カラフルな6曲を収録したミニアルバムで、声優・立花理香がソロデビュー!

「アイドルマスター シンデレラガールズ」の小早川紗枝役をはじめ、アニメ・ゲームに多数出演している声優・立花理香が、アーティストとしてデビューを果たす。そのデビュー作は、6曲入りのミニアルバム。最初からボリュームたっぷりで、彼女の多彩さを示す作品になった。タイトルの「Flora(フローラ)」は、ローマ神話に登場する花の女神のこと。その名の通り、「花」がコンセプトの1枚になっているという。


ミニアルバム「Flora」の収録曲は、いろいろなお花がモチーフになっています


──ソロデビューを果たした、今の心境を教えていただけますか?

立花 自分がアーティストとしてソロデビューするという考えは持ってなかったので、「デビューしてみませんか?」とお話をいただいた時、びっくりしました。とてもありがたいお話で、挑戦してみたい! と思いました。

──しかもデビュー作は6曲入りのミニアルバムです。

立花 ミニアルバムの企画はスタッフさんが提案してくださったんですけど、「そんなに贅沢なことをさせていただいていいんでしょうか?」と、もう一度驚いてしまいました(笑)。もちろん、すごくうれしくて、立花理香のいろいろな面を一気に感じていただけるデビュー作にしたいと思いました。

──それぞれに曲調が違って、色彩豊かな6曲が集まっていると感じました。

立花 収録曲には、「私、これ好きです」と選ばせていただいた曲もあれば、スタッフさんにオススメしていただいた曲もあります。最初は、6曲もレコーディングするのは大変だなと思っていたんですけど、終盤には「もうレコーディング終わっちゃうんだ」と残念に思うくらい、楽しんで歌わせていただきました。

──アルバムタイトルの「Flora」には、どのような思いをこめたのでしょうか?

立花 「Flora」は「花の女神」という意味の言葉です。ミニアルバムのリリースが決まった時、「お花をコンセプトにした1枚にしたいです」と私から提案させていただいたんです。曲にはそれぞれにモチーフとなるお花があって、花言葉をイメージして作っていただいているんですね。なので、「Flora」というタイトルがぴったりかなと思って、付けさせていただきました。

──1曲目の「REALISTIC」はかっこいい曲で、ソロデビューの決意を歌っているように感じました。

立花 はい、その通りです! 「今が勝負時なんでしょう」とか「踏み出せ REALISTIC」とか、前に進む気持ちをストレートに表現した曲になりました。とても力強い歌詞で、自分で自分を鼓舞するようなところがあるんじゃないかと思っています。それに、大人になった今だからこそ歌える曲という印象もあって、歌詞はところどころが生々しいんですよね。「涙の苦さはもう知ってる」とか、「今まで何があったの?」と思うような部分もあって(笑)。

──いろいろな経験をして今に至ったということが表現されていますよね。

立花 苦い経験も糧にして前に進むというのが、この曲のかっこよさだと思います。タイトルの「REALISTIC」は「現実的」という意味で、現実を見据えながら、夢をいだいているというのもまた、大人っぽいですよね。私の内面を見事に言葉していただいた曲で、ソロ活動のスタートにこの曲を歌えるのは本当にうれしかったです。これからずっと大事にしていきたい曲になりました。


──2曲目の「Flaming Rose」もかっこいい曲です。

立花 「REALISTIC」が硬質なかっこよさだとしたら、「Flaming Rose」は女性的なかっこよさです。メイクもばっちり決めて高いヒールを履いて、颯爽と街を歩くお姉さんというイメージですね。この曲は私自身のキャラクターとはちょっと違っていたので、キャラソンのような感覚で、歌詞の主人公を思い浮かべながら歌いました。

──3曲目の「赤いアネモネ」はいかがでしたか?

立花 これも大人っぽい恋の歌で、レコーディングはめっちゃ楽しかったです。「HugもKissも 欲しくはない」という部分とか、「フゥー」と思って(笑)。この曲の主人公も、いったいどんな体験をしてきたんでしょうね。「大人ぶっておるけど意外とピュアな子なのかな?」とか、「悪い男に捕まってないといいけど」とか、いろいろなストーリーを想像しながら歌いました。切なく苦しい想いを胸にいだいていると、女性って色香が漂うと思うんです。ボーカルでも、そういう雰囲気を出したいと思いました。

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