水樹奈々、日本武道館7DAYSライブ「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」の公式レポートが到着!

声優・アーティストの水樹奈々さんの日本武道館7DAYSライブ「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」のオフィシャルレポートが到着した。

2017年に声優活動20周年を迎え、初のミュージカルに挑戦するなど、さらなる活躍をみせる声優・アーティストの水樹奈々さん。

そんな水樹さんが、2018年1月11日、13日、14日、16日、18日、20日、21日に日本武道館にて開催した7DAYSライブ「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」のオフィシャルレポートが到着したので、ご紹介しよう。

<「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」のオフィシャルレポート>(※敬称略)

声優アーティストの水樹奈々が、1月11日、13日、14日、16日、18日、20日、21日に日本武道館7DAYSライブ「NANA MIZUKI LIVE GATE 2018」を開催し、全公演合計で約6万人を動員。ファイナルとなった1月21日には、全国66箇所の映画館にてライブ・ビューイングも行われた。 日替わりのシークレットゲストや自身の誕生日となった1月21日公演でのサプライズお祝いなど、声優アーティスト界のトップランナーという名にふさわしく、2018年早々から全力で駆け抜けた7日間を、最終日を中心にレポート。

黒いトレンチコート姿の女刑事に扮した水樹が、颯爽とバイクに乗り込み走り出すというオープニング映像からスタート。すると映像にリンクするようにバイクとともにステージに登場した水樹。エンジン音のようなイントロから始まり、披露されたのは「Vitalization」。「いくぜ、武道館!」という掛け声の後、三輪バイク(トライク)に乗ったままスロープを下る勇ましい姿もみられた。TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」のオープニングテーマであるこの楽曲。水樹が声優として演じた作中のキャラクター“風鳴翼”が現場へ急行する際、バイクに乗っていることから、今回本物のハーレーダビットソンを自身のテーマカラーである青色に塗装したとのこと。


そして、さっそくステージ左右の袖へと走った2曲目は、日によって楽曲が異なる日替わり曲ゾーン。「ROMANCERS' NEO」「UNCHAIN∞WORLD」が、交互に披露された。3曲目の「Sacred Force」では、水樹の煽りに応え、観客からも大きな掛け声があがり、会場の温度が一気に上がっていく。

初日のMCでは、「ついにやってきました。まだまだ先だと思ってたけど、来たよ武道館! 約9年ぶりの武道館です! しかも7日間ですよ!!」と意気込みをみせたが、7日目のファイナル公演でも「最初はほんとに体力持つのかな、とかいろいろ考えましたけど、武道館の発表があった時、”水樹奈々 7DAYS 化け物”という検索ワードが出た女ですよ。今日は最後ということで、みんなでお祭り騒ぎをしましょう!」と変わらない元気いっぱいの姿を見せてくれた。


「Poison Lily」「WAKE UP THE SOULS」とアップテンポなロックチューンに続いて披露されたのは、1月10日に発売されたばかりのベストアルバム『THE MUSEUM III』に収録されている新曲「HOT BLOOD」。会場がペンライトで赤く染まる中、艶やかに歌い上げた。

そして、バックバンド・Cherry Boysの紹介コーナーの後、赤チェックの衣装に着替え、7曲目に披露されたのは「RUSH&DASH!」。曲後のMCコーナーでは、客席からさっそく「回って」コールが。「えーよー」という地元愛媛弁での可愛らしい返答に大きな歓声が飛んだ。

また、公演日によっては、観客からダジャレを一度ならず二度も要求される時もあったりと、そのたびに笑いがあがっていた。
今回のステージセットは「GATE」にちなみ、アメリカにある「ゴールデン・“ゲート”・ブリッジ」をイメージして作ったとのこと。橋の下には門があり、このライブタイトルにぴったりのセットになっていた。

21日の公演では、続いての曲「ファンタズム」を披露! と思った矢先、聴こえてきたのは「Happy birthday to you」。突然の出来事に驚く水樹の前にケーキが運び込まれた。
「今年もいい一年になりますように!」と唱え、水樹がろうそくを吹き消すと、お祝いに客席へクラッカーのような特効が飛び出した。


