「プリパラ」の過去と現在をつないだステージ！ i☆Ris15thシングル「Memorial」リリース記念ミニライブレポート！

声優アイドルユニット「i☆Ris」の15枚目のシングル「Memorial」が2月21日（水）に発売される。そして、その発売を記念したリリースイベントが、1月21日（日）、池袋サンシャインシティ アルパB1噴水広場にて行われた。

噴水広場でのリリイベは9thシングル「ドリームパレード」以来。あのときは憧れの地であったが、今ではみんな落ち着いた表情をしていて、彼女たちの歩んできた2年半の積み重ねが感じられる。

「Memorial」は『アイドルタイムプリパラ』の第4クールのOPテーマになっていて、i☆Risとしては『アイドルタイムプリパラ』初のオープニングとなる。ということもあって、ミニライブでは前作TVアニメ「プリパラ」のOP主題歌と合わせて、計3曲が披露された。

ミニライブ開始前から多くの観客が詰めかけた噴水広場。女性の姿も数多く見られ、ファン層が確実に広がりつつあるような印象だ。そしてi☆Risのメンバーが登場！　大きな歓声で迎えられる。

まず盛り上がる曲といえばこの曲ということで、「Make it!」（「プリパラ」第1クールOPテーマ）から。2018年初のライブということで、メンバー同様、ファンにとっても待ちに待ったライブだったのか、集まった1,500人の観客から大きな声が上がる（と言っても、彼女たちのライブでは、いつも大きな声が上がっているのだが）。メンバーも全力で、笑顔でそれに応えていた。

「プリパラ」の始まりの曲で一気に会場を盛り上げると、恒例の自己紹介へ。「今年戌女なんで…」という芹澤優さんに、「年女！」と即ツッコミが入る一連のやり取りは実にi☆Risらしい。挨拶では元気印の若井友希さん、この日も歌でしっかり引っ張っていっていた。そして、“わんわん王国のお姫様”こと久保田未夢さんは「年女じゃないけど、犬女！」と言って、かわいいポーズを決める。さらに最近i☆Risの衣装を手がけている澁谷梓希さんは、今回の衣装のポイントについて、大人を出したくてレースをふんだんに使ったことと、ヘアアクセサリーに付いている数字は誕生月になっていると解説。それに合わせて客席にしっかりアピールをする山北早紀さんと芹澤さん。このポジションお隣さん同士の関係は、2018年も当然健在だった。

そして新曲「Memorial」について、「ダンスは、メモリアルな振り付けをしてくれたので、間奏に注目してください！　それと歌詞は『Make it』と繋げると楽しめると思います」と語る茜屋日海夏さん。そうして歌われた「Memorial」は、これまでのキラキラした感じがありつつ、ちょっと切なさ成分も入っていて、彼女たちの年齢感にもフィットしたような楽曲。ダンスでは、冒頭が時計の針をチクタクする感じになっていたり、SoLaMi♡SMILEとDressingPafé（「プリパラ」劇中でメンバーが演じたキャラクターによるアイドルユニット）に分かれて、プリチケをパキる名シーンが再現されていたり……。ダンスに歌に、「プリパラ」から「アイドルタイムプリパラ」へ、共に歩んできた軌跡を感じられるような、そんなプリパラ愛にあふれるものだった。

3曲目の「Realize!」（「プリパラ」第3クールOPテーマ）で、さらにガッツリ盛り上げ、ミニライブは終了。まだまだ物足りない！という感じではあったが、4月から全国ライブツアーが開催される。i☆Risというユニットの熱さ、そして面白さ、みんなと盛り上がれる楽しさを感じたい人は、ぜひ近くの会場に足を運んでほしい。そして、そのライブで盛り上がるための必須アイテム、3rdアルバム「WONDERFUL PALETTE」も聴き込んで行くと、さらに楽しめるはずだ。

（取材・文／塚越淳一）