ワルキューレが約1年ぶりに横アリに帰ってきた!「ワルキューレは裏切らない」at 横浜アリーナのレポートが到着!!

2月25日、横浜アリーナにて、「SANKYO presents 『マクロスΔ』戦術音楽ユニット”ワルキューレ” 3rd LIVE 『ワルキューレは裏切らない』 at 横浜アリーナ」が開催された。レポートが到着したので紹介する。


「マクロスΔ(デルタ)」は、変形ロボット・歌・三角関係を軸にした「マクロス」シリーズの最新作で、2016年4月より放送されたTVアニメ。前作「マクロスF」から8年後、辺境の惑星を舞台に、「風の王国」の空中騎士団5人と戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の歌姫5人の共同作戦や恋模様を描く。総監督は河森正治さん、監督は安田賢司さん、シリーズ構成・脚本は根元歳三さん、キャラクター原案は実田千聖さん(CAPCOM)、キャラクターデザインはまじろさんと進藤優さん、アニメーション制作はサテライト。2018年2月9日から「劇場版マクロス Δ 激情のワルキューレ」が公開されている。
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ニューシングル「ワルキューレは裏切らない」をリリースした「マクロスΔ」の戦術音楽ユニット”ワルキューレ”が、2月25日、横浜アリーナにて、「SANKYO presents 『マクロスΔ』戦術音楽ユニット”ワルキューレ” 3rd LIVE 『ワルキューレは裏切らない』 at 横浜アリーナ」を開催した。オフィシャルレポートが到着したので紹介する。

【オフィシャルレポート】※敬称略


2018年2月9日から公開されている『劇場版マクロス Δ 激情のワルキューレ』、そしてニューシングル「ワルキューレは裏切らない」のリリースを経て、約1年ぶりに横浜アリーナのステージにワルキューレ(美雲ΔJUNNA、フレイアΔ鈴木みのり、カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東山奈央、マキナΔ西田望見)が帰ってきた。しかも2ndライブと同じく2DAYSでの開催。最終日となる25日は、日本各地・香港・台湾・韓国の映画館でライブビューイングも行われた。

会場の横浜アリーナには、立ち見も含めて多くのファンが詰めかけ、ライブの開始を待っている。ウィンダミア王国のハインツ王子の風の歌が響き渡ると、横浜でのヴァール発生危険率が上昇。それを沈静化させるべく戦術音楽ユニット・ワルキューレがステージに降り立った。ワルキューレのメンバーがバルキリーに乗り込むカッコいい新規オープニング映像が巨大スクリーンに映し出されると、会場のボルテージが上昇。“Welcome to Walkure World”というハーモニーから5人のシルエットがステージに現れ「恋!ハレイション THE WAR」を歌い始めると、大きな歓声と“デカルチャー”の大合唱が巻き起こる。その熱狂のまま、軽快な自己紹介ナンバー「ようこそ!ワルキューレ・ワールドへ」で、会場はさらなる一体感に包まれた。


最初のMCで、ワルキューレの2017年の活動を振り返ったあとは幻惑的な新曲「チェンジ!!!!!」へ。主メロを歌っていたかと思えば、いつの間にかコーラスに変わっているという目まぐるしいボーカルワークの歌を、これまた目まぐるしくフォーメーションが変わるダンスをしながら歌う。しかも振り付けは劇場版での迫力のライブシーンを再現しているというのだから圧巻だ。5人が最高のパフォーマンスを繰り広げたあとは「Absolute 5」へ。この曲にある“ひとりでも欠けたら 意味を失ってしまうから”という歌詞が、ここまで走り続けてきた5人の想いや絆を表していると言えるだろう。


ステージの後ろ一面に星空が広がり、まるで宇宙にいるかのような雰囲気の中で歌われた「風は予告なく吹く」では、フレイアΔ鈴木みのりと美雲ΔJUNNAが魂を震わす歌声を響かせる。そして6曲目「NEO STREAM」の途中からは5人それぞれが移動用マルチドローン(=トロッコ)に乗り込み客席を自由に行き来すると、「LOVE! THUNDER GLOW」では美雲とフレイアが、「ジリティック?BEGINNER」ではレイナとマキナが観客の近くまで行って歌を届ける。