「ファンタズム」に続いては、2017年に行われたファンクラブイベントのセットリストハンターというコーナーで、ファンからリクエストされた曲「TRY AGAIN」「蒼き光の果て-ULTIMATE MODE-」「光」を日替わりで披露。公演ごとに変わる会場の雰囲気に、何日か参加したファンも楽しめたことだろう。

バックダンサー・team YO-DAの紹介コーナー後には、「GLORIA」で、かなり練習に励んだという難易度の高いダンスを魅せた。そして立て続けに、ダンス曲の中でも人気の高い「GUILTY」と、セットリストハンターでリクエストのあった「恋の抑止力 -type EXCITER-」をこちらも日替わりで披露したが、透け感のあるセクシーな衣装も相まって、その姿に思わず釘付けになってしまった。

2017年にリリースされたシングル曲「Destiny's Prelude」に続き、花びらが舞う中で情感たっぷりに歌い上げたバラード曲「粋恋」は、現在放送中のTVアニメ「バジリスク ~桜花忍法帖~」のエンディングテーマ。悲しくも純粋で一途な恋を描いた楽曲の世界観に一気に引き込まれた。水樹がステージから去った後も、アウトロでギターの美しい音色が響き渡り、曲の余韻に浸っていると、会場の明かりが消え、幕間映像のコーナーへ。


最近の水樹ライブでは、この幕間映像の後に大型の乗り物やフライングなどの目玉演出が見られたが、今回は趣が違った。
「音」の通り道である「GATE」が突如封鎖され、音のない世界に。それを開放するための7つの鍵を集めるには、共奏が必要とのこと。そんな映像後にステージに現れたのは、水樹と、そしてなんと毎公演異なる7組のシークレットゲストだった。

1日目・11日の公演にはスガシカオが登場し、「アンビバレンス」を披露。

冒頭、スガが歌い出すと思わず客席からはどよめきが。Cherry Boysのベース・坂本竜太がスガのバックバンドも務めていることをきっかけに知り合ったふたり。初めて会った際、リハスタジオの楽屋で、スガが普段は楽屋では手にしていないギターを持っていたとのこと。それについてスガは、「紹介してもらえるって聞いていつもじゃない自分を演出した」と話し、会場では大きな笑いが起こっていた。



2日目・13日の公演にはFLOWからKOHSHI&KEIGOが登場し、豪快にジャンプをしながら元気いっぱいに「Young Alive!」を披露。

FLOWといえば応援ソングというイメージから、コール&レスポンスのできるこの楽曲をセレクト。2006年に武道館で行った水樹の誕生日ライブを観覧していたKOHSHIは、その際「勇気をもらった」という熱いメッセージを水樹に伝えたとのこと。今回同じ武道館ということもあり、そんなメッセージが思いだされ、オファーに至ったようだ。



そして3日目・14日公演には谷山紀章が登場し、「VIRGIN CODE」を披露。原曲キーのままパワフルに歌い上げる姿に大きな歓声が飛んだ。

しかし、谷山からは「なんで原キーで受けちゃったんだろう」という言葉が。「練習嫌いだけど、これはやばいと思って。いろんな女性曲で喉を慣らそうと思ったんだけど、この曲が一番やばかった」と苦戦したエピソードも飛び出した。



4日目・16日公演にはクリス・ハートが登場し、冬曲「エデン」を披露。

サビでは二人で美しいハーモニーを聞かせてくれ、思わずうっとり聞き惚れてしまった。ギターサウンドが特徴的なこの楽曲に対し、「昔ロックを歌ってたんですよ。今日はちょっと久しぶりにロックサウンドの曲を歌えてすごい嬉しかったです」と感想を述べると、「このステージも僕の地元のサンフランシスコにあるゴールデン・ゲート・ブリッジのようで」と故郷へと思いを馳せていた。



5日目・18日公演には武田真治が登場し、「Orchestral Fantasia」にSAXで参加。

情熱的なアレンジやロングトーンで聞かせてくれたかと思うと、客席を煽る仕草に、観客のペンライトの揺れもどんどん大きくなっていった。2017年に水樹が出演した舞台「Beautiful」で共演した二人。武田が撮影した、稽古中や初日公演後に泣きながらスタッフへ挨拶した映像が、水樹にはサプライズで映し出されると、「これはダメー!」と水樹がステージを走り回る可愛らしい姿が見られた。



