新曲も多数披露!アイドルが三つ巴のパフォーマンスを見せた「Wake Up, Girls!Festa.2017 TRINITY」レポート!

4回目となる「Wake Up, Girls!」冬の幕張イベントが、今年も2017年12月10日(日)幕張メッセ 国際展示場にて開催された!


作品に登場するアイドルユニットが総出演する年に1度のお祭りだが、今年の出演者は、Wake Up, Girls!(吉岡茉祐さん、永野愛理さん、田中美海さん、青山吉能さん、山下七海さん、奥野香耶さん、高木美佑さん)、I-1club(山本希望さん、加藤英美里さん、津田美波さん、福原香織さん、明坂聡美さん、安野希世乃さん、上田麗奈さん)、ネクストストーム(大坪由佳さん、安済知佳さん、高野麻里佳さん、甘束まおさん)。3組のライブでたっぷりと盛り上がり、2018年3月28日に「Wake Up, Best!3」が発売になるという発表もあったライブの模様を振り返る。

3組のユニットが幕張で乱舞!


Wake Up, Girls!(以下、WUG)ライブ恒例の前説映像「お約束たいそう」では、いろんな外国語でWUGメンバーが歌を披露していたのだが、ほぼまともに歌えてないというところで、まずは爆笑を誘う。

そして照明が落ちオープニング映像とともにWUG、I-1club、ネクストストームがカッコよく紹介されると、会場が一気にヒートアップ。今回のライブタイトルが「Wake Up, Girls!Festa.2017 TRINITY」ということで、各アイドルユニットが三つ巴で暴れまくるんだろうと、こちらの気持ちをたかぶらせる。

そんなオープニングのあと、トップバッターのWUGが登場! 青色が印象的な、落ち着いたデザインの衣装に身を包んだ7人が、挨拶代わりに新曲「7 Senses」を披露する。この曲はテレビアニメ「Wake Up, Girls! 新章」のオープニングテーマであり、各メンバーの個性について歌った楽曲で、7色の歌声が会場に力強く響きわたる。曲のラストの“約束の地で待ってて”のフレーズでは会場のみんなで歌い、ジャンプでフィニッシュを決める。

続くI-1clubは、ライブ初披露となる「君とプログレス」を披露。真っ白な衣装で、王者の風格すら感じる実に堂々としたパフォーマンスを見せてくれる。やはりこちらもWUGに負けない個性的な歌声で、しっとりとひとりひとり歌を繋いでいく。これまでのI-1clubの楽曲らしい、オトナおしゃれなアレンジや構成がありつつ、ホーンが印象的な王道サビが感動的な楽曲だった。


イントロから、ペンライトが真っ赤に染まり、ステージが炎に包まれた中(※映像での演出)、それまでのしっとりした空気をぶち壊していったのはネクストストーム。まさにユニット名にふさわしい! 「レザレクション」でまさに“フッカツ”を遂げる。メンバーの合いの手が多い楽曲だが、4人の呼吸もピッタリだ。

3組が1曲ずつ歌を披露したあと、出演者全員がステージに登場。「4年目の幕張、盛り上がってますか!」とWUGの吉岡茉祐さんが盛り上げると、「今日はステージでI-1clubの大人な魅力をお届けできたらと思います」(安野希世乃さん)、「ネクストストームとしては3度目の幕張でうれしいです。みなさんと一緒に嵐を起こしていきたい!」(甘束まおさん)、「他の2チームに負けないように、Wake Up, Girls!頑張ります! 応援してください」(山下七海さん)など、ここでは全員がひと言ずつファンに挨拶をする。

「ここからはWake Up, Girls!のターンです。一番後ろまで届けますよ!」と言って、始まりの曲「タチアガレ!」をぶちかますWUG。観客の“Wake Up, Girls!”という声でスタートするこの曲。もう何度も歌ってきたのだろうが、いつ聴いても新鮮に響く。Dメロの吉岡さんのソロからの、落ちサビでの青山さんのソロへのバトンタッチは、会場だからこそ感じるエモさがあってグッと来た。続くカッコいいダンスナンバー「素顔でKISS ME」では、オトナなWUGの魅力を見せてくれた。

WUGの2曲が終わり、ネクストストームが登場し歌ったのは、なんと「無限大ILLUSION 2017ver」。これは作品で登場した東北地方の劇中アイドル・なまはげーず(※惜しくも解散)のハードロック・アレンジだが、フルコーラスで見事にカバーし、パワフルに熱唱! 観客も拳を振り上げて盛り上がっていた。途中のセリフでは「半端な気持ちでネクストストームやってない! 覚悟しなさいよ!」と大坪さんが力強く言い放つ。そのセリフには、演じる岩崎志保の気持ちが、そのまま詰まっているように聞こえ、思わず胸が熱くなる。歌い終わると「なまはげ!」「最高!」とコール&レスポンスを楽しんでいたが、東北と福岡の友情、みたいな感じで心が温まった。さらにI-1clubの「リトル・チャレンジャー」もカバー。4人のユニゾンによる声の厚みとファンの歌声で、広い会場をさらに熱く盛り上げてステージを後にする。

次に登場したのが着物姿の安野希世乃さん! この衣装で歌うのは、もちろん本作で唯一の演歌「DATTE」だ。この楽曲が初公開された時も、彼女の尋常じゃない歌唱力に感心していたのだが、まさか生で聴ける日がくるとは……と感動した。おそらく同じ気持ちの人も多かったのではないだろうか。センターステージで盛大に紙吹雪が舞うなど、スタッフの力の入れようもビシビシと伝わってきた。


続く「同じ夢を見てる」は、「Wake Up, Girls! 新章」の劇中ドラマ「夢みるふたり」の楽曲。そのドラマとリンクするように作られた実写CMの映像が流れると、吉岡さんと大坪さんが制服姿で登場。切ないバラードを2人で歌い上げる。Bメロで見つめ合ったり、劇中のドラマのシーンを再現したり、最後は手を繋いでステージを降りたり、ドラマの世界観に引き込むような演出の連続が感動を誘った。

おすすめ記事