ライブ中盤、大きな花火の爆発音と共に、カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東山奈央、マキナΔ西田望見の3人が「涙目爆発音」を熱唱すると、今度はペンライトで作り上げた雪が降りしきる中、「God Bless You」をフレイアΔ鈴木みのりが歌う。平均寿命が30年というウィンダミア人であるフレイアのことを思うととても切ない歌詞なのだが、誰かを愛せる幸せを噛みしめるように優しい表情で歌っていたのが印象的だった。

再び移動用マルチドローンで会場狭しと移動して熱唱した「Walkure Attack!」のあとは、「AXIA~ダイスキでダイキライ~」をカナメΔ安野希世乃が歌う。バックのスクリーンで流れたΔ小隊のエースパイロット・メッサーと、ウィンダミアの“白騎士”・キースとの一騎打ちの名シーンは、アニメ映像とのシンクロが、より大きな興奮を生む。そして「GIRAFFE BLUES」は殉職したメッサーに、フレイア、美雲、最後にカナメが追悼の歌を捧げる。物語とのリンク感を大事にしたワルキューレらしいライブ演出だった。

ムーディーな「愛・おぼえていますか」のインスト演奏のあと、衣装チェンジをしてからの後半は、さらに大きな仕掛けが待ち構えていた。「ワルキューレがとまらない」を歌っていると、突如ステージが動き出す。メンバーがパフォーマンスをしたまま、そのステージは、観客席のはるか上空を移動していく。空間を立体的に使った演出はマクロスシリーズならでは。マクロス作品の劇中で繰り広げられるライブは、観客が上空を見上げて熱狂しているシーンが非常に多い。それが現実でも再現されるという驚き。会場の後方まで到達したステージ上で歌われたのは美雲だけでなく、フレイアが2コーラス目のメインを取る「いけないボーダーライン~Album Ver.~」。そして、会場のど真ん中でパフォーマンスした「一度だけの恋なら」、圧倒的な5人のハーモニーが光る「絶対零度θノヴァティック」。「破滅の純情」では、ステージの真下にいる観客に手を振るなど余裕すら感じられた。

会場を熱狂させる歌の力を見せつけたのあとは、新曲を2曲続けて披露。「Absolute 5」の作詞・作曲コンビが作った「ワルキューレは裏切らない」は、強烈なインパクトを誇る1曲。ワルキューレがなぜ歌でヴァールを沈静化できるのか、なぜこんなにもファンを熱狂させるのか。それはファンやメンバーの信じる気持ちに応えて歌い続けてきたからだと感じた。そんなワルキューレの新たなパワーナンバーを叩きつけると、続くは劇場版でもエンディングを飾った「Dancin’ in the Moonlight」。美しいハーモニーあり、ラップあり、複雑なボーラスワークありの賑やかなダンスナンバー。思えばライブのスタートからメンバーが笑顔で楽しんでいる姿が印象的だった。深まった5人の絆、そしてそれぞれの成長がそうさせたのだろう。それだけに、この曲でライブを笑顔で締めくくることが、今のワルキューレらしく感じた。

アンコールでは両日共にゲストが登場! 1日目はシェリル・ノーム starring May'nが「ダイアモンド クレバス」を美雲ΔJUNNAと一緒に、さらに「僕らの戦場」をワルキューレと共に歌い、会場を興奮の坩堝に巻き込んだが、2日目はランカ・リー=中島愛が登場。「星間飛行」をフレイアΔ鈴木みのりと歌うと、もう1曲「アナタノオト」をソロで披露、さらにワルキューレの5人と「不確定性☆COSMIC MOVEMENT」をコラボ。時空を超えた奇跡の共演に、観客も酔いしれた。

ダブルアンコールでは、メンバーがワルキューレへの思い、このライブへの思い、そしてファンへの感謝の気持ちを言葉にして届けると、最後はムービングステージ&トロッコを総動員しながら、お馴染みの「ルンがピカッと光ったら」で、横浜アリーナを突き抜けて銀河に届くほどの大合唱が響かせ、みんなで「ゴリゴリアタック!」と言って、最高に楽しい3rdライブを締めくくった。