6日目・20日公演には蒼井翔太が登場し、「Synchrogazer」を披露。

男性でありながら、水樹と同様のハイトーンボイスで歌い、観客を驚かせた。ネイルもGATE仕様にしてきたとのことで、かなりの気合で挑んだ蒼井は、レーベルメイトでもあり、声優アーティストとしても先輩である水樹のライブを出番まで楽屋のモニターで見ていたとのこと。「やっぱり動かれますね。どんだけ走っているのかと。そこは見習わないといけないなと思いました」と、改めて水樹ライブの魅力を語っていた。



そして最終日7日目・21日公演にはphatmans after schoolのヨシダタクミが登場し、「レイジーシンドローム」を披露。

この楽曲はヨシダが作詞作曲を行った曲であり、言葉遊びのような歌詞とポップなサビのメロディーがライブでも人気の一曲。ヨシダは他にも多くの曲を提供しており、「全部泣けるいい曲なんです!」と水樹が豪語する程。又、「レイジーシンドローム」はphatmans after schoolもセルフカバーをしているとのことで、共奏者という設定を最も体現する念願のコラボレーションとなった。



7公演目でついに揃った7つの鍵。

これまでのゲストの映像がダイジェストで映し出され、楽曲の頭文字をアルファベットで並び替えると、そこには「SAY LOVE」の文字が。扉を開く力は「愛」だったのだ。

そして流れてきたのは、2009年1月21日にリリースされたシングル曲「深愛」のイントロ。大歓声があがると、それまで青いミニスカートを着ていた水樹がくるりとターン。すると一瞬で花柄のロングスカートへと替わったのだ。想いがこみ上げたのか、目を潤ませながら歌唱する水樹の姿をみて、涙するファンも。

「最大級の愛を込めて、みんなありがとう!」と水樹からファンへ、改めて7日目の公演を迎えられた感謝のメッセージが送られた。



そしてライブは後半戦へ。カウントダウンのコールが特徴的な疾走感のある楽曲「TESTAMENT」、タオルを振り回しながらステージを走り回った「Rock Ride Riot」、イントロのわずか10秒でステージ1Fから2Fへと移動しながら早着替えを行った「STARTING NOW!」と怒涛の展開に、会場のボルテージは最高潮に。そしてセットリストハンターでリクエストされた「COSMIC LOVE」、可愛いダンスと「CHU-LU CHU-LU CHU-LU PA-YA-PA」の大きなコールが響いた「DISCOTHEQUE」を日替わりで披露した。

「これからも無茶なことといいますか、突拍子もないことを言い出すかと思います。でも、そんな私についてきてくれますか? 重い扉を一緒に開いてくれますか? 僕らで時代とか変えてやろうぜ!!」という歌詞を思わせるMCに続き、本編ラストに披露されたのは、「POWER GATE」。「WOW WOW WOW POWER GATE」のコールが特徴的なこの曲では、毎公演、水樹から「スマホの人」「ひとり暮らしの人」「血液型が私と同じO型の人」など、さまざまなお題が投げかけられ、ファンも楽しみながらコールを元気に飛ばしていた。

客席からの「奈々」コールに応え再びステージに登場し、アンコール1曲目に披露されたのは「ETERNAL BLAZE」。炎の特効に煽られるかのように更に会場の熱気が高まっていく。続いて『THE MUSEUM III』にも収録されているシングル曲「禁断のレジスタンス」、セットリストハンターで選ばれた「BRAVE PHOENIX」「天空のカナリア」が日替わりで披露された。


ファイナル公演では、ここでライブ・ビューイング会場と双方向で生中継を行うことに。

つながったのは、水樹の故郷である愛媛県新居浜市にあるTOHOシネマズ新居浜。すると劇場の客席には「奈々ちゃんお誕生日おめでとう」の横断幕が。故郷からのサプライズに「嬉しいー!」と笑顔で話し、「心を一つに、最後まで盛り上がっていきましょう!」と語りかけた。


