「BEATLESS」、「C3 AFA SINGAPORE 2017」特集ステージイベントレポートが到着!

2018年1月12日(金)放送スタートのTVアニメ「BEATLESS」から、「C3 AFA SINGAPORE 2017」にて行われた特集ステージのイベントレポートが到着した。

「BEATLESS」は、「My Humanity」(ハヤカワ文庫JA)で第35回日本SF大賞受賞、「メタルギア」シリーズのノベライズなど、綿密で壮大な世界観を生み出し続けるSF作家・長谷敏司さん原作による「ヒト」と「モノ」のボーイ・ミーツ・ガールな作品。監督は「機動戦士ガンダム00」や「楽園追放-Expelled From Paradise-」など圧倒的支持を得る水島精二さん。原作のキャラクター原案は、架空のアーティスト「EGOIST」のイラストや「ギルティクラウン」、伊藤計劃さん原作のアニメ映画「屍者の帝国」「ハーモニー」「虐殺器官」など、そのイラストが持つ独特の雰囲気と既存の枠にとらわれない表現が、国内外を問わず高い評価を得ているイラストデザイナー・redjuice.さんが担当。2018年1月12日(金)より、MBS/TBS/BS-TBS”アニメイズム”枠で放送開始となる。

今回、シンガポールで開催されたアニメイベント「C3 AFA SINGAPORE 2017」にて「BEATLESS」の特集ステージイベントのオフィシャルレポートが到着したのでご紹介しよう。

【「BEATLESS」特集ステージイベント オフィシャルレポート】

11月26日、シンガポールで行われたアニメ・フェスティバル・アジア(AFA)にて、『BEATLESS』の特集ステージイベントが開催されました。大きな拍手の中登壇したのは、本作の監督である水島精二さんとプロデューサーの田村淳一郎さん。お二人に早速、今回で初解禁となる情報やキャラクターについてお話をうかがいました。

多くのSF作品を手掛ける水島監督。今作との違いについて問われると、「『楽園追放-Expelled From Paradise-』などはオリジナル作品でしたが、今回は原作があるので書かれている内容をどのようにわかりやすくお伝えするかというのが今までの作品にはない難しさです」と語りました。


本イベントでは原作イラストを担当するredjuiceさんの描き下ろしビジュアルと最新PVも公開。redjuiceさんの描き下ろしビジュアルは小説のイラストとは少し雰囲気が異なるレイシアがお披露目されました。redjuiceさんの原作イラストは大変緻密に描かれているため、TVアニメでそのまま動かすのは非常に困難です。水島監督は「『BEATLESS』の監督を受ける条件がキャラクターデザインを変更することでした」とオファーの経緯を告白。「女性キャラクターデザイナーのやぐちひろこさんにお願いし、redjuiceさんのご意見をいただきながら一緒に作り上げました」とアニメのためのデザインを生み出していくまでの過程を語りました。「これからアニメを見る方に伝わりやすい作品にしたい」と意気込みをファンに届けました。

続いて、OPテーマを担当するGARNiDELiAさん、EDテーマを担当するClariSさんからのコメント映像が上映されました。水島監督のオファーを受けて主題歌を手がけるGARNiDELiAさんは「人間とそうでないものの共存についていろいろな価値観に悩まされるアラトや、周りの意見がどうであれ何か大事なものを抱える皆さんの背中を押せるような曲にしたいと思い制作しました。アニメと共に楽しんでいただけたら嬉しいです」と曲に込めた気持ちを伝えました。
EDテーマは音楽プロデューサーのkzさんに水島監督が直接会話し、ClariS×kzとして主題歌を務めます。ClariSのクララさんとカレンさんは、「サウンドは未来を感じさせますが、歌詞は人間味にあふれた温かい曲になっています。ストーリーが進むにつれて歌詞とリンクするところもあり、聴く印象がどんどん変わっていくのでアニメと一緒に楽しんでください」と楽曲の魅力を語りました。


