Netflix、プロダクションI.G&ボンズとの業務提携を発表 両社制作のアニメを世界190か国へ配信

動画配信サービスを手がけるNetflixが、日本のアニメプロダクションのプロダクションI.Gおよびボンズとの包括的業務提携を結ぶと発表した。

この提携により、NetflixはプロダクションI.G、ボンズの両社と、それぞれにアニメエピソードを共同で制作。Netflix上で全世界190か国に配信する予定だ。また、プロダクションI.Gの包括的業務提携の中には同社のグループ会社である株式会社ウィットスタジオも含まれており、制作される作品の詳細は追って決定される。

Netflixは、この提携の目的を「日本発のハイクオリティなアニメ作品を制作し、世界190か国のメンバーに届けるアニメのラインナップを強化すること」と説明。 さらに、日本のアニメの制作者・クリエーターにとっては「作品をNetflixのグローバルプラットホーム配信を通じて海外のアニメファンに広く届ける機会を得ることができるようになる」ほか、Netflixのメンバーにとっては「言語や文化の壁を超えて日本発のハイクオリティなアニメ作品を楽しめる」ことになり、Netflixメンバー、アニメの制作に従事するクリエーター、アニメプロダクションにとってwin-win-winの関係がNetflix上で完結するとしている。

業務提携にあたり、プロダクションI.Gの石川光久社長は、「日本発の高品質なコンテンツをNetflixを視聴する世界中の人々に届け、楽しんでいただくことができるのは、アニメに関わる制作者にとって非常に喜ばしいことです。言語問わず楽しんでいただけるようなコンテンツの制作に努めます」と発表。

bonesの南雅彦社長は、「世界中の視聴者に対して作品を発信できる今回の提携は、弊社のクリエーターにとって大きな意味があることだと感じています。今後Netflixといっしょに、国籍や年齢を問わず多くの人に感動を与え、末永く見続けてもらえるよい作品を制作していきたいと思います」とコメントしている。

また、Netflixのグローバルアニメの責任者であるロバート・ロイバイスプレジデントは、「日本のアニメは、独自のビジュアルインパクトやストーリーの深さが世界中のアニメファンから定評があります。今回の提携で、アニメ作品のプロデュースから配信にまで携わらせていただくことを大変嬉しく思います。Netflixが日本のアニメ文化の発展、また国や言語を超えるグローバルな配信に貢献できれば幸いです」としている。

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