そしてさらに嬉しいお知らせが。夏に3年ぶりとなる全国ツアーが決定したとのこと。6月23日宮城・セキスイスーパーアリーナを皮切りに、9月1日埼玉・メットライフドームまでとなる。


「最後は思いっきり、みんなと声をあわせていきたいなと思ってます! 最後に歌う曲は12年前この場所で初披露した、そして私にとって作曲という大きな大きな扉を開けたあの曲です」と話し、「SUPER GENERATION」を披露。

「スペシャルな7日間、本当にありがとうございました!」と目一杯の声を会場へと響かせると、BGMで流れる「POWER GATE」をまだまだ元気に口ずさむ姿もみられた。そして何度も感謝を述べ「またみんな会おうねー!」とステージを後にした。

しかし、7日目であり誕生日であるこの日は、このまま終わるはずがなかった。会場からの止まない「もう一回」コールに応え、ステージに戻ってきた水樹。「なんにもやること決めてなかったの」と想定外の事態であることを伝えたが、「スペシャルな7日間で、こんなにみんなから愛あるコールをいただいたら、チーム水樹は黙っちゃいられませんよ!」と話し、客席からは大歓声が。

「やっぱりあの曲をもう一回歌いたいと思っているんですけど」と話し、この日最後に披露されたのは「POWER GATE」。「今日のこの日を一生忘れません!」と、最後の瞬間まで全力全開、笑顔であり続ける水樹のその姿に、会場全体にも笑顔の輪が自然と広がっていた。

「2018年、どこまでも走っていきそうです。こんな爆走する水樹奈々に、どっからでもかかってこーい!」という言葉でこの日は幕を閉じた。

2018年夏のツアーでは、これまでまだライブを行っていない地域やソロライブ177公演目を迎えるライブもありそうとのことで、まだまだ新しい扉を開け続ける日々が続きそうだ。


<SET LIST>
1. Vitalization
2. ROMANCERS' NEO(11日・14日・18日・21日)
UNCHAIN∞WORLD(13日・16日・20日)
3. Sacred Force
4. Poison Lily
5. WAKE UP THE SOULS
6. HOT BLOOD
7. RUSH&DASH!
8. ファンタズム
9. TRY AGAIN(11日、16日)
蒼き光の果て-ULTIMATE MODE-(13日、18日、21日)
光(14日、20日)
10. GLORIA
11. GUILTY(11日、13日、18日、21日)
恋の抑止力-type EXCITER-(14日、16日、20日)
12. Destiny’s Prelude
13. 粋恋
14. <スペシャルゲストコーナー>
  アンビバレンス / スガシカオ×水樹奈々(11日)
  Young Alive! / KOHSHI&KEIGO(FLOW)×水樹奈々(13日)
  VIRGIN CODE / 谷山紀章×水樹奈々(14日)
  エデン / クリス・ハート×水樹奈々(16日)
  Orchestral Fantasia / 武田真治×水樹奈々(18日)
  Synchrogazer / 蒼井翔太×水樹奈々(20日)
  レイジーシンドローム / ヨシダタクミ(phatmans after school)×水樹奈々
15. 深愛(21日のみ)
16. TESTAMENT
17. Rock Ride Riot
18. STARTING NOW!
19. COSMIC LOVE(11日、14日、20日)
DISCOTHEQUE(13日、16日、18日、21日)
20. POWER GATE

【ENCORE】

EN1. ETERNAL BLAZE
EN2. BRAVE PHOENIX(11日、20日)
   禁断のレジスタンス(13日、14日、16日、18日)
   天空のカナリア(21日)
EN3. SUPER GENERATION
WEN. POWER GATE(21日のみ)

【イベント情報】
■宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ公演を皮切りに、全国を駆け巡る夏のライブツアーの開催が決定!
・日程:2018年6月23日(土)【宮城】セキスイハイムスーパーアリーナ~2018年9月1日(土)【埼玉】メットライフドーム
※詳細は、随時公式サイト(#)で発表。


Photo:hajime kamiiisaka

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