラマン」です。第1弾は、昨年の9月に登場。以来、シリーズを重ねて現在は第4弾まで発売されています。

この商品はとにかく発想がすごい! 各弾、基本的にウルトラマンのフィギュアと団地などの建築物をラインアップ。その建築物についてくる「ルミナスユニット」というLED発光ユニットをウルトラマンにセットすると……なんと、ウルトラマンの目とカラータイマーが発光するのです!

「ウルトラマン」では死闘と呼ぶにふさわしい名場面が多数描かれています。なかでも、夕闇や夜のシーンでの戦いは印象的。薄闇の中で灯る目やカラータイマーは、すごくカッコよかったのを思い出します。この商品では、そのシーンが再現できるのが何よりもうれしいですね。

さらに従来はNゲージなど高価なストラクチャーを使っていたようなジオラマ遊びを、安価なガチャの世界で表現した点も素晴らしい! ジオラマというとマニアックになりがちですが、そのハードルを下げ、多くの人が楽しめるようにしてくれた功績はまさにアッパレ! 開発担当者の本気が感じられます。

さらにカプセルトイでは珍しくTVCMも制作されるという力の入りっぷり。その甲斐もあってか、かなりの勢いでファンを獲得している模様です。

そんな本商品のラインアップを紹介しましょう。

第1弾はスペシウム光線ポーズのウルトラマン(B)とウルトラマンティガ。第2弾はファイティングポーズのウルトラセブンとウルトラマンダイナ、第3弾は我々世代のヒーロー・「新マン」ことウルトラマンジャック。そして若い世代には嬉しいウルトラマンゼロ。そして今年8月に発売された第4弾では、ウルトラマンエースとウルトラマンメビウスが登場。幅広い世代にアピールしています。

ちなみにバンダイ公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で各種ラインアップを販売しているので、そちらも要チェックだ!

さて先に触れたように、背中に「ルミナスユニット」を組み込むことで、感動の名シーンが手の平サイズで再現できる優れものの「アルティメットルミナス ウルトラマン」ですが、実は2006年に発売された「アルティメットソリッド」シリーズと、2015年に発売された「ウルトラマン超闘士激伝 新章」というカプセルトイがルーツのようです。特に「ウルトラマン超闘士激伝 新章」は、フィギュアの背後から光を当てると、クリアパーツでできている目とカラータイマーが光って見えるというアイデア商品でした。

そこからLEDを減らすアイデアを思いつき、「アルティメットルミナス ウルトラマン」でフィギュア自体に小型のLED発光ユニットを組み込むことに成功。ところがコスト的にフィギュアにセットすることが難しい。その問題をクリアするために、なんとジオラマに使える団地やガスタンクを商品化。そこに「ルミナスユニット」をパッケージングすることで商品化を実現したのです。


しかし、ここで妥協しないのがバンダイ。しっかりと団地も電飾できるよう、窓と壁を分けた2重構造となっているのです。ギリギリのラインでクオリティを維持しつつ、コストも抑える物作りに本当に脱帽しました。

少年の頃、TVで見た憧れの「光の国の戦士」は本当にかっこよかったものです。また、ぼんやりと灯りがともる建造物にもリアリティと温かさを感じ、すっかりブラウン管に釘づけにもなりました。今回、実際に自分でジオラマを作ってみたのですが、完成したものを眺めていると、あの時見ていたバルタン星人やガッツ星人、ナックル星人、巨大ヤプールとウルトラマンの死闘を思い出しました。

ガチャの相場が1個200円のところ、1個500円ということでお高く感じるかもしれませんが、公式サイトに掲載されている開発秘話を知り、実際に商品を手に取ってみると、そのボリューム感やフル彩色の満足感にびっくりすることうけあい。よくぞこの値段でこれだけのものを世に出してくれた! と感動すらおぼえます。

今後の展開も大いに期待しています!

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