「しょびっち」EDでデビュー! ピュアな新人声優ユニット「pua:re」インタビュー! 【新人さん、いらっしゃい!第4回】

日々多くのアニメソングが発表される今日この頃、アニメソングを歌う期待のニューカマーも続々登場している。そこで、アキバ総研的に気になる「新人さん」に突撃インタビューする連載! それが「新人さん、いらっしゃい!」。



今回登場するのは、八木侑紀さん、山田奈都美さん、水谷麻鈴さん、小倉弥優さんの4人の女性声優によって結成された声優アイドルユニット「pua:re(ピュアレ)」だ。 

そのユニット名通りピュアな歌声とともに、現在放送中のアニメ「僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」エンディングテーマ「恋のヒミツ」で11月8日にデビューしたばかりのフレッシュな彼女たちに、ユニットのことをうかがった!

まずはカフェでのおしゃべりからスタート!?

──各メンバーの自己紹介をお願いいたします。

山田奈都美(以下、山田) 東京都出身で、イメージカラーはピンクを担当。pua:reのリーダーをやらせていただいています。

八木侑紀(以下、八木) 大阪府出身でイメージカラーは紫です。アニメの主題歌を歌うユニットとしてデビューさせていただくということで、緊張とドキドキの毎日を過ごしています。

水谷麻鈴(以下、水谷) 出身は京都府で、イメージカラーは水色です。水色が好きなので、その色の衣装を着られるのが嬉しいです。私もアーティストというか、アニメソングをユニットとして歌って、そのCDを出させていただくのは初めてです。今、いろんな経験をさせていただいている途中で、毎日が新しいことだらけなので、これからもさらにがんばっていきたいと思っています。

小倉弥優(以下、小倉) 出身は北海道で、イメージカラーは黄色を担当しています。ほかのメンバーは、すでにお仕事をしている事務所の先輩方なんですが、私は今回、pua:reとしての活動が人生初のお仕事でして、初体験のことがたくさんあります。驚きつつ、あせりつつ、でも楽しんで毎日を過ごしているところです。

──皆さん、もともと同じ事務所ということで面識があったわけですね。

山田 そうですね。普段はそれぞれが声優として活動している中で、今回この4人が集まって声優アイドルユニットを結成しました。改めて一緒に何かやるのは初めてなんですが、事務所で同じゼミのクラスで授業を受けたりしている仲間だったので、面識はありました。

──最初にデビューするという話を聴いた時の感想は?

水谷 最初「このグループでやる」ということは、サプライズで知らされたんです。別の用件でそれぞれ呼び出されて、お仕事のお話だと思っていたら、「本当は今日、ユニットを組んでもらうメンバーで集まってもらいました」って言われて(笑)。

山田 そうそう、思い切りドッキリをしかけられていました。

八木 部屋に入ったらビデオカメラが用意されてて、「一体なんだろう?」って(笑)。

水谷 なので、事前にこのユニットをやりますとは知らされずに、その日に集まったメンバーで「やるからね」って言われたからびっくりでした。

小倉 うん。びっくりが一番大きかった。

水谷 でも私としては安心感もありましたし、頼れる先輩たちや小倉弥優ちゃんみたいに元気な子たちと一緒にやれるんだ、楽しみだなって感じました。

山田 私は他人と接するのが得意なほうじゃなかったんですけど、pua:reのメンバーは穏やかでやさしいので、この4人でやることになった時に安心したというか、ビジョンが見えたような気がしました。


八木侑紀さん


──4人でステージに立つ姿が。

山田 そうですね。

小倉 それは嬉しいです。そうおっしゃっていただいて、キュンキュンしました(笑)。自分は「私が!?」っていう驚きがほとんどでしたね。先輩方と一緒にデビューできるのは光栄であると同時に、私なんかで大丈夫かなという不安もあったんですが、こういう風に言っていただいて、今自分がここにいれてよかったなって思っています。

──小倉さん、笑顔がすごくキラキラしていますね!

山田 そうなんです。笑顔担当です!(笑)

八木 私はちょうど1年くらい前に今後自分がどうなっていきたいか、という年表を書く機会がありまして「3年後にアニメの主題歌を歌う」と書いていたんです。でも、3年ではちょっと難しいかなと思っていたんですが、それよりも1~2年早く夢がかなったので、文字として書き出すのって大事だなって改めて思います(笑)。今後もpua:reをぜひ続けていきたいので、次の目標ももっと具体的に考えていきたいと思っているところです。

──pua:reは、どういうユニットにしていきたいと思っていますか?