「2ndライブがすごく良かったので、それを越えられるのかドキドキでした。でも、(2ndより)もっといいライブができたんじゃないかと思います。TVシリーズでは少しだけ心残りがあったマキナに、劇場版でもう一度命を吹き込むことができて、今度は、本当にマキナになれたんじゃないかと思います。私にまたマキナを演じさせてくれたのは、みなさんの応援のおかげです。もう一度わがままを言うなら、またワルキューレでライブがしたいです。これからもマクロスシリーズの応援をよろしくお願いします!」(西田望見)

「メンバーのみんなに本当に感謝しています。最後のリハで、JUNNAちゃんが果てるまで歌いますと言っていたのに心を動かされて、私は果てるまで動こう!と思って、足が子鹿になるまで踊ったつもりです。劇場版を見て、キャラクターも私たちもユニットとして真の意味で一つになれたからこそ、これからワルキューレ・ワールドは始まっていくんだなと思いました。チームとしても個人としても成長して、また皆さんにお会いしたい気持ちでいっぱいです! また会える日を信じて、その日まで応援よろしくお願いします」(東山奈央)

「この場所に戻ってこれるなんて想像してなかったので、ライブをすると聞いたときは本当に嬉しかったです。プレッシャーもあったけど、それ以上に楽しみのほうが大きかったので、2日間無事にやって来れて良かったと思っています。このライブの目標が、『ワルキューレは裏切らない』の歌詞にあるように“果てるまで”歌うことでした。それが届けられていたらと思います。劇場版の美雲を見て、歌を歌う意味を教えられたと感じました。この5人だったからこそ最高のワルキューレでいられたと思います。これからもこの声が果てるまで、美雲として歌い続けたいと思います」(JUNNA)

「人生でこんなに楽しいことってあるんだってくらい、幸せで楽しかったです。去年の横アリは、これでワルキューレが止まってしまうんじゃないかと思ってやっていました。でも劇場版があって、ここに戻ってくることができて、本当にフレイアの言う通り“飛べば飛べる、やればできる”だなって。フレイアの言うことは本当なんだなって。自分で言うのも何ですが、ワルキューレはフレイアの言葉を証明したんじゃないかと思います。私はフレイアの気持ちと共にあり続けます。どこまでもフレイアと共に歌い続けます。もう一度ここに立たせてくれて、本当に本当にありがとうございます」(鈴木みのり)


「劇場版を見たときに、『マクロスΔ』はマクロスシリーズの歴史に名前を連ねることができたと実感することができました。私たちと一緒に、ワルキューレと『マクロスΔ』と一緒にデルタの世代を走ってくださってありがとうございます! この5人のワルキューレで、ワルキューレの歌を歌うことが本当に好きなんだと思いました。歌は命そのものだから、またステージの上で皆さんにお会いできたらと思います。その日まで応援よろしくいたします!」(安野希世乃)



【2月25日(日)セットリスト】

01. 恋!ハレイションTHE WAR
02. ようこそ!ワルキューレ・ワールドへ
03. チェンジ!!!!!
04. Absolute5
05. 風は予告なく吹く
06. NEO STREAM
07. LOVE! THUNDER GLOW
08. ジリティック・BEGINNER (“・”は、ハートマーク)
09. 涙目爆発音
10. God Bless You
11. Walkure Attack!
12. AXIA~ダイスキでダイキライ~
13. GIRAFFE BLUES
14. 愛・おぼえていますか(Instrumental)
15. ワルキューレがとまらない
16. いけないボーダーライン~Album ver.~
17. 一度だけの恋なら
18. 絶対零度θノヴァティック
19. 破滅の純情
20. ワルキューレは裏切らない
21. Dancin’ in the Moonlight

-encore-
22.星間飛行
23.アナタノオト
24.不確定性☆COSMIC MOVEMENT
25.ルンがピカッと光ったら


【作品情報】
■劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ
・公開日:公開中(2018年2月9日(金)公開)
・公開劇場一覧:#

(C) 2017 ビックウエスト/劇場版マクロスデルタ製作委員会

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