今回の物語の鍵となる5体の人型ロボット、ヒューマノイド・エレメンツ、通称hIEのキャラクターと、それを演じるキャストが紹介されました。
遠藤アラトが偶然出会いオーナーの契約を結ぶ、透き通る美しさを持つ「人間に未だ明かされざる」道具、”レイシア”に、東山奈央、赤い髪に赤い瞳、「人間との競争に勝つため」の道具、”紅霞”に、冨岡美沙子、幼い童女の姿をしている「進化の委託先」としての道具、”スノウドロップ”に、五十嵐裕美、亜麻色の髪の毛、ブラウンの瞳をした「環境をつくるため」の道具、”サトゥルヌス”に、下地紫野、明らかに機械だとわかる「かたち」を与えられた「人間を拡張するもの」としての道具、”メトーデ”に、雨宮天、を公開。
水島監督は「レイシアはredjuiceさんから改めてデザインをいただきアニメに落とし込む作業を行いました。redjuiceさんの作風も残しながら新しいキャラクターができたのでは。」と語りました。また、本作は魂が無いhIEの少女と人間の少年のボーイ・ミーツ・ガールがテーマになっています。「同時にAIは人間に幸福をもたらすものなのかも投げかける作品です」と本作の魅力も伝えました。

オーディションを何度も重ねて役者を精選したという水島監督はアフレコの雰囲気について「役の解釈についてなど質問が多く飛び交い、前向きに取り組んでいます」とコメントしました。また、田村さんもフレッシュで和気あいあいとした現場であると語り、難しい題材ながらも団結して作り上げている様子がうかがえました。


最後に、田村さんから「TVアニメ『BEATLESS』、もうすぐ始まります。Amazonプライム・ビデオの配信が決まっていますので、シンガポールでも見られます。ぜひ皆さんに見ていただきたいと思います。よろしくお願いいたします」、水島監督から「現場一同、心込めて頑張って作っていますのでぜひ放送の際は見ていただけますと嬉しいです。ありがとうございました」と会場のファンへメッセージを送りイベントを締めくくりました。


【作品情報】(※敬称略)
■「BEATLESS」
<ストーリー>
それは、人間と人智を越えた存在との決別と共存の物語

社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。
17歳の少年・遠藤アラトはある日一体のアンドロイド・レイシアに出会い、オーナー契約を交わす。
一見人間とそっくりなそれは、世界を驚かすほどの性能を備えた超高性能AIが生み出した、人智を越えるアンドロイド<人類未到産物>5体のひとつだった――。
5つの機体はそれぞれ意味を持ち、互いの性能を求め戦いはじめる。
その戦いを傍観することしかできない大人たちと、その存在に近づき新しい関係を試みる少年たち。
未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。
進化しすぎた機械と、人間世界を繋ぐのは何か?
便利になりすぎた時代で何が大事で何が必要なのか、アラトは人間よりはるかに優れたアンドロイド・レイシアと出会ったことで未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。

<キャスト>
レイシア:東山奈央
紅霞:冨岡美沙子
スノウドロップ:五十嵐裕美
サトゥルヌス:下地紫野
メトーデ:雨宮天

<スタッフ>
原作:長谷敏司「BEATLESS」(KADOKAWA)
原作イラスト:redjuice
監督:水島精二
シリーズ構成:髙橋龍也/雑破業
キャラクターデザイン:やぐちひろこ
美術監督:峯田佳実
色彩設計:林由稀
撮影監督:伊藤康行
編集:小島俊彦
音響監督:菊田浩巳
音響制作:楽音舎
音楽:Narasaki(sadesper record) / kz(livetune)
音楽制作:株式会社インクストゥエンター
アニメーション制作:ディオメディア
製作:BEATLESS製作委員会
オープニングテーマ:GARNiDELiA「Error」(SACRA MUSIC)
エンディングテーマ:ClariS「PRIMALove」(SACRA MUSIC)

<放送情報>
2018年1月12日(金)より、MBS/TBS/BS-TBS”アニメイズム”枠で放送開始!
MBS:1月12日より毎週金曜深夜25:55~
TBS:1月12日より毎週金曜深夜25:55~
BS-TBS:1月13日より毎週土曜深夜24:00~
※放送日時変更の可能性があります。
Amazonプライム・ビデオにて日本・海外独占配信決定!


(C)2018 長谷敏司・redjuice・monochrom/KADOKAWA/BEATLESS製作委員会

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