全国1千万人のアニメファンの皆様こんにちは。流浪のベーシスト、および、アニメソング・特撮楽曲中心のDJ・出口博之です。新クールのアニメ作品が出揃う頃に、音もなくやってくるコラム「いいから黙ってアニソン聴け!」。昨年の春に登場し、夏、秋と新クールごとにアニメソングを語り続け、年末にはイベントにも登壇した当コラム、なんと2018年も生き残ることができました。本年もひとつよろしくお願いいたします!
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さて、今期は2018年の冬アニメ。全体的な傾向としましては、昨年の秋アニメからの流れからかシリアスというか、骨太な作品が多い印象を受けます。骨太、言い換えると「真摯な作品」とでも言いましょうか。ギャグや日常系の作品もありますが、そういった作品にも非常に堅実な雰囲気を持っていて、ギャグや脱力の中にも真摯な姿勢を感じます。「規格外のバカバカしさ」を放つ作品はあまり見られませんが、毎回求心力のあるバキッとした画や物語を紡ぐ作品が出揃っています。
そして、アニメ作品を取り巻く環境として押さえておかなければならないのがネット配信について。今期、特に注目を集めたのがNetflixオリジナルアニメ「DEVILMAN crybaby」ではないでしょうか。ネット独占配信であることが可能にした「タブーを超えた映像化」は、アニメ作品全体の、本当の意味での多様化を指し示した感があり、これまでにはない方法論で作られる新しいジャンルのアニメ作品や、エロ、グロなど地上波では難しい表現が作品の本質を語る上で外せない作品(「DEVILMAN crybaby」はこのパターン)が作られる可能性が広がったと言えるでしょう。
そういったことから、例年よりも新規作品が目立った冬アニメのアニメソングはいったいどんな楽曲が揃っているのか。
それでは、「いいから黙ってアニソン聴け!in 2018冬」、ワタクシ出口が選んだ10曲がこちら!
・伊藤潤二「コレクション」
ED「互いの宇宙/JYOCHO」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
OP「Sincerely/TRUE」
・剣王朝
ED「いばらの灯々/原由実」
・刻刻
OP「Flashback/MIYAVI vs KenKen」
たくのみ。
ED「ストイックにデトックス/ましのみ」
・DEVILMAN crybaby
第9話ED「今夜だけ/卓球と旅人」
・博多豚骨ラーメンズ
ED「DIRTY BULLET/TRI4TH」
・ポプテピピック
ED「POPPY PAPPY DAY/ポプ子(CV.赤羽根健治)ピピ美(CV.武内駿輔)」
・三ツ星カラーズ
OP「カラーズぱわーにおまかせろ!/カラーズ☆スラッシュ」
・ゆるキャン△
OP「SHINY DAYS/亜咲花」
2018年冬アニメからはこちらの10曲!みんな聴いてみてね!さようなら!
というワケにはいかないので、解説入ります。