八木 最初にメンバーが決まった時、まず一緒にカフェに行ってすごく長い時間おしゃべりしましたね。そこで改めて、今後していきたいこととかを話したりしました。

水谷 したよね! 3~4時間くらいずっとお話していた気がします。

八木 うん。すぐに4時間くらい経っちゃいましたね。とにかく最初は人に知っていただきたいっていうことを話しました。

山田 やっぱり1回だけの企画で終わらせたくないって気持ちがあって、デビューした後もずっと長く続いていくユニットにしたいですね。でもグループ名にもある「ピュアさ」、「純粋さ」をずっと持ち続けていきたいなとも思っています。


山田奈都美さん


四人四様の声の魅力を楽しめる「恋のヒミツ」


──デビュー曲「恋のヒミツ」を初めて聴いた印象はいかがでしたか。

小倉 4人そろった時に初めて曲を聴いたんですが、みんな「かわいい」という印象でしたね。完成した曲を聴いた時に私が思ったのが、4人それぞれのかわいらしさが出ていて、自分も歌っている曲ではあるんですが、聴いててキュンキュンできる甘酸っぱい曲ということです。学生の頃を思い出しました。




──確かに。「恋のヒミツ」は、各メンバーの声の魅力がすごく詰まった楽曲だと感じました。

山田 すごくざっくり分けちゃうと、八木ちゃんと麻鈴ちゃんはすごいかわいらしい声で、その中に色気を感じる声だと思うんです。逆に山田と小倉ちゃんは力強いというか、カッコいい歌い方で、pua:reはかわいいとカッコいいが2:2でいい感じに分かれているなと思っています。さらに普段、自分たちが歌っている「歌いやすい歌」をあげると4人とも違う曲が出てくると思うんですけど、……あの、メンバーの声について1人ずつ語っていってもいいですか?

八木 あっ、聞きたい!

──どうぞ!(笑)

山田 八木侑紀ちゃんの声は本当に、本当にかわいくて大好きなんですけど、すごく繊細でもあるんですよ。言葉の1つひとつに思いが込められているし、さらに気持ちの一段上を行くエッセンスも込められて、そして小悪魔的な魅力を持っているなと思います。そして水谷麻鈴ちゃんは、純粋なんですけど隠し切れない大人の声なんです。

八木 そうそう。声は幼く聞こえるのに、説得力があるんです。

水谷 えぇ~(笑)! 本当ですか?

山田 曲の一番最後の「恋のヒミツ」って歌うところは水谷麻鈴ちゃんのパートなんですが、ちょっとささやくように歌っているのを重ねてもらっているんです。そこがもうめちゃめちゃ聴きどころです。

水谷 嬉しい~!

──pua:reの大人担当みたいな?

山田 キャラクターとしては全然そんなことなくて、純粋だし天然なんですよ! でも麻鈴ちゃんの歌には、たまに出ちゃう色気が隠れているので、そこに注目です。そして小倉弥優ちゃんの声は、切なくなるような声なんですよ。力強くカッコいい声なんですけど、そこに女性の持つ繊細さというか、女性ならではの情感をこめた歌い方ができるのが小倉弥優ちゃんです。

水谷 すごく強がってる幼なじみキャラだけど、裏では傷ついているような子ってイメージです。

山田 私は本当に、そういう風に聴こえてるんです。

──実際にそういう感じですか?

小倉 恋愛に限らず、直感的に行動するところがあるので……。たとえば「あの時、こう言ったけど、ああ言っておけばよかったかな~?」とかは思ったりしますね(笑)。

山田 幼稚園の恋愛の時に、すでにそう思ったんだよね(笑)。

──逆にメンバーの皆さんは山田さんの声をどう思われますか?

八木 安定感があって、この4人の主軸になる声ですね。さすがリーダーだといつも思っています。私は気持ちが先行しちゃって技術が追いついてなかったりということがあるんですが、そういうところを支えてくださるというか……、とにかく歌が上手なんですよ。

小倉 上手なんです。

水谷 うんうん。

山田 あははは(笑)。こんな感じで仲よしなんですよ~。

八木 自分ができてないところを、間近に仲間のパフォーマンスを見て勉強できるこの環境というのが本当に素晴らしいと思っています。これからも、奈都美さんからいろんなものを盗んでいきたいと思っています!

水谷 私は奈都美さんから大人っぽいって言っていただいたんですけど、私からすると奈都美さんの声こそがセクシーだなと。pua:reのセクシー担当という印象があるんです。

小倉 セクシーでありつつ、でもかわいらしさも出てるというか。

水谷 そうそう、一番最初の「恋のヒミツ」というフレーズが奈都美さんの担当パートなんですけども、そこがすごいキュートなんです。でも、1番のAメロとかBメロのソロはすごくセクシーで、こんなに変幻自在に歌えるなんて、っていうところが好きなんです。

八木 これからも奈都美さんのいろんな歌声を聴きたいですね。

小倉 私は2番の「恋愛の魔法に魅せられている」っていうフレーズが好きですね。奈都美さんは自分が魅せられている、っていう風に歌ってらっしゃると思うんですが、こちらこそ魅せられています! っていうことを、ずっと言いたいと思っていました(笑)。


水谷麻鈴さん

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